覚醒のネットワーク の商品レビュー
フェミニズムや環境の話など、今の社会的課題を指摘していて、1989年に初版が出ていることに驚く内容。 他者との境界線の話は松村啓一郎さんの『はみだしの人類学』とも通じるものがあって、民俗学って面白そう。あと内田樹の『子どもは判ってくれない』も同時に読んでたからお互いがテーマへの理...
フェミニズムや環境の話など、今の社会的課題を指摘していて、1989年に初版が出ていることに驚く内容。 他者との境界線の話は松村啓一郎さんの『はみだしの人類学』とも通じるものがあって、民俗学って面白そう。あと内田樹の『子どもは判ってくれない』も同時に読んでたからお互いがテーマへの理解を補完してくれてよかった。 私も脳で考えるだけでなく、自分のからだと自分のこころを大切にしたいと思う。
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私達は何に苦しんでいるのか、なぜ苦しいのか、どうすればそこから解放されるのか、そのことをこの本で見ていくことになります。きっと目から鱗の新しい知見を得られると思います。 ぜひ多くの方に読んで頂きたい名著です!私はこの本を仏教書としても推薦したいです。この本で語られることは仏教用語で語らない仏教だと私は感じました。上田先生がフィールドワークをしたスリランカはまさに仏教国です。この後に『がんばれ仏教』を執筆された上田先生の原点をこの本で感じることができました。『がんばれ仏教』に大きなパワーを頂いた私にとっても実に嬉しい読書となりました。
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おもしろかった!ちょっと宗教みが強めな本かなと思ってたけど、視点がおもしろくて、なるほど…と何度も頷いた。 言及されてはないけど、私含め人々がゴールデンカムイに熱を上げたのは、アイヌが自然と共に暮らす姿に驚きと感銘を受けたのも一つの理由かもしれないと思った。
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東京工業大学教授で同大学リベラルアーツ研究教育院長である上田紀行氏の処女作の復刊。同調圧力に囚われず自らの頭で考えることが必要とされる現代において、読み手をポジティブにし、内発的な力を引き出してくれる書籍です。 「アノニマ・スタジオ」内容紹介より この本の次に出た『スリランカの悪魔祓い』からこちらの書籍を知って,読んでみた. スリランカの悪魔祓いの方が新鮮だったけど,この本の後半部分をより深く理解するには,本書が必要なのかもしれない.
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