DXビジネスモデル 80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略 の商品レビュー
DXの理解を深めるには良い本だと感じた。 今までのビジネスモデルが、例えば地元で豆腐を作り、買いに来てもらったり配達に行くっていうビジネスを想像したときに、手元にはスマホもあるしインターネットもあるしAIもあるし宅配業者もいるしいろんな仕入先を見つけやすいしっていう環境が変化し...
DXの理解を深めるには良い本だと感じた。 今までのビジネスモデルが、例えば地元で豆腐を作り、買いに来てもらったり配達に行くっていうビジネスを想像したときに、手元にはスマホもあるしインターネットもあるしAIもあるし宅配業者もいるしいろんな仕入先を見つけやすいしっていう環境が変化しているので、今の環境をもとに価値を届ける仕組みを考え直そうというのがDXだと思う。 もちろん効率性を高めるのに部分的にデジタル化を進めるのは大切だけど、あるべき全体像の一部としての取り組みになっていますか?という問いかけを受けた気がする。
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具体的な事例がいくつも載っていて分かりやすかった。 自分の知らないサービスも多々あり、知らない間に先進的で便利なサービスがどんどん出来ているんだな。と感心した。 心に残ったこと ・デジタル化=DX ではない ・デジタル化はDXの始まりであり、そこからどんな価値を生み出せるか...
具体的な事例がいくつも載っていて分かりやすかった。 自分の知らないサービスも多々あり、知らない間に先進的で便利なサービスがどんどん出来ているんだな。と感心した。 心に残ったこと ・デジタル化=DX ではない ・デジタル化はDXの始まりであり、そこからどんな価値を生み出せるかが肝要 ・DXは目的にあらず。目指す姿に向かうための手段
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著者の小野塚征志氏は、ローランドベルガー出身のコンサルタント。 感想。 他社事例が豊富。 備忘録。 ・非効率を解消する方向でDXビジネスを展開する場合、コストダウン効果、利用しやすいか、レガシーと両立出来るか、などがポイント。 ・特定のペインポイントを起点に新しいビジネスを考える方法がある。この方法は考えやすい分、レッドオーシャンのビジネスに突入しやすい。 ・Wiseというイギリスの会社の、実際には送金しない海外送金サービス、というのはすごいと思った。 ・GVA TECHという日本の会社のAIによる契約書の確認や修正案作成サービスは、確かに助かる。 こんな感じで、事例がものすごくたくん記載されていて、資料集的にもありがたい。
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デジタル技術を活用したビジネスモデルが多数紹介されていて、具体的なイメージが湧くのでわかりやすい。SDGsに配慮したビジネスモデルに共感し、思わずスマホに入れたアプリあり。
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DX本。事例が豊富に掲載されていてよき。 加えて重要なポイント、コンセプトがわかりやすく整理されているのもよい。DXの基本思想がなかなか秀逸。 メモ ・DXの本質的な目的は変革による競争優位性の確立。デジタル化はその手段 ・デジタイゼーション ペーパーレス化、RPA、オンラインツール活用 ・デジタライゼーション シェアリング、デジタル広告、データ活用 ・コーポレートトランスフォーメーション サービス化、仲介マーケットプレイス化 ・多様化した提供手段、方法を支えるビジネス。 取引の場の創造、取引非効率の解消 需給拡大、取引付随収益機会の拡張性 ・場を創造した事業例 動画画像共有サイト、SNS、口コミサイト、バーチャルへの拡張、C2C、動画配信サービス、モールサービス ・非効率を解消する事業 作業をなくす デジタルマッチング、iot在庫管理補充、都度生産 人手を減らす AI自動確認、電子発行、オンライン手配、ブロックチェーントラッキング ダイレクトにつなぐビジネス ・需給拡大する事業 サービス化し買わなくても使えるように、事業者は余剰を売れるようにするもの。 余剰時間の販売 住宅、かばん、プリンタ 買わなくても使えるよう 洋服、自転車、家電 売る買う人を増やすもの 売るリソース提供(資金、機能、ノウハウ) 買うリソース提供(ファイナンス、特典) ・収益機会の拡張 データなど主要事業に伴って構築した基盤を活用する データ活用ビジネス展開。物流、ネットワーク、システムなど事業基盤自体を活用したビジネス展開 ・需要性、経済性、先行優位性、競争優位性、戦略性 需要性 ペインポイント解決寄与、潜在需要創造 経済性 WTPあるか、第三者リターン描きうるか 先行者優位性 従来と違う何かがあるか、参入障壁築きうるか 競争優位性 客観相対強み活かせるか、ならではか? 戦略性 目指す姿の明確化、目指す姿までの具体戦略描けているか ・自社ならではの事業であること。強みを活かすこと ・場の創造 今までになかった場 マクアケ、デザイナーズ家具、再生エネルギー、予測モデル可視化 リアルな場をバーチャルに 処方箋、家具、買い物代行、車整備、トラック手配 ☆今はまだ満たされていない何かや誰かを見つけ出す ・非効率の解消 作業をなくす 価格納期調整、在庫管理、輸送、検品作業、探索 人手を減らす 決済、運送管理、契約審査、園児状況確認、 ダイレクトにつなぐ 製造消費者、花、在庫返品、配車、 コストダウン効果はあるか リードタイム短縮期待できるか 利用しやすいか イニシャルコスト リスク生じないか レガシーと両立できるか 段階移行できるか ・需給を拡大する 余剰を売れるように 非稼働資産、 買わなくても使えるように 洋服、家電 売り買いを増やす ブランド、信用 市場拡大効果はあるか。新需要喚起できるものか マッチングしやすいか。ビジネス成立するか 信頼性担保しうるか ・収益機会を拡張する ものを活用したサービス化 データ活用サービス 事業基盤活用 事業成立するプレゼンスはあるか 他者連携でプレゼンス高められるか 既存事業シナジーはあるか 既存事業維持拡大に貢献するか 新規性、リターンに新しさはあるか ☆DX実現に向けたアプローチ 目指す姿の構想 戦略の策定 実行計画の作成 推進体制の構築
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実際にあるDXのビジネスモデルを図解、概要、進化の方向性が示されている。事例を見ることで自身のビジネスで活かせることが幾つかアイデアが想像できた。
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新型コロナウィルスによってビジネス環境は激変し企業のIT活用は一気に進んだ。そこから更に一歩踏み込んで、旧態依然としたLegacy Business ModelからModern Business Modelへのシフトチェンジを果たした80の事例を解説しているのが本書だ。著者は欧州...
