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スペシャルQトなぼくら の商品レビュー

4.4

14件のお客様レビュー

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2024/08/09

メイクをしてかわいい服を着た優等生の久瀬君を見かけたナオ。その時まで、メイクとか興味なかったんだけど・・・? 【NDC:913】

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2024/08/01

キュートがなぜQと表示されているのか気になったけど自分が女か男かわからないクエスチョニングのQなのだとわかるとタイトルが奥深いなと思いました。恋愛の要素が含まれているので誰でも読みやすいと思います。

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2024/07/31

なかなかないクエスチョニングの本がやっと読めた。クエスチョニングらしい未来の恋愛のかたちになっていると思います。クエスチョニングに関しては情報がとにかく不足しているので、もっと沢山本が出て欲しいな〜。

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2023/09/22

物語の世界に引き込まれました!なぜ「キュート」を「Qト」と表記してるのか…!?それが読み終わったらわかります!性別についてや自分らしさに悩んでいる人にオススメです!ぜひ読んで見てください!

Posted byブクログ

2023/07/31

わたしもクエスチョニングで 性自認はたぶんXジェンダーかな? 恋愛感情はないわけではないけど、パートナーができても性的なことをしたいとは思わない。 いいなって思うひとはだいたい女性が多い、というずっとわからないまま生きています。 いまの時代、こういう本があることを心強く、嬉しく感...

わたしもクエスチョニングで 性自認はたぶんXジェンダーかな? 恋愛感情はないわけではないけど、パートナーができても性的なことをしたいとは思わない。 いいなって思うひとはだいたい女性が多い、というずっとわからないまま生きています。 いまの時代、こういう本があることを心強く、嬉しく感じながら読んでいました。 わたし、本日もキュートなわたしでいたいです。

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2023/03/22

社会的にはまだまだ浸透していない問題を題材にするとそれがどういうものなのかというところからスタートしなくてはいけない。 それゆえに解説的な側面が大きくなりすぎている作品もあるのだけど、本作は登場人物たちの繊細でやわらかな心の機微がシンプルな台詞で表現されていて、まっすぐ伝わってく...

社会的にはまだまだ浸透していない問題を題材にするとそれがどういうものなのかというところからスタートしなくてはいけない。 それゆえに解説的な側面が大きくなりすぎている作品もあるのだけど、本作は登場人物たちの繊細でやわらかな心の機微がシンプルな台詞で表現されていて、まっすぐ伝わってくる。 「好きな服を着て好きなことをしていると、心が弾むんだよ」 男の子が可愛い洋服を着ることだけではなく、誰もがこういう気持ちを引け目を感じずに大切にできる世界であってほしい。

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2023/02/05

おしゃれと恋とクエスチョニングのお話(帯から) 登場人物がみんないい人だったので、安心して読めた。 児童書でクエスチョニング(アセクシャル)を扱った本はなかなか見ないので新鮮。 おしゃれに対するポジティブな言葉も素敵。 P61「大事なのは性別じゃなくて、ぼくがどんはぼくになりたい...

おしゃれと恋とクエスチョニングのお話(帯から) 登場人物がみんないい人だったので、安心して読めた。 児童書でクエスチョニング(アセクシャル)を扱った本はなかなか見ないので新鮮。 おしゃれに対するポジティブな言葉も素敵。 P61「大事なのは性別じゃなくて、ぼくがどんはぼくになりたいかだから」

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2022/12/10

クラスメイトの久瀬優英はとてつもない勉強好きの優等生。ある日ぼくは塾の特別講習の帰り、乗り換え駅で久瀬とすれ違った。ぼくには気付かず久瀬はそのまま駅前広場の公衆トイレに入っていった。そして偶然にも、そに公衆トイレから明るい茶色のショートヘアでキュートな服を着たどう見ても女の子が男...

クラスメイトの久瀬優英はとてつもない勉強好きの優等生。ある日ぼくは塾の特別講習の帰り、乗り換え駅で久瀬とすれ違った。ぼくには気付かず久瀬はそのまま駅前広場の公衆トイレに入っていった。そして偶然にも、そに公衆トイレから明るい茶色のショートヘアでキュートな服を着たどう見ても女の子が男子用の出入口から出てくるのを見てしまった。その女の子はさっきの久瀬と同じ白いトートバッグを肩から下げている。この子ってまさか…久瀬?! めちゃくちゃキュートで優しいお話にキュンキュンして夢中で読みました。前半はただひたすらに可愛い!可愛い!と思いながら読んでいましたが、後半につれて不穏な雰囲気になっていき、ただ可愛いだけではない物語がここにはきちんとある、と涙を滲ませながら読みました。 出来事として大きな事がそうたくさん起こるわけではないけれど、主人公達の心のうちはいつでもドラマチックで、こういう子達は本当にいるだろうなと思いました。 LGBTのお話だけではなくLGBTQまで違和感なく取り上げていて、ここまで踏み込んでいるのかとハラハラしながらも勉強になりました。

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2022/08/24

LGBTQ、アロマンテイック、アセクシュアル…。タイトルと表紙を見たときは、かわいいものが好きな男の子の話かな、くらいにしか思わなかったけど、色々と勉強になった。 自分の性別、恋愛対象の性別、恋愛の仕方、自分ではわかってるつもりだけど、案外わからないのかもなぁと読んでいて思った。...

