中国の航空エンジン開発史 の商品レビュー
中華人民共和国建国以来現在までの中国航空産業(航空エンジン開発)の歩がわかるありがたい本。 国力が限られた時代は、「両弾一星」の名の下に核兵器と運搬手段としての弾道弾を優先し、後回しにされていた航空機開発だが、鄧小平の改革開放から天安門事件までの間の米中蜜月時代に流出した技術の...
中華人民共和国建国以来現在までの中国航空産業(航空エンジン開発)の歩がわかるありがたい本。 国力が限られた時代は、「両弾一星」の名の下に核兵器と運搬手段としての弾道弾を優先し、後回しにされていた航空機開発だが、鄧小平の改革開放から天安門事件までの間の米中蜜月時代に流出した技術のことを考えると、天安門事件がなかったらと思うとゾッとする。 とはいえ、デュアルユース技術とリバースエンジニアリングだけでは乗り越えられない壁があることを知り、ほっとした。 (いつまでほっとしていられるかは疑問だが)
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