カザアナ の商品レビュー

森絵都(著者)

2023/04/23

個人的に作者が大好きなので、今回も読みました！
最初は古文から始まったので、少し驚きと抵抗もありましたが、とても読みやすくすぐ読み切りました。
近い将来、日本も似たような状況になる部分もあると感じる部分もあり、フィクションではありますが、面白いと思えました。

2023/02/19

平安の世から近未来、ミックス、AI、異能の徒など、色々なものが混ざり合った不思議な物語。「ジャポい」や「オバシー」なんて、そのうち流行りそう。

2022/12/18

森絵都さん、作品の幅が広くて素晴らしいと思うのだけど、広いがゆえに自分にはハマらない事もあり、この作品はまさにそれだったかな。
ファンタジーが得意でないので正直読みにくかった。

2022/12/14

古典×ファンタジー×正義

カザアナという3人が使う不思議な力を使って、理不尽や悪と戦っていくお話

世界観も登場人物たちも魅力的で、面白かった
何より、暴力シーンが全然ないところがよい

2022/12/13

なんだかなあ・・・。
かつて『カラフル』や『ラン』といった、ちょっと不思議な世界を絶妙な筆致で描いてきた著者だけど、近未来のディストピアっていうのは勝手が違ったのかな。
平安時代の設定とか細かいところで妙に凝っている部分はあるんだけど、そういうところは割とどうでもよくて、肝心なのはメインストーリーのほうなんだけど、ご都合主義全開の強引な展開の連続で途中からついていけなくなってしまった。
空に案山子を作るとか、アメリカ大統領を誘拐するとか、ネタ的には面白くなりそうな要素がいっぱい盛り込まれているのだけど、広げた大風呂敷の畳ませ方がどれも上手くいってないように思う。ディストピア設定だからこそコミカルな展開に、という意図は分かるんだけど、個人的にはどれも空回りしているようにしか読めなかった。
まあ長くやってると、たまにはこういう作品に当たっちゃうのも仕方ないか。次作に期待します。

2022/11/19

まるでジブリ映画を観ているような気持ちになりました。
悔しさを訴えてもいいのだと、一筋の光を追いかけていいのだと、森絵都さんは小説を通して伝えてくれているように面ます。わたしにとって完璧な小説。

2022/11/07

人口減少や高齢化やインフラ老朽化やらで八方塞がりだった日本で、起死回生をかけた観光革命により街が景勝特区としてランク付けされ、人々はＭＷ(腕時計式高機能モバイル)に管理されて参考ナンバーを競わされる。そんな社会という設定の割にはなんだか緩いお話。
景勝特区だのＭＷだの参考ナンバーだの聞きなれない言葉が出て来て、後になって説明があるのもややストレス。
時空を超えたカザアナの設定やキャラクターはよく出来ていたと思うけど、話が広がり過ぎて取っ散らかった印象で、物語の世界に入り込めなかった。
★★★にしたけど★★に近い。

2022/11/04

将来の日本。こんなふうになっているのかも、と思わせる世界。
その中で不思議な昔のシャーマン力を活かして、日本社会に立ち向かう、という壮大な話…なのだが、ひとつひとつが面白い。
昔のシャーマン系の話が古典の言葉で読みづらいが、話としてはとても面白かった。

2022/11/03

はじめはどんな感じかわからずでしたが、中盤あたりから引き込まれていき、それぞれオバシー縛りに抗う方法が独特で面白かったです。

2022/09/30

タイトルから
何か、もしくは何処かにどデカい穴をあける！
的な話かと思ったけど
全然違ったなぁ

カザアナって
特殊な能力を持つ一族のことだった

それは、平安時代から続く一族で
物語はAIがいたるところであたりまえに存在する
近未来

家庭教師や秘書がAIで
空にはドローンがパトロールする
そんな社会で古来の能力はどんな活躍をするのか
その辺が見どころだ

個人的には
主役の一人、早久少年のキャラが好きだね