LGBTQ、アロマンテイック、アセクシュアル…。タイトルと表紙を見たときは、かわいいものが好きな男の子の話かな、くらいにしか思わなかったけど、色々と勉強になった。 自分の性別、恋愛対象の性別、恋愛の仕方、自分ではわかってるつもりだけど、案外わからないのかもなぁと読んでいて思った。好きなものを好きっていえるのって、素敵だよね。 帯に書かれていた、まさに「Qでキュートなふたりが織りなす、おしゃれと恋と特別な絆の物語」でした。

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2022/07/26

LGBTについては知っているが、LGBTQの"Q"については知らない人も多いのではないだろうか。 そんなQ…クエスチョニングで"キュー"トな男子中学生2人の、時に悩み時に楽しく過ごす、自分の「好き」の形を共につくっていく絆の物語。 かわいい...

LGBTについては知っているが、LGBTQの"Q"については知らない人も多いのではないだろうか。 そんなQ…クエスチョニングで"キュー"トな男子中学生2人の、時に悩み時に楽しく過ごす、自分の「好き」の形を共につくっていく絆の物語。 かわいい表紙なので、中高生男子が手に取るには少し勇気がいる本かもしれないが、ぜひ男女クエスチョニング問わずティーンエイジャーに読んでほしい本。 ティーンズ向けとしてこの本を書いてくれたことに、嬉しさすら感じる。 表紙も裏表紙もとてもかわいい。 作中の描写から察するに、表紙の右側の子が主人公のナオで、左側の子がユエだろう。 学校トップの優等生・久瀬(ことユエ)が化粧をしてウィッグをつけて女性もののかわいらしい服装をして古着屋を見て回っているところを、主人公ナオは目撃してしまう。 うっかり屋さんなナオは、そんな久瀬の姿を見かけてしまったことをうっかり本人に明かしてしまう。 久瀬の変身がすごかった!と素直に褒めるナオに、久瀬は「じゃあ僕が変身するとこ、見てみる?」とナオに自分が化粧をしてウィッグをするところを見せる。 そうして仲良くなった2人は一緒に古着屋を巡ったりして、ナオはだんだん自分の抑えていた気持ちに気づく。 そうだ、僕はかわいいものが好きだったんだ。 物語は2人の友情、好きなものを好きだ!と思いながら満喫する幸せ、そして恋愛なのかなんなのか難しい感情、自身の性的指向への葛藤を咀嚼して悩みまくるエピソードが中心だが、彼らの周りの登場人物たちも全員重要だ。 孤立した状況で、好きなものを好きだと、勇気を出して一歩を踏み出すのは難しい。 周りの理解があって、仲間がいて、応援してくれる人がいて、初めて好きなものを本当に楽しむことができるのだ。 周りに理解者がいなければ、この結末はなかっただろう。 そのことも本書は教えてくれる。 ナオ自身の心理描写はもちろん、ナオから見た他の登場人物の仕草や言葉から分かる心理描写もとても巧みだ。 クエスチョニングゆえの2人の葛藤や、つらいことも描写されるが、ナオの友達や久瀬に片想いをしている後輩女子など、やさしい子が多く登場するので、つらい気持ちに傾きすぎず、安定して読める。 そして親しみやすい文体でテンポよく読める。 大人の描写はほとんどないが(ただ主人公2人の親は息子がかわいいものに関心があることを許容しない描写がある)、私はその方がティーンズ向け作品としていいと思う。 本作のようなお話に下手に大人が介入すると、物語としてバランスが崩れそうなので。 あと、同年代の子どもたち同士で考え合って、フォローし合って、お互い向き合う姿を見せるところが、本作のいいところだとも思っているので。 結末も、私は希望を感じた。 私自身アセクシャルだから、結末に関して、少し共感して読めたところがある。 私は今のところ恋人を作らないという意味では一生一人でいるつもりだが…恋人ではない生涯の友という意味でパートナーがいたら人生心強いよなぁと思う。 作中にもあるように「どっちでもいいじゃん」で私はいいと思っている。 性別や性的指向はグラデーションで、その時によって変化することもあるのだから。 この物語はフィクションだが、"Q"にあたる人々も様々で、それぞれどのように感じているのかよく調べて描かれている印象があり、物語を楽しみつつ、LGBTQについて考えることを促してくれる。 繰り返しになるが、ぜひたくさんの人に読んでほしい。

Posted byブクログ