文豪東京文学案内 の商品レビュー
江戸が東京に変わり、明治の世に「東京」という都市が成立してから第二次世界大戦以降までの東京を舞台とした「文学案内」であり、その東京に暮らした「文豪案内」であり、東京という都市そのものの変遷をたどる「東京案内」である面白い1冊でした。 特に、文学作品や随筆の中に出てくる昔の東京の地...
江戸が東京に変わり、明治の世に「東京」という都市が成立してから第二次世界大戦以降までの東京を舞台とした「文学案内」であり、その東京に暮らした「文豪案内」であり、東京という都市そのものの変遷をたどる「東京案内」である面白い1冊でした。 特に、文学作品や随筆の中に出てくる昔の東京の地名をその作品当時の年代に近い地図にマッピングして示し、さらにその地図に現在のランドマークも併せて載せることで、古地図だけではわかりにくかった位置関係や距離感のイメージがつかみやすく、とても良かった。 東京を舞台にした文学作品を紹介しつつ、対象とした三十二人の文豪の作家ガイド的読み物として楽しめるので、オススメです。
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テーマは興味があるのだけれど、広く浅く、といった取り上げ方なのでまさしく「案内」という感じ。 もう少し年代を絞って、掘り下げた構成でも見てみたい。
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