にほんの詩集 長田弘詩集 の商品レビュー
何回も読んだ。この詩集大好き!読むと心が豊かになった気分。 具体的に述べる小説もいいが、抽象的に物事を語る詩も大好きだ。考えるきっかけをくれるのが嬉しい。 印象に残った話 ●最初の質問 読むたびに原点に戻れるというか、見失った自分を取り戻せるような問いかけが続いていて、対話でき...
何回も読んだ。この詩集大好き!読むと心が豊かになった気分。 具体的に述べる小説もいいが、抽象的に物事を語る詩も大好きだ。考えるきっかけをくれるのが嬉しい。 印象に残った話 ●最初の質問 読むたびに原点に戻れるというか、見失った自分を取り戻せるような問いかけが続いていて、対話できて面白い。 ●散歩 いちばん難しいことは、実は簡単なことなんだと改めて思わせてくれる。 ●クロワッサンのできかた 文章をおってるだけで、頭の中に絵が浮かんでくる。まるで絵本を読んでいるかのよう。 ●テーブルの上の胡椒入れ 幸福とは実は身近にあるものなんだ気づかせてくれる。 ●静かな日 「たのしむとは沈黙に聴き入ることだ」 森羅万象のものから、何かしらの声を拾おうとしている感じがして好き。 ●立ち止まる 最後の「立ちどまらなければゆけない場所がある。何もないところにしか見つけられないものがある」という言葉に救われる。 ●ファーブルさん ●少女と指 ●図書館の木の椅子
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暗示的レシピ本 日常の動作、風景が目に浮かぶ詩なのにどこか不穏めいていてひやっとした それでいて、一日を包み込む、あたたかさ
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ブグ友さんたちのレビューを拝読し、詩もおもしろそうだなぁと思い始めていたなか、先日、公民館で目が合ったのがこちらの詩集。 公民館は図書館よりも規模が小さいので、子どもが絵本を探す傍らで大人向けの本も眺められちゃう。公民館バンザイ。 詩がこんなにも素敵なものだったとは。 勝手に難...
ブグ友さんたちのレビューを拝読し、詩もおもしろそうだなぁと思い始めていたなか、先日、公民館で目が合ったのがこちらの詩集。 公民館は図書館よりも規模が小さいので、子どもが絵本を探す傍らで大人向けの本も眺められちゃう。公民館バンザイ。 詩がこんなにも素敵なものだったとは。 勝手に難しそうだと思って遠ざけていたのが勿体なかったなぁ。 最初の数ページで、思わず感嘆のため息が出てしまうほど、言葉の力に圧倒された。 穏やかで、優しくて、芯の強さを感じる言葉。 それらの短く磨きあげられた言葉が琴線に触れる。 身近な物事が題材なので、自分のこととして感じやすい。 心に直接語りかけられているような感覚で、深く突き刺さる。 感じるし、考えさせられる。 五感も刺激される。料理に例えた詩も多く、味わい深かった。 それらの言葉は、いま自分が欲しているものだと思った。 言葉がほしい、もっとほしい、もっともっと…と止まらなくなる自分がいて、少し怖かった(笑) 詩っていいね。
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最初の質問 おおきな木 散歩 隠れんぼう ねむりのもりのはなし ひとはねこを理解できない 探偵のバラッド 殺人のバラッド 言葉の死 キャベツのための祈り クロワッサンのできかた サンタクロースのハンバーガー アップルバターのつくりかた ショウガバンの兵士 ブドー酒の日々 テーブル...
最初の質問 おおきな木 散歩 隠れんぼう ねむりのもりのはなし ひとはねこを理解できない 探偵のバラッド 殺人のバラッド 言葉の死 キャベツのための祈り クロワッサンのできかた サンタクロースのハンバーガー アップルバターのつくりかた ショウガバンの兵士 ブドー酒の日々 テーブルの上の胡椒入れ タンポポのサラダのつくり方 幸福なメニューのバランス カレーのつくりかた パイのパイのパイ 五右衛門 言葉のダシのとりかた おいしい魚の選び方 イワシについて 天丼の食べかた ふろふきの食べかた
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見た目(装丁)も、詩も素敵です。 書店で一目惚れしました。 にほんの詩集 として12冊刊行されていくようです。 どれも手にとって読みたいです。 詩は心の栄養です。 長田弘さんの詩を読んで気がついたのは、昨今の言葉の暴力被害です。 自分に対しても相手に対しても、ちゃんと考え...
見た目(装丁)も、詩も素敵です。 書店で一目惚れしました。 にほんの詩集 として12冊刊行されていくようです。 どれも手にとって読みたいです。 詩は心の栄養です。 長田弘さんの詩を読んで気がついたのは、昨今の言葉の暴力被害です。 自分に対しても相手に対しても、ちゃんと考えて言葉を使わなくてはと思いました。 背筋が伸びた感じになりました。 何度も読んで噛み締めたいと思います。
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ずっと昔、10歳も年上の女性から紹介された長田弘。 今回、装丁に惹かれて、読んでみた。 有名な詩 「最初の質問」 今日、あなたは空を見上げましたか。 空は遠かったですか、近かったですか。・・・ 「おおきな木」 ・・・ おおきな木の下に、何があるだろう。何もな...
ずっと昔、10歳も年上の女性から紹介された長田弘。 今回、装丁に惹かれて、読んでみた。 有名な詩 「最初の質問」 今日、あなたは空を見上げましたか。 空は遠かったですか、近かったですか。・・・ 「おおきな木」 ・・・ おおきな木の下に、何があるだろう。何もないのだ。 何もないけれど、木の大きさと同じだけの沈黙がある。 ・・・ どの詩も、声に出して読みたくなる。 声に出すなら、谷川俊太郎さんの言葉遊びが面白いと思っていたけれど、 長田さんの言葉は心の隙間に沁みてきた。 彼の言葉を五感でとらえたいと思った。 そして、言葉とその情景を心身に沁み入れたいと思った。日常に追われて、繰り返し、読むことをしていないけど、この忙しさが一段落したら、朝、一番に 大きな木を朗読してみたい。(照) 本人が生前自選した詩集(新装版長田弘詩集 ハルキ文庫)を底本として2編追加し編集したものだそうです。
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「ことばに いみがなかった いみには ことばがなかった」 ことばにまみれて ことばにたより その表現にまもられて 喜びのなかに生きる そんな わたしたちの はじまりの 詩集 すばらしい
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