音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む の商品レビュー
人が解明したいという欲求は、様々な学問を生んでいる。どのようにして発音し、その発音の成り立ちからどのような言葉が生まれるのか。その不思議に気づき、解明することを目指している人がいることがいることを知らなかったが知れて良かったと言葉に出したい
Posted by
ポケモンの名前に関する研究で有名な方の本。育児は全く知らない世界だが、実体験にもとづくあれやこれやはいちいち腑に落ちた。言い間違いの入れ替え法則から見る、子供の音素のとらえ方などは本当におもしろい。大人になってからの「文字」による認識強制力のなんと強いことか。
Posted by
言語学の末端学徒として学部4年間を過ごし院進も考えた身だが、音声学は大学の授業で少しだけ齧り「暗記」に躓いて以降食わず嫌いをしていたのでハッ……!両唇音……!硬口蓋摩擦音……!と当時のトラウマが蘇ったが、そのトラウマを丸ごと塗り替えるくらい本当に面白かった。図書館で借りた本だが急...
言語学の末端学徒として学部4年間を過ごし院進も考えた身だが、音声学は大学の授業で少しだけ齧り「暗記」に躓いて以降食わず嫌いをしていたのでハッ……!両唇音……!硬口蓋摩擦音……!と当時のトラウマが蘇ったが、そのトラウマを丸ごと塗り替えるくらい本当に面白かった。図書館で借りた本だが急いで購入しようと思う。 子供は「後ろの音」を重視するという箇所を読みながら、幼少期の私は「アンパンマン」を「マン」、「ドラえもん」は「もん」と呼んでいたという話を思い出した。「ソラオ」は「トトト」だったらしいが、調音点が同じ[s]が[t]になり(サ行を全てタ行で発音する子供だったのでそれはそうだろう)、同じく調音点が同じ[r]も[t]になり、最初と最後の母音[o]につられるかたちで真ん中の[a]が[o]に変わったということだろうか。 いや本当に、子供を産む前にこの本を読んで良かった。購入して再読したい。
Posted by
ゆる言語学ラジオとNHKのSWITCHインタビューで喋る/動く川原先生を見たことがあったので顔を思い浮かべながら読んだ。とても良かった。内容も良かったし、全体に愛があふれていて良かった。 子供が生まれたばかりの時、夫と最初に発する言葉はなんだろうねって言ってて、口を閉じない音のが...
ゆる言語学ラジオとNHKのSWITCHインタビューで喋る/動く川原先生を見たことがあったので顔を思い浮かべながら読んだ。とても良かった。内容も良かったし、全体に愛があふれていて良かった。 子供が生まれたばかりの時、夫と最初に発する言葉はなんだろうねって言ってて、口を閉じない音のが出しやすいのかなって言ってたけどそうではなかったね。
Posted by
2025.12.25市立図書館 前々からそのうち読みたいと思っていた本が図書館の言語学本フェアのコーナーに並んでいたので思わず借りた。冬休みだし⋯ 音声学者と同じ言語学者の夫婦が幼い娘二人を育てながら観察した言語発達にかかわるさまざまな例を引きながら音と言葉の世界を楽しく紹介す...
2025.12.25市立図書館 前々からそのうち読みたいと思っていた本が図書館の言語学本フェアのコーナーに並んでいたので思わず借りた。冬休みだし⋯ 音声学者と同じ言語学者の夫婦が幼い娘二人を育てながら観察した言語発達にかかわるさまざまな例を引きながら音と言葉の世界を楽しく紹介する本。読んでいけば音声学と音韻論、そして言語習得の基礎的な知識やトピックはだいたい理解できるようになる。こどもの舌足らずの発音や言い間違い活用の間違いもかならずしもデタラメではなく、大人と共通した必然的なものもある、というのがやはり興味深い。こどもの言い間違いをあえて直さないという方針もわかるなあとおもった。 言語学徒が親になればだれもが通る道であるが、研究成果を学会などで発表できるぐらいの内容にしっかり仕上げるというのはできるようでなかなかできない(著者も一人目はそれどころではなく、記録を取る余裕がでたのは二人目からだと書いている)。家庭内でデータの採取・保全につとめつつ夫婦で議論できたというのがうらやましい。 初出はウェブマガジン「あさひてらす」連載『音声学者とーちゃん、娘と一緒に言葉の不思議を見つける』(2021年10月1日〜2022年3月9日、2026年1月現在まだ読める)、大幅加筆・修正してまとめたもの。写真や図などはウェブマガジンのカラーのほうがみやすいかもしれない。
Posted by
子育て真っ最中、かつ大学の頃に学んでいた言語学をちょっとやり直したいなーなんて思っていた時に出合った本。面白すぎました。 大学の時には、音韻論って意味論や語用論と比べるとピンとこない、実生活の役に立ちそうもない、というイメージだったのですが、それが見事に覆された。川原先生の教え...
子育て真っ最中、かつ大学の頃に学んでいた言語学をちょっとやり直したいなーなんて思っていた時に出合った本。面白すぎました。 大学の時には、音韻論って意味論や語用論と比べるとピンとこない、実生活の役に立ちそうもない、というイメージだったのですが、それが見事に覆された。川原先生の教え方が上手なのでしょう。 ポケモンの名付けに関する世界共同研究が、世界中の人とコミュニケーションがとれる術にまで今後発展するんじゃないかというお話には、素人の自分も胸が熱くなりました。 そしてこの研究が進むことで、ソシュールの提言した言語の恣意性が覆されることになるかもしれない!もう考えただけでゾクゾクする。 音声学者(実は音韻学者でもある)とーちゃんの、研究対象に対する情熱、ご家族に対する愛、ことば全体に対するロマンにも胸打たれました。
Posted by
めちゃめちゃ可愛い言い間違いが次々。 子供が小さいうちに読みたかったな。 著者の暑い想いも伝わってきます 音韻論の教科書としても楽しいが、自分は専門ではないので味わうだけでした
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【なぜ】スマニューコラムから 【ここだけ】子供の発音の間違いは治さなくてもいいか。と思えた。今は正しく直させようっと。 【感想】痛いをいてーと発音するのは、[ai]の間に[e]がいるから。 まさかのこんな内容を残す。 英語を子供に学ばせない理由 子供に実利を説いたところで納得してもらえないはず。英語でおしゃべりしてる姿を見て楽しそうと思ってくれれば十分
Posted by
先日、池谷裕二さんの「パパは脳研究者」を読み、子どもの育つ過程の面白さに関心が高まっていたところ本書に出会った。「音声学・音韻論の重要な部分をほとんど網羅」とあるが、音声学パートは自分には難しかった。第4話「せっかくだからしっかり音声学入門」あたりをもう一度読まねば!
Posted by
202504 元々読みやすいけど、ゆる言語学ラジオで大筋聞いてたからより分かりやすかった! 音声学面白いぞ!
Posted by
