笙野頼子発禁小説集 の商品レビュー
初心者には何が何だか私小説。完全にファン向け、怒りと感情が渦巻いているけれど時々ハッとするような美しいフレーズが出てくる。 猫と自炊して静かに暮らす生活、30年前はそれを求めていて今実現しているからそれで満足しているはずなのに、 みたいなフレーズ。とにかく過激だしついていけな...
初心者には何が何だか私小説。完全にファン向け、怒りと感情が渦巻いているけれど時々ハッとするような美しいフレーズが出てくる。 猫と自炊して静かに暮らす生活、30年前はそれを求めていて今実現しているからそれで満足しているはずなのに、 みたいなフレーズ。とにかく過激だしついていけないこともあるんだけれど見届けたくなってる。 あと貧乏だけど良いとこ娘さんだったんだなーってのはわかる。 叔母さんがプレゼントしてくれた当時200万円のロレックス、実物見てみたい。
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この著者の本を初めて手にしたからか、ちょっと理解しづらい。著者のことを検索したら『闘う作家』と。なるほど。 難しいところは置いといて、確かに男性器の付いた女性自認のヒトと同じ女湯に入れるかと言われれば、そりゃ無理だわ。と思う。机上だけで考えるのでは、アカン。具体例を出して考えれば...
この著者の本を初めて手にしたからか、ちょっと理解しづらい。著者のことを検索したら『闘う作家』と。なるほど。 難しいところは置いといて、確かに男性器の付いた女性自認のヒトと同じ女湯に入れるかと言われれば、そりゃ無理だわ。と思う。机上だけで考えるのでは、アカン。具体例を出して考えればわかることなのかも。LGBTQの人たちの人権もストレートの人の人権も、同じように護れる方法が大事なんだよな。
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発禁小説集とは…興味本位で手に取った。戦闘モードで『女消し』等について熱く語られていたが、難しいことは流し読み。愛猫と日々の生活をギリギリで過ごす様子は共感頻りなり。次回作が読みたい。
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強烈な個性を持った作家が今という時代に向き合い生きた記録として読むと面白く、読むべき小説と言えるだろう。 「質屋七回、ワクチン二回」という作品は、困窮した作者の苦しい生活を書いているのだけど、辛さだけではなくて、軽やかさとかおかしみとかのある、人間の営みが描かれている。 質屋に行...
強烈な個性を持った作家が今という時代に向き合い生きた記録として読むと面白く、読むべき小説と言えるだろう。 「質屋七回、ワクチン二回」という作品は、困窮した作者の苦しい生活を書いているのだけど、辛さだけではなくて、軽やかさとかおかしみとかのある、人間の営みが描かれている。 質屋に行くときに気を付けるべきポイント、みたいなものも勉強できる。 私は売れるようなものを持っていないので、役に立つことはないだろうが…
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本当にこの作家には災難ばかり降り掛かる。でもそれが作家というものかも知れない。幸運な者は作家にはなれないのだろう。
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