1,800円以上の注文で送料無料

あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない の商品レビュー

4.5

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/09/04

序章:「数々の欠点があったにせよ、社会主義が資本主義のバランスをとる存在だったことを忘れてはいけません。」 何かに対して意見を(公式に・公に)言おうとしたり、書こうとするときに、なんとなく「自分にそれを言う(書く)権利というか、知識があるのか、そんな立場なのか」と感じて躊躇して...

序章:「数々の欠点があったにせよ、社会主義が資本主義のバランスをとる存在だったことを忘れてはいけません。」 何かに対して意見を(公式に・公に)言おうとしたり、書こうとするときに、なんとなく「自分にそれを言う(書く)権利というか、知識があるのか、そんな立場なのか」と感じて躊躇して結局口を閉ざしがち。 これが著者が本書で紹介している「認識論的デプラットフォーム」なんだな。 そんなこと気にしないで、自分が生きている日常の中で得た経験から感じたことや考えたことを口にすること、それがささやかにでも社会をかえたり、同じように違和感を感じている人を勇気づけたり、ちょっと何かをかえることにつながるのかもしれない。 誰だって、人から批判されたり批評されたり文句をつけられたりしたくない、のはしたくないんだけれど。そうされた時にだって私はこう思うんだものと言い返したり、傷ついて黙って立ち去るのではなく、前向きに沈黙を守り踏みとどまることでも違う考えの人を許容するきっかけになるのかもしらん。

Posted byブクログ

2022/08/11

少し冗長的だが、性を経済学的からみたアプローチや、参政による政治的影響がわかりやすかった。良い意味で内容はちょっと古い感はある。怖いもの見たさであえて社会主義の本を読んだが、私にとっては新鮮だった。ただ物事はイチゼロではなく濃淡があるものなので、どちらが良いと言う意見に対しては懐...

少し冗長的だが、性を経済学的からみたアプローチや、参政による政治的影響がわかりやすかった。良い意味で内容はちょっと古い感はある。怖いもの見たさであえて社会主義の本を読んだが、私にとっては新鮮だった。ただ物事はイチゼロではなく濃淡があるものなので、どちらが良いと言う意見に対しては懐疑的。

Posted byブクログ

2022/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

競争主義である資本主義社会では、女性は性を商品化しなければならないことがある。社会主義下では、女性が経済的に安定しているため男性に依存しなくてもよく、性の交換価値を失うため、男女が敬意を持って大事な人と分かち合える。なるほど・・・。 考えたことのない視点から資本主義と社会主義について論じられているため、興味深く読むことができました。

Posted byブクログ

2022/07/04

序章 あなたが苦しいのは資本主義のせいかもしれない エレナ・ラガディノヴァ ワレンチナ・テレシコワ 第1章 女性は男性に似ていて、より安く使えるもの?―仕事について クララ・ツェトキン リリー・ブラウン 第2章 出産する人はなぜ罰を受けるのか―子育てについて フローラ・トリスタン...

序章 あなたが苦しいのは資本主義のせいかもしれない エレナ・ラガディノヴァ ワレンチナ・テレシコワ 第1章 女性は男性に似ていて、より安く使えるもの?―仕事について クララ・ツェトキン リリー・ブラウン 第2章 出産する人はなぜ罰を受けるのか―子育てについて フローラ・トリスタン 第3章 パンツスーツでは解決しない―リーダーについて アレクサンドラ・コロンタイ 第4章 ベッドの中の資本主義―セックスについて・その1 イネッサ・アルマンド 第5章 誰でも必要に応じて受けとれる社会―セックスについて・その2 ローザ・ルクセンブルク 第6章 バリケードから投票箱へ―社会参加について アウグスト・ベーベル ナジェジダ・クルプスカヤ

Posted byブクログ

2022/06/29

知らないことがいっぱい書いてあった…興味深い。会社の人に薦められて読んでよかった! セックスと女性の権利と資本主義、社会主義について。

Posted byブクログ

2022/06/27

銀行預金を一斉に引き出せば、どんな銀行預金も潰れる。ユーザーがいなくなればFacebookやAmazonだって潰れる。 これが現実。

Posted byブクログ

2022/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

19世紀ー20生活における社会主義ー資本主義の転換に伴う女性の経済的自立性、出産、病気に対するセーフティネットの状況が女性の恋愛観にも大きな影響を与えたという内容。 セックスから資本主義/社会主義を語る切り口が斬新。 社会主義で男女平等な時代では性交渉に対して女性の自立性は自然と担保されていたし、離婚したからといって失業や生活に不安を感じる事は無かった。 ところが、米国式の資本主義社会が流入すると、男女の社会ロールは分断され、女性は生活に対して男性に依存する必要性が生じた。 1990年の東ドイツの女性は性交渉において男性よりも優位に立っており、西ドイツの男性が自分の富を見せてもなびかない女性を口説くのに苦慮した。 社会主義が崩壊した東ヨーロッパでは、女性の貧困度は更に進み、資本主義における交換財としての女性の性交渉が価値を強めるようになった。 女性が女性の性に厳しいのは軽く見られる事で、女性のセックス資産価値が毀損されると感じるから。 という視点は日本では聴く事が無く、なるほどと感じた。

Posted byブクログ

2022/06/03

ガチ社会主義者。民主社会主義国は女性にとっての理想国である。ソ連やルーマニアは実際はどうだったんですか、みたいな話が読みたいけど、なんかアメリカに比べればそんな悪くないです、っていう感じ。

Posted byブクログ