マークの本 の商品レビュー
マーク制作は常に、組織や集団の存在意義を明確にしながらアイデアを模索する作業が肝要です。 迷彩化しないデザイン
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いくつも見たことのあるマークが、 製作の裏話と共に紹介されていておもしろかった。 時々動画の解説もあるので、20度回転とかわかりやすいです。
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水戸岡さんの本もそうだけど、佐藤卓さんの本も、「本質を突き詰めていく」姿勢を強く感じる。 特に、今回は、平面なので、形と色と文字しか使えない。それなのに雄弁にデザインが語り出す。 全てが理詰めではなく、適度に緩急が効いている。
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有名なロッテキシリトールやエリエールなどのロゴから意外なロゴまで、半分くらい知っていた。見開き完結でデザインの意図がわかる。 A&Fというアウトドア製品の商社のロゴは変わってから気になっていたが、著者のデザインとのこと。レトロな神戸コロッケなど、幅広い。 デザインあ、...
有名なロッテキシリトールやエリエールなどのロゴから意外なロゴまで、半分くらい知っていた。見開き完結でデザインの意図がわかる。 A&Fというアウトドア製品の商社のロゴは変わってから気になっていたが、著者のデザインとのこと。レトロな神戸コロッケなど、幅広い。 デザインあ、島村楽器など、挙げれば切りがないが、黒龍など以前のロゴを直線から少し反らすなど、オリジナルを尊重しつつ微妙に変えることは、非常に難しいのではないかと感じた。
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それぞれのマークのコンセプトや完成までの過程が簡潔にまとめられていて読みやすかった。あとがきを読むと、クライアントと共にコミュニケーションを取りながら作り上げることの意義や楽しさについて書かれていて、効率だけではない仕事の原点を見れた気がしました。
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みんなが見たことがあるロゴとそれが作られた経緯が見開きでたくさん掲載されている。 佐藤さんの仕事の仕方とかは書かれていない。
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〇シンボルマークはクライアントの自社への思いを凝縮したもの ストーリーがある 何気なく見ていたマークにこめられたもの、デザイナーが切り取ったものを感じとれるようになりたい ◎はじめに シンボルマークはグラフィックデザインの中核にあたると思っている AI が台頭しているいま、あえて人間がマークを作ることに見出される意味は何なのだろうか 著者の携わった仕事を振り返りながら、自問し、読者が考えるきっかけになれば幸いである 気になった・気に入ったマーク ・国立国会図書館 ←もちろんモチーフがわかりましたとも! ・キッズデザイン賞 ←安全を反対のイメージで ・ロッテクールミントガム ←明日、買って確認しよう ・光村図書出版 ←風車!深い。「風車の歌」 ・山種美術館 ←お洒落だ ・美術出版社 ←これは試したい ・脳活総研 ←プルプルしたい ・P . G . C . D . JAPAN ←富士山本を読んだばかりなので! ・平凡社 ←知の上の知 ・山川出版社 ←山に焦点をあてる ・太陽の塔 ←地元。カッコイイ ・ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント ←ダイヤモンドのパターンを円でトリミング ・百黙 ←自信 ・トイレのマーク ←ジェンダーレス時代。著作権フリー ・デザインあ展 ←シンプル ・NHK エデュケーショナル ←卵の黄身 ・木の屋石巻水産 ←復興へのお手伝い ・ブルーブックス ←ブックカフェ。本と四分休符 ・骨展 ←コツコツって、音が聞こえてきそう ・真穴みかん ←フリガナが、漢字に ◎あとがき クライアントへのプレゼンテーションには、三案から10案のコンセプトの違うデザインを提案する マークデザインの仕事は間を適切につなぐこと 考え方の違う案が会話を生む マークという英語の意味 印・痕跡・記号・商標 …のほか、汚点、傷痕の意味もある
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佐藤卓さんが手がけた美しいマーク(ロゴ)集です。 「明治おいしい牛乳」の見方が変わります。 一見矛盾するようなコンセプトを表現するために、配色やフォントなどをこだわりを持って微調整する美しさに感動します。
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他業界の話だし、文量からも図書館で借りるくらいが自分にとってはちょうど良かったかも。購入したけど見返す機会はあまりなさそう。 書き出しは、AIがマークを作れるようになった時代にあえて人間がマークを作る意味を自問しつつ、自分の作品を振り返りたい……というような内容。 その答えは...
他業界の話だし、文量からも図書館で借りるくらいが自分にとってはちょうど良かったかも。購入したけど見返す機会はあまりなさそう。 書き出しは、AIがマークを作れるようになった時代にあえて人間がマークを作る意味を自問しつつ、自分の作品を振り返りたい……というような内容。 その答えは、「人間はマークに意味を持たせられる」なのかな。とはいえ、紹介されているマークの中には意味が後付けのものも結構あった(笑) 今の時代は動画やサイトで動きをつけやすいマークの需要が高いらしい。なるほど。ただ、動きのあるマークについてはQRコードでアクセスできるようになってたけど、スマホでアクセスしたら真っ白で何も表示されなかった。 ただの明朝体に見えるロゴや、ただの三角形に見えるロゴは、これで依頼主は納得してるのかな?三角形に込めた意味が色々と書いてあったけと、デザインに詳しくない自分は、物はいいようだなと思った。 もちろん面白いアイデアや、なるほどと思うマークもあった。
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いつもなにげなく目にしているマークの裏側の物語。マークってコミュニケーションなんだと強く感じました。ひとつ目はマークはそのマークに関わりある人々とのコミュニケーションなんだということ。著者は買ってくれる人だけでなく商品やサービスを作っている人がモノというレベルだけでなくモノを通し...
いつもなにげなく目にしているマークの裏側の物語。マークってコミュニケーションなんだと強く感じました。ひとつ目はマークはそのマークに関わりある人々とのコミュニケーションなんだということ。著者は買ってくれる人だけでなく商品やサービスを作っている人がモノというレベルだけでなくモノを通したコミュニケーションを共有する仕組みと考えています。だからそれぞれにパッと見た目だけではない物語が仕組まれています。いわば語りたくなるマーク。ふたつ目はマークを作るということはクライアントとデザイナーのコミュニケーションなんだということ。最初の提案の本数とか答えを持っていくのではなくクライアントがマークつくりの参加する仕組みを考えているのが特徴的です。一個一個の案件だけでなく「あとがき」でもそこへのこだわりが書かれています。みっつ目は偶然とか時間とかコントロールされないものとのコミュニケーションをデザインに取り込む姿勢。計算通り、じゃなくてこんな感じになってしまいました、という状態をうまく形にしています。変わり続けるマークというコンセプトもいっぱいです。よっつ目が企業、商品、サービスが持っている資産とのコミュニケーション。デザイナーはポテンシャルの発掘者である、と感じました。著者の仕事のシンプルさと多様性があふれる本でした。この本を読んで思ったのは日本にはまだまだいろんな企業があっていろんなプロジェクトがあるんだな、ということ。地方にあって、歴史もあって、実力もあって、世に知られていない会社がいっぱいあることにワクワクしました。
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