物語スコットランドの歴史 の商品レビュー
世界の中のイギリス、またイギリスの中のイングランドという視点で歴史を学んだことはあっても、スコットランドの視点について深く考えたことはなかった。本書は、スコットランドの歴史を概説するだけではなく、スコットランドの宗教、ナショナルアイデンティティ、啓蒙思想といった鍵となるポイントに...
世界の中のイギリス、またイギリスの中のイングランドという視点で歴史を学んだことはあっても、スコットランドの視点について深く考えたことはなかった。本書は、スコットランドの歴史を概説するだけではなく、スコットランドの宗教、ナショナルアイデンティティ、啓蒙思想といった鍵となるポイントについての分析をも試みるものであり、特に途中(宗教の話あたり)からとても面白く感じた。
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231201052 スコットランドの歴史と文化がよく理解できた。宗教的背景が国をどう左右してきたか、イングランドにあってスコットランドが残しているもの。ナショナルアイデンティティという点で日本人として考えさせられる。
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【かつて政治的・宗教的に熱意を注いでいたスコットランドは、グレートブリテンに組み込まれてもそうした自由・独立への熱意を忘れることなく、「思想」や「言論」というものに込めてその熱を放射しつづけていたのである】 独立に向けた動きで注目されるスコットランドの歴史を、教育や文学といった...
【かつて政治的・宗教的に熱意を注いでいたスコットランドは、グレートブリテンに組み込まれてもそうした自由・独立への熱意を忘れることなく、「思想」や「言論」というものに込めてその熱を放射しつづけていたのである】 独立に向けた動きで注目されるスコットランドの歴史を、教育や文学といった面も含めて紹介していく作品。スコットランドがどういったナラティブで独立を希求しているのか、そしてそれが同時に歴史的にも一筋縄ではいかない要求であることがよくわかりました。著者は、神奈川大学で教鞭を取る中村隆文。 本当にイギリスという国は興味が尽きない☆5つ
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イギリスのことを知ってると思っても、そのほとんどはロンドンを中心としたイングランドのこと。あと若干の「スコッチウィスキー」「ネッシー」など断片的な知識だけ。読み始めると、イングランドに王朝ができるはるか前からの歴史、そしてイングランドとの政治的、宗教的なつば迫り合いの数々。アイル...
イギリスのことを知ってると思っても、そのほとんどはロンドンを中心としたイングランドのこと。あと若干の「スコッチウィスキー」「ネッシー」など断片的な知識だけ。読み始めると、イングランドに王朝ができるはるか前からの歴史、そしてイングランドとの政治的、宗教的なつば迫り合いの数々。アイルランドと手を組むか、フランスと手を組むか、イングランドと友好を保つか…。 スコットランドらしさ、というものがロバート・バーンズによるところが大きいこと、スコットランドと言えば、のタータンチェックのスカートの起源が意外と最近なこと、3世紀の悲願の末にスコットランド議会が生まれたこと…昔訪れたエディンバラの風景が蘇り、それらが持つ歴史を改めて感じて面白かったです。
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スコットランドの歴史を廻るお話。イングランドと地元スコットランドの貴族に加えてキリスト教も関わって、色々とスコットランドの王様たちは生きていくのが大変だね。あのキルトの衣装は19世紀からで、昔は大きな布をマントみたいに巻いていたとか。ハイランドもので出てくるお話も、ちゃんと歴史を...
スコットランドの歴史を廻るお話。イングランドと地元スコットランドの貴族に加えてキリスト教も関わって、色々とスコットランドの王様たちは生きていくのが大変だね。あのキルトの衣装は19世紀からで、昔は大きな布をマントみたいに巻いていたとか。ハイランドもので出てくるお話も、ちゃんと歴史を知ったうえで読むと分かってくるのですね。
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ケルト文化、啓蒙思想、「地酒」ウイスキー、ゴルフ、フットボール……イギリスの中にある「もう一つの国」の歴史。独立の可能性は?
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