推しの肌が荒れた の商品レビュー
短編集。トーンを使わない細かい線のタッチによる作画とテーマの生々しさとか、素朴な画風と日常が中心のストーリーとか、全体のまとまりと調和が良かった。
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「裸のマオ」 悲しい終わりだなと思うが、あそこから先に進んではいけないよなあとも思う。秘密がバレてから、先生はどんな気持ちだったんだろう。 「あつい皮膚」 何故かは言語化できないがこの話が一番好き。読み終えてから改めて扉絵を見るとかなり顔が土気色だったし、閉館してからずっと座っているのも服がもういらないのもそういうことなんだね。 「推しの肌が荒れた」 この話を読んだのが単行本を買ったきっかけ。土器んちゃんのことが嫌いでありつつも、自分をしっかり見ていることが分かっており、大切に思っている真鈴さんは格好良いなと思う。
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