アックス(第146号) の商品レビュー

アンソロジー(著者)

2024/07/30

ガロの後継漫画だと知り購入。
読み進め、自分の中に落とし込む程、疲労感に襲われる作品たち。心を動かすことはこんなにも疲れることなのかと教えてくれる。

面白いが、疲れるのであまりおすすめ”は”しない。

2022/05/16

　次回のアックスマンガ新人賞の審査員をご指名いただいた。漫画教室を9年くらいやって、弟子も育成、そんなに育成してないけど、それなりに漫画家を輩出した経験もあるので気合を入れて取り組みたい。ただ、ポエティックなものには感度が鈍いことは否めないし、ストーリー性の高いものを評価しがちなので、ポエティックな感性の評価を求める人は今回は避けた方がいいかなと思います。面白いやつ送ってください！

　弟子の高橋つねくんの読み切りが2号連続で掲載されている。今回もリサイクル店を舞台に人々の軋轢が描かれる。構成のぐずぐずした感じが、ハラハラするというか、もうちょっと切れ味があった方がいいのではないかとも思うのだけど、この感じは出そうと思っても出せないような、だからこそいいのかもしれない。

　まどの一哉さんの読み切りは、『シンウルトラマン』が公開中のこの時期に読むことでなお一層味わい深い。とても面白い。