へんしん の商品レビュー
8歳9ヶ月の娘 5歳9ヶ月の息子に読み聞かせ 緻密な絵がすごい。 表紙と裏表紙と背表紙が いい感じにデザインされていて、 最後に子どもたちお決まりの つながってるー! で大きな綺麗な蝶が。すてき。
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桃山さんがお住まいの四日市市の市立図書館で、この本の原画展が開かれています。淡い優しい色使いで精緻に描き込まれた、卵、脱皮して成長する幼虫、蛹、羽化して成虫、という命のストーリーにため息が出ます。ちなみに私は虫好きです。絵の展示には、虫眼鏡が用意されていて、拡大しても美しく正確な...
桃山さんがお住まいの四日市市の市立図書館で、この本の原画展が開かれています。淡い優しい色使いで精緻に描き込まれた、卵、脱皮して成長する幼虫、蛹、羽化して成虫、という命のストーリーにため息が出ます。ちなみに私は虫好きです。絵の展示には、虫眼鏡が用意されていて、拡大しても美しく正確なのにびっくりでした。 食べられる葉のある場所に産みつけられて、誰にも教わらず正しい時期にちゃんと変態の手順を踏んで、自分も卵を産んで命を繋いでいく…神秘ですね。
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「美しい」 率直な感想です。 カバーに大きく描かれたモンキチョウの、鮮やかで優しい黄色が目を引きます。 桃山鈴子さんの絵は、丁寧でとても緻密な点描。 見れば見るほど引き込まれる。 この本で紹介されているのは、 モンシロチョウ・ナミアゲハ・ウラギンシジミ たまごから小さなイモム...
「美しい」 率直な感想です。 カバーに大きく描かれたモンキチョウの、鮮やかで優しい黄色が目を引きます。 桃山鈴子さんの絵は、丁寧でとても緻密な点描。 見れば見るほど引き込まれる。 この本で紹介されているのは、 モンシロチョウ・ナミアゲハ・ウラギンシジミ たまごから小さなイモムシが出てきて、脱皮を繰り返 し蛹になり、蝶になる。 そんな姿がとても分かりやすく描かれていています。 イモムシの皮の質感、細かな毛や足 蝶の頭の部分のフワフワした毛 (苦手な方はごめんなさい) 写真より分かりやすく、よく観察出来ます。 わが家の夏みかんの木に、毎年アゲハが卵を産みつけるのですが、今年はまだ発見していません。 見つけるのがもっと楽しみになりました。 この本は、たださんのレビューで知りました。 ありがとうございます!
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まず、表紙の見開きのモンキチョウの、ドット絵のような精密さで描かれた絵柄(点描というらしいです)の美しさに見入り、閉じれば片側だけになる見せ方も素晴らしく、チョウの魅力がより増したように感じられたが、そもそも、これは見たままに描いているわけだから、チョウは元々魅力的な昆虫なんだと...
まず、表紙の見開きのモンキチョウの、ドット絵のような精密さで描かれた絵柄(点描というらしいです)の美しさに見入り、閉じれば片側だけになる見せ方も素晴らしく、チョウの魅力がより増したように感じられたが、そもそも、これは見たままに描いているわけだから、チョウは元々魅力的な昆虫なんだという事を、改めて教えてくれたように思われました(周りの花々に何気に描かれたイモムシ可愛い)。 それにしても、イモムシから、さなぎを経てチョウになるといった、このあまりに姿形が変わりすぎる成長の過程には、「何故?」というより、生命の神秘の素晴らしさを感じさせられると共に、知らないままであることの存在する、この世界の幻想性に惹かれますし、本書で、初めてチョウになる過程を知った、子どもたちにしたら、これは食いつき度が凄いのではと思いましたし、また、ちょっと興味のなさげな子でも、本書の語りかけるような文章が親しみやすさを与えてくれそうで、思わず先が気になると感じさせる魅力ありです。 更に、たまごからイモムシ、イモムシからさなぎ、さなぎからチョウへと変わっていく過程を、一場面一場面、細かく丁寧に描いていて、たまごの色が変わっていく様子や、イモムシの少しずつ皮を脱いでいく様子に、透けて見えるさなぎの中が徐々に変化していく様子など、あるがままの姿を精密に描いているだけなのだが、だからこそ、実際に外でその実況中継を見ているかのような、思わず手で触れたくなるような臨場感がある上に、芸術性の高さを感じ、それは現実に生きているものの、ひたむきな姿を目の当たりにした感動にも近いからだと思いました。 それから、興味深い知識として、チョウの産卵は冬以外、いつでも行っていることや、幼虫が食べる植物は、その種類によって決まっているというのも面白い。ちゃんと拘りがあるんだねえ。 また、登場する三種類のチョウは、それぞれに個性的で、モンシロチョウは、イモムシも、控え目な大きさの羽も可愛らしく、ナミアゲハは幻想的な優雅さを漂わせ、ウラギンシジミは、イモムシの角も、さなぎの形も(スペードマーク神秘的)、名前通りの羽の色も面白く、チョウも色々いることを、改めて実感いたしました。 そして巻末の、チョウの、より詳しい変化の解説と、学術博士の「井上大成」さんによる『昆虫の脱皮と変態』は、子どもたちが大きくなった時でも役立つ、より専門的な内容となっており、読み聞かせだけではなく、一人で活用するのにも役立つ絵本だと思いました。 本書は、昆虫画家「桃山鈴子」さん、初の絵本とのことですが、自ら「イモムシ画家」と名乗っている程のイモムシ好きで、それは本書より前に発売された、『わたしはイモムシ』の、並々ならぬ表紙からも感じさせるものがありましたし、ネットで見つけたインタビューを読んでみたら、幼少の頃から虫に全く抵抗感がなく、自然が豊かな場所で閉鎖的な日常を送っていたときは、特にイモムシの美しさに魅せられ、それを観察して描いている時だけ、日常の辛さから開放されたエピソードには、イモムシをとても好きというほどではない私も心動かされるものがあり、これからもずっとイモムシを描き続けたいし、生まれ変わってもまたイモムシを描きたいという、そのひたむきな思いが、作品にも表れているのだろうなと感じました。 ちなみに、チョウとガだけでも、日本で6000種類以上生息しているそうで、なるほど、イモムシは奥が深いんだなあ。 111108さん、素晴らしい作品を知ることが出来ました。ありがとうございます。
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昆虫細密画の桃山鈴子による子供向けの科学絵本。 モンシロチョウ、ナミアゲハ、ウラギンシジミの3種の卵から幼虫、蛹、成虫への変態の様子を描いたもの。物語?(とういか筋立て)自体はありふれたものだが、それが桃山鈴子の細密画で描かれるとここまで圧倒されるものなのか。 いや本当素晴らしい...
昆虫細密画の桃山鈴子による子供向けの科学絵本。 モンシロチョウ、ナミアゲハ、ウラギンシジミの3種の卵から幼虫、蛹、成虫への変態の様子を描いたもの。物語?(とういか筋立て)自体はありふれたものだが、それが桃山鈴子の細密画で描かれるとここまで圧倒されるものなのか。 いや本当素晴らしい絵本。
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