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シティポップとは何か の商品レビュー

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2023/05/19

Youtubeなどでよく見るようになったシティポップ。 もともとは、バブル前夜の1970年代後半あたりから出てきたようで、特定の音楽ジャンルというよりも、80年代の雰囲気や空気感全体を指している感じだ。 当時の大量生産大量消費文化、フォークとは逆の商業主義的なにおい、TVCMとの...

Youtubeなどでよく見るようになったシティポップ。 もともとは、バブル前夜の1970年代後半あたりから出てきたようで、特定の音楽ジャンルというよりも、80年代の雰囲気や空気感全体を指している感じだ。 当時の大量生産大量消費文化、フォークとは逆の商業主義的なにおい、TVCMとのタイアップ、都会・海・夏・ドライブとの親和性の高さとジャケットなど、似た雰囲気は確かにある。 二番煎じの大量出現で勢いを失った後、テクノやら渋谷系やらJ-POPやらに押されていくが、最近の再評価は80年代のそうした空気感のノスタルジアから来ているようだ。

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2022/10/24

第1章 シティポップ概説 第2章 シティポップという「物語」 補論1 はっぴいえんどのシティポップへの影響を風景論を通して考える 第3章 シティポップの再興 第4章 グローバル化するシティポップ 補論2 “再発見”はどこから来たか?:海外シティポップ・ファンダムのルーツと現在地 ...

第1章 シティポップ概説 第2章 シティポップという「物語」 補論1 はっぴいえんどのシティポップへの影響を風景論を通して考える 第3章 シティポップの再興 第4章 グローバル化するシティポップ 補論2 “再発見”はどこから来たか?:海外シティポップ・ファンダムのルーツと現在地 補論3 インタビュー 韓国のシティポップブーム解説 第5章 シティポップの行方

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2022/07/02

はじめに 第1章 シティポップ概説 1-1 シティポップのあらまし 1-2 シティポップの黄金時代:1980年代 1-3 シティポップの衰退と展開 第2章 シティポップという「物語」 2-1 編纂されるシティポップのルーツ 2-2 シティポップにおけるはっぴいえんどの重力圏 ...

はじめに 第1章 シティポップ概説 1-1 シティポップのあらまし 1-2 シティポップの黄金時代:1980年代 1-3 シティポップの衰退と展開 第2章 シティポップという「物語」 2-1 編纂されるシティポップのルーツ 2-2 シティポップにおけるはっぴいえんどの重力圏 2-3 シティポップ(ス)と「脱政治」のポリティクス 補論1 はっぴいえんどのシティポップへの影響を風景論を通して考える――岸野雄一 第3章 シティポップの再興 3-1 国内におけるシティポップス再評価への道程 3-2 ネオシティポップとは何か 第4章 グローバル化するシティポップ 4-1 海外からの発見 4-2 アジアとシティポップ 補論2 〈再発見〉はどこから来たか?:海外シティポップ・ファンダムのルーツと現在地――モーリッツ・ソメ+加藤賢 補論3 [インタビュー]韓国のシティポップブーム解説――長谷川陽平(聞き手:柴崎祐二) 第5章 シティポップの行方 5-1 シティポップブームはどこに向かうのか 5-2 シティポップの可能性 あとがき

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2022/06/20

2022年6月19日読了。『プラスティック・ラブ』『真夜中のドア』などの80年代楽曲の近年のバズりを踏まえ、シティポップとは何で(意外と難問)どのように製作・受容され近年の流行に至ったか、について複数の著者が論じる本。自分はシティポップど真ん中の世代でもないし、今それを聴き漁って...

2022年6月19日読了。『プラスティック・ラブ』『真夜中のドア』などの80年代楽曲の近年のバズりを踏まえ、シティポップとは何で(意外と難問)どのように製作・受容され近年の流行に至ったか、について複数の著者が論じる本。自分はシティポップど真ん中の世代でもないし、今それを聴き漁ってもいない「谷間の世代」だが、シティポップは80年代当時は「未だ見ぬ欧米のスタイルへの憧れ」ムードを称えて作られたものが、現代から聴くと、その高品質があっての前提でレトロフューチャー・現代のどこにもない桃源郷・かつてあった憧れのハイテク国家日本の落ちぶれた姿への哀しみみたいな感情を刺激する、ただシティポップは今や日本の特権ではなく、世界中でその要素を取り入れたポップ・DJミックスが生み出され続けているということは留意すべき、ということか。単なるリバイバル流行の一つ、なのかもしれないが、いいものは時代を超えて評価される、ということなのかもしれない。

Posted byブクログ