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偽聖女の取り巻きでしたが不本意にも聖女代理やらされています の商品レビュー

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2022/06/06
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イルゼにしろリアンにしろ、後から明らかになることが色々あって、その情報量に溺れそうになった。 偽聖女の取り巻きをしていたが実は。 リアンとは実は前世から。 しかもイルゼの正体は実は! 設定マシマシに、お腹いっぱいである。 少なくとも前世の件は削っても話は成り立ったと思う。 かえって話がややこしくなっただけだったので。 最初はただ聖女の代理をしていればよかったが、やがて他国も巻き込む大ごとに。 ここまで話が大きくなるとは思わなかった。 イルゼだけでなく、複雑な設定を背負いまくっているリアンも大変である。 黒い鎧と生まれもったもののせいで苦労の多い彼だが、中身は意外に純情で可愛らしい。 そして一途である。 そんな彼も、この大ごとを前に文字通りの命の危機に。 本当に命の危機になる展開もありつつ、基本的には濃いキャラクターたちに揉まれつつ(何しろサブキャラも濃い。特に他国の人たちが、ドーナツで釣られていたり、威厳が全くない人だったり、色々と心配になる人たちが多い)合間に美味しそうな料理を楽しむ感じである。 料理が出てくるのは、やはり江本先生という感じ。 全体的にはライトにさくっと読めるお話だった。

Posted byブクログ