僕の歩き遍路 四国八十八ヶ所巡り の商品レビュー

中野周平(著者)

2023/07/28

(感想)

コロナ禍に通し遍路をした方の旅日記のような本。

念願の旅が始まったけど、始まってみると地味でしんどくて…新しい出会いや劇的な出来事なんてものもたくさんあるわけでもなく、やりたくてやってるのに街ゆく人(社会に参加できてる人)と比べて勝手にネガティブになったり、泊まる場所への不安とかいわゆる社会に属していない過ごし方をしてるっていう焦りだったり。
そういった、美しいばかりでない気持ち。

お遍路は、毎日お風呂に入れることやたった一言の挨拶のような、ちょっとした日々の幸せを認識したり、足りないことどうしようもないこと、人と違うことをすることに自分を慣らすとか、自由ゆえに責任をもつとか、人それぞれ違うことを試練に感じながらやっていくものなのかもな。と思いました。

2022/07/04

26歳の春、仕事との向き合い方が下手くそで疲弊→休職して寝込む
やりたいことが何も分からず→歩き遍路願望だけ残る
ある種の現実逃避→吸い寄せられるように四国へ
連日３０キロ・世俗を離れ、自然に癒され、人のやさしさに励まされる
持ち物＆装備
一番霊山寺～五番地蔵寺
六番安楽寺～十一番藤井寺
十二番焼山寺
十三番大日寺～十七番井戸寺
十八番恩山寺～十九番立江寺
二十番鶴林寺～二十二番平等寺
二十三番薬王寺
二十四番最御崎寺
二十四番最御崎寺～二十六番金剛頂寺
四万十川カヌー下り
旅のふりかえり