こどもの「こころと脳」を科学する の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2024年8月2日図書館で見つけて読んでみた。面白い。 特にシナプスの刈り込み量について疾患によって違いがあるとは興味深い。シナプスの刈り込みは感覚過敏についても関係していないのか…知りたい。自閉スペクトラム症の子が脳の神経回路が混線しやすいのは、いらない情報を日々刈り込んでいないから…要る情報といらない情報が乱立する中話をしているのか…人間的コンタクトが強すぎない方が混線が減らせるかもしれない。なるほど生理学。 自伝的自己と中核自己と原自己。コミュ力、マインドフルネスと関係ありそうなので調べてみようかな。 私は中核自己で話すのが好き。肯定感や自己効力感が低くて自伝的自己を引き合いに出すのは好きじゃない、自伝的自己は時に優劣が関わってきてバウンドリーのない関係ではやれマウントだ、やれ自慢だなどとはじまる。中核自己で話す関係にわだかまりは起こりにくく、意外と深い話が出来てしまったりする…そんな棚からぼたもちな時間が好き。 原自己でぼぁーっとその場の空気を共有するのも嫌いじゃない。具体的に提示しない限り本当の私の原自己は伝わらないと感じるから本当は共有出来てないのかもしれないけど、話さないでも平気(良好)な関係は幸せだと思う…そんな友達が本当に親友だなと思ったりする。 P170を読んでwishリストを作ることを考え直す…忙しい毎日ストレス過多の中少しでも希望を保つためのウィッシュリスト…それが自分を苦しめることがある…と感じてたから、p170の内容に繋がるような気がした。一番健康なのは、細かい手帳も付けずに自己の振り替りもせずに日々を淡々と同じように生きられる力と感じた。 その点ADHDとかHSS型HSPとか新鮮味を求めてしまったり、淡々と同じことを繰り返すのが苦痛な人間は既に健康的に生きるのにひとつハードルがあるのかもしれないな。
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