ほメガネの村 の商品レビュー

原邦雄(文),まるもち(絵)

2023/08/13

珍しいタイトルに惹かれて読んで見たが、自分には難しいようだった。
自分を育ててくれた神父が今際の際に渡してくれた「お前を幸せにする、まほうのメガネ」だが、手の力が抜けて、渡す途中で力尽きて落としてガラスが割れてしまう。「まほうのメガネ」で「ほメガネ」のようだが、読み進めて行くと「褒めガネ」の方だった。このメガネでイジメたり、パワハラする人が次々と改心し、真人間になって行く。純粋な心が薄れた自分には、この心変りの急変さに落ち着かない気分になる。