君で終わった物語 の商品レビュー

千瀬葵(著者)

2022/08/21

会社を辞めた日、美鈴は川辺で水切りをしている恭介と出会う。仲良くなり、自分が病気で余命が短いことを伝える。残されたわずかな時間を2人で過ごしていく感動の話。

すごく温かく、感動して泣いた。
恭介も親もみんな愛がある。
人生最後の日に幸せだったと思える人生にしたい。誰かが生きたくても生きられなかった今日を自分が生きてると思うと、1日1日を本当に大切に生きていかなきゃと強く思う。

色々と引っかかる言葉もあった。
「言葉にしなきゃ伝わらないものって、たくさんあると思うわけで」

「自己中って、なんか今ではすっごく嫌なやつみたいな表現になってるけど、自分の人生を自分中心に考えない方が、僕にとっては末恐ろしい感じだけど・・・」