これからの住まい の商品レビュー
戦後の質より量の時代から、借家より持ち家、少子化の現代の非所有へと、主に行政の姿勢がどう変わってきたかをまとめた本。一冊のあちこちに散りばめられたコラムに記されているような先端的な具体的事例を。もっと掘り下げてくれた方が面白かったかも。
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「これから」についても「スモールネス」についても取り扱った章は少ない。 行政と住宅事情の歩みについて、と考えれば実務者でありながら(あるがゆえに?)種々の環境を習熟されているんだろうとは素直に思う。
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終章こそ地域密着型な「ハウジング・スモールネス」を提唱しているが、それまでは戦後日本住宅政策史の教科書を読まされている感じで、正直退屈。 感想に大学図書館の方が多いのもさもありなん、教科書としてはいいかもしれないが、読み物してはちょっと辛い。 谷島屋本店にて購入。
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序章 これからの住まいに求めるもの 1 住まいとは 2 ハウジングとは 3 住宅政策の行方 第1章 戦後住宅史の流れをたどる 1 戦後の「官」主体の住宅政策 2 持ち家主義の確立と住宅すごろく 3 行き詰まりの果ての住宅バブル 〈コラム1〉「都心居住」を実現する―...
序章 これからの住まいに求めるもの 1 住まいとは 2 ハウジングとは 3 住宅政策の行方 第1章 戦後住宅史の流れをたどる 1 戦後の「官」主体の住宅政策 2 持ち家主義の確立と住宅すごろく 3 行き詰まりの果ての住宅バブル 〈コラム1〉「都心居住」を実現する――大川端リバーシティ21 4 転換と混乱の平成の30年 第2章 「官」から「民」へ――市場重視政策 1 市場化が推進された1990年代 2 画期となるはずだった住生活基本計画 3 東日本大震災での住宅復興の取り組みの誤謬 4 新しい形の官民連携事業──PPPからPPPPへ 〈コラム2〉まちのにぎわいを創出する──南青山一丁目都営住宅 〈コラム3〉地域と共に団地を再生する──京都市八条市営住宅 第3章 「つくる」から「つかう」へ──ストック重視政策 1 ストックをいかに活かすか──浮上する建替え事業 2 リフォーム・既存住宅を評価する仕組み 〈コラム4〉古い建物を甦らせる──イプセ都立大学、千駄ヶ谷緑苑ハウス 3 課題山積の分譲マンションの建て替え・改修 4 「200年住宅」と既存住宅・リフォーム事業ブーム 5 待ち受ける「空き家」の「解消」問題 6 「つかう」仕組みの確立へ 〈コラム5〉分譲マンションの多くの課題に対応する──西京極大門ハイツ 第4章 「所有」から「利用」へ──賃貸住宅政策 1 放任されてきた賃貸住宅市場 〈コラム6〉低い家賃で住みつづける──スケルトン賃貸住宅とつくば方式 2 一気に推進された市場化 3 空き家問題と不適切事業 4 新しい賃貸住宅事業の萌芽 5 人生100年時代の賃貸住宅政策へ 第5章 「住まい」から「暮らし」へ──セーフティネット政策 1 住宅困窮世帯対応からセーフティネット対応へ 2 住宅市場全体で支える 3 住宅セーフティネット法の成立 4 公営住宅をめぐる三つの誤解 5 地域で取り組む 第6章 「在宅」から「地域」へ──居住福祉政策 1 始動した少子・高齢社会の住宅対策 2 1990年代の福祉政策の転換 〈コラム7〉高齢者の生活をサポートする──ボナージュ横浜 3 住生活基本計画と高齢者住宅政策 4 地域包括ケアシステムへ 〈コラム8〉地域内で住みつづける──ケアタウンたちばな 終章 「ハウジング・スモールネス」という思想 1 共生的・包摂的地域社会へ 2 キーワードは「スモールネス」 3 ビジネスとしての「ハウジング・スモールネス」 〈コラム9〉一つの市をつくる──ユーカリが丘 〈コラム10〉「生涯活躍」できるまち──Share金沢 4 地域マネジメントと地域ガバナンス 5 アフターコロナ時代のハウジング
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これまでのハウジング政策の流れが整理されていて、施策が生まれた背景など、知らなかったことも多かった。予備知識が足りないせいもあるが、分かるようで分からない構成で、全体に、論旨が腑に落ちて理解できなかった。。研究や勉強向きの本。
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