書こうとしない「かく」教室 の商品レビュー
いしいしんじの頭の中は面白い。 モノの見方、人との距離感、行動力。愛に溢れている。自分の中にある深い海の底にある持って生まれたものを探し見つける。読んだ後、気持ちのいい風が吹いたような気持ちになる。自分の世界が何かと繋がり、旅にでる。
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いしいしんじさんという作家さんがとても好きだ。 文章も、物語りの在り方も。 その理由がよく分かる、書くことのそばに在った、いしいさんの生き方のあれこれが書かれている一冊だった。 物語りはやってくるもので、内側と結びつくもので、そして現実とも必ず結びついている。
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わかったような、そうでもないような・・・ でもいしいしんじさんには、いろんなものが見えているんだなあ、と確信した。 最後に教室らしくなったところで、 「自分の中に、ことばの釣り糸をたらす」 「「かく」ことな、自分のほんとうの生を言葉の形で取り戻すこと」 とあったが、これはすとんと...
わかったような、そうでもないような・・・ でもいしいしんじさんには、いろんなものが見えているんだなあ、と確信した。 最後に教室らしくなったところで、 「自分の中に、ことばの釣り糸をたらす」 「「かく」ことな、自分のほんとうの生を言葉の形で取り戻すこと」 とあったが、これはすとんと腑に落ちた。 逆に今、書こうとしたのをきっかけに、思いがけない形で自分の中の釣り糸に、過去の良くない思い出が次々にかかってしまってワタワタしてるのよ、私。
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すごく論理的に物事を考える人が オススメしてくれた いしいしんじ。 彼と話していて、自分の考えが彼の心を貫通するイメージを持てたことがなかった でも、いしいしんじは、すごく言葉を形のないものとして曖昧な境界を面白がっていて 彼がこの人をすきならば、何か私とのコミュニケーションも伝...
すごく論理的に物事を考える人が オススメしてくれた いしいしんじ。 彼と話していて、自分の考えが彼の心を貫通するイメージを持てたことがなかった でも、いしいしんじは、すごく言葉を形のないものとして曖昧な境界を面白がっていて 彼がこの人をすきならば、何か私とのコミュニケーションも伝わっていたのかもなと思えた 新聞に載っている言葉は、磁石で、言葉と言葉をくっつけているだけ。という表現がすごく新鮮で分かりやすかった 磁石と磁石のあいだにどれだけ面白さを入れ込めるか?が大切なのだと知った 人の生と死。そして暮らすこと。周囲の人との関わりが小説になっていく いしいしんじさんの作品にすごく信頼が持てると思った
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東京、三崎、松本、京都…。土地と出会い人と出会い創作する。いしいしんじさんの半生。感度が高い人だなあと思った。いしいさんの言うところのいつだって釣り糸をたらしている状態。だからいろんな人やものやおもしろいことが集まる。いつだっておもしろい方にびゅっと行けるように、自分の感度や感性...
東京、三崎、松本、京都…。土地と出会い人と出会い創作する。いしいしんじさんの半生。感度が高い人だなあと思った。いしいさんの言うところのいつだって釣り糸をたらしている状態。だからいろんな人やものやおもしろいことが集まる。いつだっておもしろい方にびゅっと行けるように、自分の感度や感性は研ぎ澄ましておきたい。
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ああ僕はやはりいしいしんじという人が大好きだと、体の奥底からじわりと想いが湧き出てくる。この人だからあの作品が生まれたのだと思い知る。 「かく」ことで自分の奥底にある宝物を、ことばにして取り出す。ことばをかくことで人は生きている。
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実際に行われた講演イベントの内容を再構成したもの…とのことですが、とても面白かった。 いしい先生は本当にご自身の描かれる小説みたいな人だな…と思う。 生きるとは何か、書くこととはどういうことか…そんな深い部分から始まる名スピーチ。
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著者の本は「トリツカレ男」だけ。 不思議な本といったイメージしかなく、今回のこの本でなんとなく人となりを知った感じ。 ミシマ社がらみで知った作家さんですね。 末井 昭さんみたいにハチャメチャでないけれど、なんだか同じ界隈の人のような気もして。 とはいえ、題名の授業、リアル(オ...
著者の本は「トリツカレ男」だけ。 不思議な本といったイメージしかなく、今回のこの本でなんとなく人となりを知った感じ。 ミシマ社がらみで知った作家さんですね。 末井 昭さんみたいにハチャメチャでないけれど、なんだか同じ界隈の人のような気もして。 とはいえ、題名の授業、リアル(オンライン)で受けてみたかった。なんとなく、書くということが腑に落ちた。 やっぱり手で書くという作業は大切だ。
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