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オッサンの壁 の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2023/11/19

男性優位社会で女性初の政治部長になった著者の、女性への偏見に折れずに乗り越えてきた仕事人生を語っている。同じ業界に身を置くものとして、共感せずにはいられなかった。女性の偏見を語ることで、めんどくさいと思われることから避けてきたが、きちんと向き合っておかしいことにはおかしいと指摘す...

男性優位社会で女性初の政治部長になった著者の、女性への偏見に折れずに乗り越えてきた仕事人生を語っている。同じ業界に身を置くものとして、共感せずにはいられなかった。女性の偏見を語ることで、めんどくさいと思われることから避けてきたが、きちんと向き合っておかしいことにはおかしいと指摘することの勇気と大切さを教えてもらった。でもメディアはこの時とほとんど進歩がないだろう。

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2023/10/26

オッサンと呼ばれる習性を面白おかしく書いた本かと思ったが、著者自身の体験を通じて男性中心社会への波紋が投げられている。理屈ではわかっていても変わらない日本。固定観念が大きな壁となって立ちはだかっている。 本では取り上げられていないが、都立高校で男女で合格最低点が違っていた。多くの...

オッサンと呼ばれる習性を面白おかしく書いた本かと思ったが、著者自身の体験を通じて男性中心社会への波紋が投げられている。理屈ではわかっていても変わらない日本。固定観念が大きな壁となって立ちはだかっている。 本では取り上げられていないが、都立高校で男女で合格最低点が違っていた。多くの女子が自分より点数の悪い男子のために不合格になっていた。 教育における偏見だが、変えるべきパワーが働いてこなかった。天皇の皇位継承も棚上げされたままである。いろんな意味でジェンダーフリーの時代だが、長年にわたって染み付いてきた思い込みは一朝一夕には変えられないだろうし、老害とも言える人種が力を持っている政治からは期待ができない。女性平等が最も進んでいるアイスランドの女性は強い。賃金格差が判明した最近、職場で家庭でストを決行した。昔、ウーマンリブなる活動があったが、女性自身から変革を求めるうねりがでてくることが、最も効果的かな、と感じた。

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2023/09/10

オッサン社会にどっぷり浸かって生きてきて、明らかに時代は変わってきたと実感しているし、自らも男女問わない社会を作る一端を担っているとの意識であったが、独りよがりなんだと本書に気付かされた。確かに、まだまだだな。

Posted byブクログ

2023/08/06

毎日新聞の政治記者である著者が体験した、男性優位社会に存在する『オッサンの壁』について書かれた本。○○ハラスメントという言葉さえない時代から男性社会で揉まれた話は、大変な経験だと思う。しかし、今現在においてもそれが無くならないのは、やはり男性側の意識を変えなければならないと思った...

毎日新聞の政治記者である著者が体験した、男性優位社会に存在する『オッサンの壁』について書かれた本。○○ハラスメントという言葉さえない時代から男性社会で揉まれた話は、大変な経験だと思う。しかし、今現在においてもそれが無くならないのは、やはり男性側の意識を変えなければならないと思った。

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2023/08/08

著者は2017年に毎日新聞の政治部長を務め、 現在は論説委員のジャーナリストです。 いわゆる男女雇用均等法が施行された時期に 社会人として働き始めた世代の一人です。 その施行から約30年以上が経過しています が、まだまだ男女間の性差は埋まったとは 言い難いのが現状です。 ま...

著者は2017年に毎日新聞の政治部長を務め、 現在は論説委員のジャーナリストです。 いわゆる男女雇用均等法が施行された時期に 社会人として働き始めた世代の一人です。 その施行から約30年以上が経過しています が、まだまだ男女間の性差は埋まったとは 言い難いのが現状です。 ましてや著者が間近で見てきた政治の世界 ではなおさらです。 新聞記者が書く文章だけあって、単なるボヤ きだけでなく、非常に分かりやすく、 多くの声を拾い上げています。 「オッサンの壁」とは何か。オッサンでも ない人も必読の一冊です。

Posted byブクログ

2023/02/23

冒頭に「経済成長のための女性活躍という視点が最優先で語られること」への違和感が書かれていて、ハッとした。知らずしらずに「オッサン」社会に同調している自分に気づく。国の成長に関わろうが関わるまいが、人権尊重や男女平等は社会政策として実現すべき課題だというのはその通りだと思った。

Posted byブクログ

2023/01/23

ジェンダーのこと、自分の理解が浅かったなと反省 自分はオッサンであり下駄を履かせてもらって今ここにいるという意識する必要があるな 壁を乗り越えるのではなく、壁を壊す #オッサンの壁 #タラ本

Posted byブクログ

2022/12/05

オッサンに伝わる言葉でキチンと書いてあるジェンダー論。とはいえメディアの周回遅れぶりはひどい。視聴者、読者が欲するから、取材対象の政治が遅れているから、どれもそうなんだろうけど。男女論の前に、こういう働き方は持続可能性ないよなぁと。

Posted byブクログ

2022/11/16

オッサンの壁とは「働く女性の壁」のこと。女性の生きづらさが紹介されている。著者の実体験から語られているので迫力がある。まさしく「オッサン」である我が身を顧みると、無神経極まりない人間なのだと気づかされる。 「女性が努力する必要はない。社会システムを変えるべき」は至言だと思う。

Posted byブクログ

2022/09/24

「オッサンの壁」について考察する内容なのかと思いきや、著者の経歴に基づくエッセイのようなものであった。優秀な方なんだろうな。お腹いっぱい。

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