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団地と移民 課題最先端「空間」の闘い の商品レビュー

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2024/05/03

団地と移民 課題最先端「空間」の闘い。安田 浩一先生の著書。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占める団地。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占める団地は日本の将来の縮図。排外主義的なナショナリズムを掲げる無関係の人たちの存在。排外主義的なナショナリズムを掲げる無関係の人たちは...

団地と移民 課題最先端「空間」の闘い。安田 浩一先生の著書。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占める団地。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占める団地は日本の将来の縮図。排外主義的なナショナリズムを掲げる無関係の人たちの存在。排外主義的なナショナリズムを掲げる無関係の人たちは主義主張があるなら政治家になって社会のルールを変えればいいのに。団地と移民 課題最先端「空間」の闘いは日本における移民問題を正しく理解して考えるための良書。安田 浩一先生の取材力に尊敬。

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2023/10/22

 急速に限界集落化し、多国籍化する団地は、高齢化時代における日本の課題が先鋭化する場所。芝園団地における中国人コミュニティなどの描写を通じ、団地が抱える課題と解決の糸口を探る。

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2022/06/07

本社の取材が行われた2018年くらいと現在では、だいぶ変化もあるのではないかな。 特に芝園とか、コロナ禍を経て(まだ終わってないけど)だいぶ変化したのでは。 情報がアップデートされたものを読みたかった。 文章は繰り返しの表現が多く少し冗長に感じた。

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2022/06/04

金岡団地(公団団地第一号・大阪府堺市)、山崎団地(著者が住んでいた団地・東京都町田市)、常盤平団地(千葉県松戸市)、神代団地(映画『団地妻 昼下がりの情事』の舞台・東京都調布市)、芝園団地(ニューカマー中国人・埼玉県川口市)、ブランベニル団地(移民の街・フランス)、サルセル団地(...

金岡団地(公団団地第一号・大阪府堺市)、山崎団地(著者が住んでいた団地・東京都町田市)、常盤平団地(千葉県松戸市)、神代団地(映画『団地妻 昼下がりの情事』の舞台・東京都調布市)、芝園団地(ニューカマー中国人・埼玉県川口市)、ブランベニル団地(移民の街・フランス)、サルセル団地(90を超える国籍の人が住む団地・フランス)、チャイナ団地(中国系新移民の街・フランス)、広島市営基町高層アパート(原爆スラム、中国残留孤児・広島県広島市)、保見団地(日系ブラジル人・愛知県豊田市)、北青山三丁目住宅(東京都港区)、東新町団地(GREEN KIDS・静岡県磐田市)

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2022/05/15

団地を舞台に、日本の超高齢社会と移民についてのルポルタージュ。 ただこの現状より恐ろしいのは、現在移民として一くくりにされる人々の移住先としての選択肢から日本が外れる事。移住する程の魅力を金銭面や住環境から感じなくなる事。要は移民に見捨てられる事。長年のデフレに加え閉鎖的な社会...

団地を舞台に、日本の超高齢社会と移民についてのルポルタージュ。 ただこの現状より恐ろしいのは、現在移民として一くくりにされる人々の移住先としての選択肢から日本が外れる事。移住する程の魅力を金銭面や住環境から感じなくなる事。要は移民に見捨てられる事。長年のデフレに加え閉鎖的な社会、こうした未来に日本は確実に近づいていると思う。 ブックファーストなんばウォーク店にて購入。

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2022/05/11

まえがき――団地は「世界」そのものだった 団地第一号/「給水塔がなくなってから団地は変わってしまったんだ」/四二年ぶりに訪ねた、育った団地etc. 第一章 都会の限界集落――孤独死と闘う 「常磐」から「常盤」へ/老いの苦悩/団地はいまや限界集落/孤独死に国籍は関係ない etc....

まえがき――団地は「世界」そのものだった 団地第一号/「給水塔がなくなってから団地は変わってしまったんだ」/四二年ぶりに訪ねた、育った団地etc. 第一章 都会の限界集落――孤独死と闘う 「常磐」から「常盤」へ/老いの苦悩/団地はいまや限界集落/孤独死に国籍は関係ない etc. 第二章 コンクリートの箱――興亡をたどる “団地妻”の時代/「金子田んぼ」/居場所/監督の最期は団地そのものだった etc. 第三章 排外主義の最前線――ヘイトへ抵抗する 排外運動の発火点/「人種間というよりは、世代間のギャップなんですよ」/文化交流を防災から始めた/「違いは壁でも境界でもない」/ヘイトスピーチを昇華する/意味もなく使われた団地の外観/「共生」も「環境」も守る etc. 第四章 パリ、移民たちの郊外――レッテルを塗りつぶす 団地は差別と偏見の触覚だ/ブランメニル団地/パリの“もうひとつの顔”/「見ればわかるでしょ。人が大勢住んでいるだけ」/統合に漏れた人々が追いやられる/アソシアシオンが生きている意味をつくる/難民に対する嫌がらせ/「団地に足りないのは何だと思う?」/スティグマ/九〇を超える国籍の人が住む団地/「サッカーチームと団地は違う」/だれもが共通する「被害」、差別/チャイナ団地/そこは歴史も繁栄も矛盾も含んでいた etc. 第五章 残留孤児の街――歴史の中に立つ 原爆スラム/地べたから団地を見あげる/「絶対に一色に染まることはない」/残留孤児/基町アパートは「孤児の街」だった/日本人の心の中には紙一枚の壁がある/平和の軸線 etc. 第六章 「日本人」の境界――差別と分断に屈しない きっかけはほとんど“ごみ問題”/日系人は合法的労働者供給源だった/保見団地抗争/ガイジンは雇用の調整弁にされた/「日本人、私たちと話したがらないでしょ?」/“住民”として受け入れる etc.

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