新型コロナウィルスによってビジネス環境は激変し企業のIT活用は一気に進んだ。そこから更に一歩踏み込んで、旧態依然としたLegacy Business ModelからModern Business Modelへのシフトチェンジを果たした80の事例を解説しているのが本書だ。著者は欧州系戦コン出身だけあって、世界中の先端事例をピックアップし図示しながらビジネスモデルとマネタイズポイントを分かり易く解説している。DXの本質を「場を創造」「非効率を解消」「需給を拡大」「収益機会を拡張」という4メッシュで綺麗に整理されており、事例がほぼ「明日のGAFA」みたいな話なので再現は難しそうだが、新規事業開発に携わる方にとっては事例研究書として大いなる刺激を受ける一冊だ。
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DXと言われてどのような内容を想像するだろうか。 私自身、数字や分析、定量思考などがない人間なので正しくDXをまだ理解できていない。 ただ仕事でデータ活用等を意識するようになることで少しずつ「もっとこのようなデータをこういうように使って行けたら良いのではないか?」などの視点を持...
DXと言われてどのような内容を想像するだろうか。 私自身、数字や分析、定量思考などがない人間なので正しくDXをまだ理解できていない。 ただ仕事でデータ活用等を意識するようになることで少しずつ「もっとこのようなデータをこういうように使って行けたら良いのではないか?」などの視点を持つことができてきた気がする。 データを蓄積するだけでは意味がなく、そのデータをいかに活用していくのかがDXだと思う。 本書ではその活用例が80個あり抽象的な説明から具体例まで満載のため非常にわかりやすい。 さらにデータ活用は大企業や最先端のスタートアップでしか実行できないと考えがちだが、例の中には伊勢神宮の近くのお土産屋さんの事例もあり非常にわかりやすいのが特徴。 まだまだ私もこの分野に関してちょっと興味を持った程度であるため少しずつ歩みを進めていきたい。 ==== ジャンル:経営戦略 テクノロジー・IT 出版社:インプレス 定価:2,090円(税込) 出版日:2022年05月21日 ==== 小野塚征志(おのづか まさし) 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、シンクタンク、システムインテグレーターを経て、欧州系戦略コンサルティングファームのローランド・ベルガーに参画。 長期ビジョンや経営計画の作成、新規事業の開発、成長戦略やアライアンス戦略の策定、構造改革の推進などを通じてビジネスモデルの革新を支援。 内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム スマート物流サービス 評価委員会」委員長、経済産業省「フィジカルインターネット実現会議」委員、経済産業省「Logitech分科会」常任委員、国土交通省「2020年代の総合物流施策大綱に関する検討会」構成員、経済同友会「先進技術による経営革新委員会 物流・生産分科会」ワーキンググループ委員、ソフトバンク「5Gコンソーシアム」アドバイザーなどを歴任。 近著に『サプライウェブ‐次世代の商流・物流プラットフォーム』(日経BP)、『ロジスティクス4.0‐物流の創造的革新』(日本経済新聞出版社)など。 ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/3113
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DX、デジタルトランスフォーメーションが旬のワードになっていて それに関する書籍は多数ありますが、 本書は他の書籍に比して、とても多くの事例が紹介されています。 「デジタル化=DXではない」とはよく聞くものの、 「ではどういうものがDXなの?」という疑問に 実例をもって答えてく...
DX、デジタルトランスフォーメーションが旬のワードになっていて それに関する書籍は多数ありますが、 本書は他の書籍に比して、とても多くの事例が紹介されています。 「デジタル化=DXではない」とはよく聞くものの、 「ではどういうものがDXなの?」という疑問に 実例をもって答えてくれるものです。 たくさんの事例の中には、国内のみならず海外の事例もあります。 また、テレビやネットで紹介されているようなサービスもあり、 「これってDXの結果、生まれたものなんだ!」と思うと DXがちょっと身近に感じられるかもしれません。 最後に「DXの実現方法」という章があり、 DXをどのように進めればよいか、まとめられています。 DXブーム(?)に乗って何かやりたい、と考えている方の 参考になると思います。
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