わいせつ教員の闇 の商品レビュー

読売新聞取材班(著者)

2024/06/14

なんだかなぁ。異論はあるかも知れないが、「わいせつ行為によって懲戒免職となった教員を、復帰できるようにする」なんていう措置は不要だと思えて仕方がない。本書では、更生への道を閉ざす可能性があるというが、悪いが、わざわざ同じ教職で復帰する必要はなく、別の道で更生すれば良いではないか。

教室が、王国のようになるらしい。物や機会を提供して次第に操るグルーミング行為(手懐け行為)や、先生のご機嫌取り、先生は絶対！という無邪気な子供を手名付ける。王様のいう事は絶対！というのと変わらない。そこで、勘違いをして犯罪に走る人間がかわいそう、などという惻隠の余地は無いような気がするが。

私立は教員の不祥事が生徒募集に直結するため、穏便に処理されるケースが多い。私立学校の3年間での懲戒解雇教員は37人、それに対して公立学校は637人という問題も示される。

これも異論があるかも知れないが、学校にも「防犯カメラ」が必要。防犯カメラがある事で常時監視をしていなくても、意識する事で規律が向上する。問題無く日常を生きている者には、カメラの存在は、何ら弊害が無いものである。完ぺきではないが、今よりマシという観点で言えば、虐め行為にだって少しは役立つのではないだろうか。冤罪を防ぐという自衛においても重要な気はするが。

2022/09/24

さくっと読めた。法律を作るうえでの流れは面白かった。わいせつ教員を排除する！により過ぎていた感あった。

2022/08/21

https://www.chuko.co.jp/laclef/2022/06/150767.html

2022/07/17

第１章　見えない被害
密室で行われた反抗
証拠がない
PTSDの診断
コロナ禍の犯行
弁護士になった被害少女
20年間、誰にも言えず
第２章　独自の集計
被害の実際は
悪用されるSNS
放課後の施設での実体
第３章　卑劣な手口
処分歴を隠す教員
学校の視覚
障害児を狙う犯行
第４章　教育委員会
不掲載という問題
通報できない
自主退職という実情
第５章　新法成立
議員立法へ
新法以外の試み
第６章　被害を防ぐには
日本版DBS制度
文科省の動き
法制審でも審議へ

2022/06/07

ＳＮＳ、空き教室、隠れた「処分歴」……。見過ごされてきた、教員から教え子へのわいせつ事案の実態と知られざる現状を徹底取材。