土偶を読む図鑑 の商品レビュー
こちらの図鑑は、対象としている土偶たちを背面も含めて写真掲載されている。 「土偶を読むを読む」で、竹倉氏の論旨が正面から見た土偶像ないしは、その特徴的一面から見た土偶像に基づき論じられているところを批判しているが、本書ではそれらの土偶の様々な側面の写真が示されている。それらを見る...
こちらの図鑑は、対象としている土偶たちを背面も含めて写真掲載されている。 「土偶を読むを読む」で、竹倉氏の論旨が正面から見た土偶像ないしは、その特徴的一面から見た土偶像に基づき論じられているところを批判しているが、本書ではそれらの土偶の様々な側面の写真が示されている。それらを見ると竹倉論は確かにちょっと難しいなという印象を得た。 一方で、縄文のころの土偶作家の表現力の豊かさに驚かされる。
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「土偶は植物をかたどった精霊像」という新説を、 日本各地の土偶から検証し、読み解く。カラー写真豊富。 ・はじめに 1 縄文時代土偶基礎知識 2 竹倉流土偶の読み方 3 新発見の竹倉土偶論 ・土偶よもやま噺 ・縄文を知る!博物館・美術館MAP いろいろな土偶が見たいと思っての読書...
「土偶は植物をかたどった精霊像」という新説を、 日本各地の土偶から検証し、読み解く。カラー写真豊富。 ・はじめに 1 縄文時代土偶基礎知識 2 竹倉流土偶の読み方 3 新発見の竹倉土偶論 ・土偶よもやま噺 ・縄文を知る!博物館・美術館MAP いろいろな土偶が見たいと思っての読書でしたが、 新説の内容主体でした。これが面白かった! 『土偶を読む』は未読だけれど、貝などの食料獲得や 植物資源の利用のための、呪具として製作されたのが 土偶という仮説は、なかなか興味深いものでした。 オニグルミ、ハマグリ、イネ、ヒエ、サトイモ、トチノミ、 トチノキの表現というのは、土偶の写真で示されると、 なんか納得してしまいそう。遮光器土偶がサトイモか~。 というか、縄文時代に関するあれこれと、 出土した地域や年代での土偶の変遷や、 食文化と土偶分布の関連等、カラー写真で日本各地の 土偶が紹介されているのが楽しかったです。 「縄文の女神」がでかいとか、骨蔵器の用途があるものとか、 とにかく土偶が見たかったので、ある意味満足。 『土偶を読む』も近々読んでみよう。
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図解でわかり易く解説してあるので、素人が見ても納得する。土偶の形だけでなく、縄文時代の地形、食生活を踏まえての説、素晴らしい。 一気に読ませて頂きました。 本当は星5つですが、次にもっと凄いものを読ませてくれそうで4つに留めます。 ブラボーです。
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突然、土偶に目覚めたので購入。 土偶=植物や貝類を模ったフィギュアという着眼点が本当に面白かった。 対象モチーフとなる植物、貝類の共通点をビジュアルと照らし合わせで読めるので納得感がある。文字も大きく、さらりと読めるので土偶沼入門編として大変おすすめ。
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ここまで写真付きで明快な解説をされては、反論できない!納得してしまう! 折角、遮光器土偶にロマンを馳せ、古代縄文時代に宇宙人が到来していた、と思い込んでいたのに〜 しかし、こんなに面白い本に、ここのところ巡り合わなかったので、ガッカリしながらも読み終える頃には、探究心という別...
ここまで写真付きで明快な解説をされては、反論できない!納得してしまう! 折角、遮光器土偶にロマンを馳せ、古代縄文時代に宇宙人が到来していた、と思い込んでいたのに〜 しかし、こんなに面白い本に、ここのところ巡り合わなかったので、ガッカリしながらも読み終える頃には、探究心という別のワクワクが湧いて来て、竹倉先生のファンになりました。
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#土偶を読む図鑑 読了。「土偶を読む」の副読本として購入。 ちょっと対象年齢が低めな作りで、調査の様子を漫画化してたりするが、そこに「土偶を読む」でいいキャラ出してた助手の池上氏が描かれててうれしい。 「土偶を~」より多めの写真と種類の土偶を見ることができて、副読本としても優秀で...
#土偶を読む図鑑 読了。「土偶を読む」の副読本として購入。 ちょっと対象年齢が低めな作りで、調査の様子を漫画化してたりするが、そこに「土偶を読む」でいいキャラ出してた助手の池上氏が描かれててうれしい。 「土偶を~」より多めの写真と種類の土偶を見ることができて、副読本としても優秀で、読んでるとやはりなるほどなと思わせられる部分がある。特に動物を模した土偶、仮面として使われた土偶にあっては写実的で精巧な造形が見て取れ、やはり縄文人の造形技術は相当なものだったことがうかがえる。 これはつまり、一見奇抜で意味の分からない縄文式土偶の造形の中にはある種の作為があって、単純な誇張だけではないということだ。そもそも身近なモノや無機物に人格をつけて、擬人化するなどは現代の乳幼児でも頻繁に行うし、アンパンマンなどは特に良い例だと思う。私のなかで、土偶に対して植物を模したものだという気づきがなかったのは、縄文人には想像力がなく、見たものしか表現できないと思っていたからではないだろうか。 筆者の主張も決して荒唐無稽ではなく、気づき感じたことをフィールドワークやデータを通じてしっかり検証されている。現在の解釈に対して少し挑戦的な言葉もあるが、それも踏まえ、一ファンとして今後の活躍にさらに期待したい。
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