1,800円以上の注文で送料無料

初恋、ざらり(上) の商品レビュー

4.6

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/09/05

Twitterで作品を知り、大好きになり書籍も購入しました。 とにかく有紗ちゃんと岡村さん、二人の関係性がとても甘くも切なく好きだった 岡村さんみたいな人がいたら、私も好きになってしまう だって穏やかで優しくて素敵(有紗ちゃんの気持ちもよく分かる) そして有紗ちゃんの愛らしさ、一...

Twitterで作品を知り、大好きになり書籍も購入しました。 とにかく有紗ちゃんと岡村さん、二人の関係性がとても甘くも切なく好きだった 岡村さんみたいな人がいたら、私も好きになってしまう だって穏やかで優しくて素敵(有紗ちゃんの気持ちもよく分かる) そして有紗ちゃんの愛らしさ、一生懸命さに応援したくなる、可愛い(岡村さんも気持ちがよく分かる)

Posted byブクログ

2023/08/20

しんどいシーンも沢山あったが 止まらずに夜更かしして一気に読んでしまった。 ドラマ化も成功してるのすげー。

Posted byブクログ

2023/08/26

軽度知的障害B2(一番軽いレベルらしい)の25歳有紗がバイト先で出会った岡村さんと恋をする。 軽度で一見障害があるとは分からないからこそ、これまで「普通」にできないことを責められたり、求められたらエッチもしてしまったりする有紗。感情がないわけじゃないからとても悲しかったり悔しか...

軽度知的障害B2(一番軽いレベルらしい)の25歳有紗がバイト先で出会った岡村さんと恋をする。 軽度で一見障害があるとは分からないからこそ、これまで「普通」にできないことを責められたり、求められたらエッチもしてしまったりする有紗。感情がないわけじゃないからとても悲しかったり悔しかったり、ずっと自分を責め続けてきた。 だから「いるだけでいい」と岡村さんの言葉に有紗はとても救われる。この世に必要とされたいのにされないと暗く渦巻いていたものがスーッと消えていくシーンがとても印象的。 優しい岡村さん自身も、有紗の見た目が可愛いから好きになってしまったことに自問自答したり、有紗の母親に将来を問われて悩んだり。 2人が安心して一緒にいられる世の中になってほしい、と願わずにいれない。

Posted byブクログ

2022/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

女の解体新書を読んだ時も思ったけど、女性作者が女性キャラを男性に都合よく描いてる。意図的にそうしてるのか、無意識的になのか気になる。前者の場合は、男性受けを狙ってるだけだけなので、とりたててどうこういうことじゃない。しかし、後者の場合は少し根が深い気がする。男性に都合のよい女性キャラを自然体で描いてしまうということは、作者にとって、それこそが普通の女性像であるということで、極端に言い換えると、「女性は男性に都合が良いのが普通」、さらに言うと「女性である自分は男性に都合がよいのが普通」とまで思っているのではないだろうか。もしそうだとしたら、そういった女性像を求め、確立に貢献してきた一男性として、申し訳ないというかやるせない気持ちになる。 狙ってやっているのなら良いと思うのだけど、それが普通だと素直に信じてやるのは、なんかもやもやする。この本の主人公は輪にかけて素直、かつ、男性に都合良すぎなので、最高潮にもやもやする。これでいいのだろうか。くどいが狙ってやっているのならいいのだけど...。

Posted byブクログ

2022/06/30

正直に告白します。表紙の女の子があまりにもかわいいので、買ってしまいました。中川翔子さんがモデルなのかな。とにかく一目ぼれだった(笑い)。 だけどこの本の6ページ目でいきなり、彼女が「普通の」女の子でないことが描かれる。つまり彼女は療育手帳所持者だった。だから読者は読み進める前...

正直に告白します。表紙の女の子があまりにもかわいいので、買ってしまいました。中川翔子さんがモデルなのかな。とにかく一目ぼれだった(笑い)。 だけどこの本の6ページ目でいきなり、彼女が「普通の」女の子でないことが描かれる。つまり彼女は療育手帳所持者だった。だから読者は読み進める前にこう考えるかもしれない-この本は知的障がい者の物語なんだ。つまり、“自分の日常からは遠い話なんだ”-と。 でも読み終えた立場からあえて言わせてもらう。この本は決して知的障がい者のみの物語ではない、と。 では何の物語かって?障がい者という狭いカテゴライズに捉われないような、人それぞれが必ず持つ、個性と紙一重の不器用さや、好きゆえに相手を傷つけてしまうという恋愛のパラドックスを、著者の豊かな感性で丁寧に描かれた珠玉のコミック作品だ。 私がここまで言い切ってしまうのは、先に書いたように、この作品が知的障がいをメインテーマとしながらも、それにとらわれず、読者に自分自身の“障がい性”に気づかせるからだ。 ここで自分自身の“障がい性”について具体的に言うと、例えば私は療育手帳は持っていないものの、すぐ攻撃的な言葉を相手にぶつけたりしてしまう。また、私のまわりにも手帳所持者はいないものの、仕事がハードすぎて精神的にまいって長く休んでいたことがあったり、子どもが家に閉じこもっていたり、外面はいいという評判なのに家ではアルコールにすぐに手が伸びてしまい記憶を失うまで飲まずにいられないといった、それらの人が世間から隠していた話を、「実は…」という前置きに続いて耳にしたりしてきた。 それらの「他人からは見えないが、人とは同じではない」何かは、「自分では恥ずかしいと思いながらも、うまくコントロールできないもの」で、だけども「自分の性格や個性と密接にかかわっている」ものであり、その点では知的障がい者と大同小異だということに私は気づいた。 つまり主人公の有紗は、読者にとって、異質で特別な存在なんかでは決してなく、自分自身の中にある“障がい性”に気づかせてくれる存在なのだ。だから有紗が幸せに近づけば、それだけ自分自身のことのようにうれしくなる。 だけど創作されたストーリーの常で、上巻では有紗はいろんな出来事に取り巻かれる。それは楽しいことばかりではない。 でも自分の人生だってそうだったはずじゃないか。片付けが苦手だった私には、上巻の表紙で有紗の背景にゴミ袋があることを別に不思議とは思わない。そして下巻の表紙では2人での生活が描かれていて、ゴミ袋なんかなくなっている(ついでに言うと、上巻で有紗の横にいたペンギンみたいなぬいぐるみは、下巻では岡村さんがそのスペースにいるので、ゴミ袋があった位置へと移動している)。 つまり療育手帳を持っているかどうか以外は私にもかなりの部分で重なっている。そのように描写がきめ細やかなので、たぶんほかの人でも自然に感情移入できる部分は多いだろう。

Posted byブクログ

2022/06/17

軽度知的障害のある自閉症の有紗が主人公。有紗の生きづらさが生々しく描かれていて、読み進めるのが辛い時も。 岡村さんがまたいい人なんだけど、いい人だけではうまくいくわけでないのがもどかしい。 岡村さんは岡村さんで辛いことがあって…というのもあり、後編の展開が救い。

Posted byブクログ