ショートケーキ。 の商品レビュー
ただそこにいるだけで選ばれる存在。 黙っていても注目される存在。 ショートケーキをめぐる短編集だったけどショートケーキってやっぱり特別感ハンパない。 意外と男性目線で見たショートケーキ好きかも。
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1人1人のショートケーキストーリーも良かったし、読み進めるごとに登場人物がつながっていくのも嬉しい。 視点が変化しながら展開していくので、同じ場面をまた違った気持ちで体験出来るのも面白かった。 「失われたホールケーキの会」。こういう想像力を掻き立てられるネーミング好きです。 誰...
1人1人のショートケーキストーリーも良かったし、読み進めるごとに登場人物がつながっていくのも嬉しい。 視点が変化しながら展開していくので、同じ場面をまた違った気持ちで体験出来るのも面白かった。 「失われたホールケーキの会」。こういう想像力を掻き立てられるネーミング好きです。 誰かの人生のきらめく瞬間を目撃したときのケーキ屋店員の反応には思わずニンマリ。 ままならない育児を描いた短編では、色々思い出して共感。 “ほめる世間” と “追いイチゴ”は是非やってみようと思う。 軽い読み心地でそこそこ面白いだろうな~とは思ってたけど、予想以上に良かった。 クスッとしたりニンマリしたり。 美味しくて元気が出る1冊。
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ケーキはよく買うほうだと思う。 ショートケーキが美味しいお店は次も行きたくなる。 ショートケーキにまつわる5つの物語。 またあのお店のショートケーキが食べたくなる本でした。
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正に書名の通りショートケーキつながりの短編集。 それぞれの人生への絡まり方は違うが、ショートケーキの持つ特別感、幸福感が物語が成立する前提となっていて、しかもそれに違和感がないのはある意味すごい。 各編の登場人物が少しだけカレンダーしているのも短編集の仕掛けとして楽しい。
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ショートケーキをテーマとした5篇からなる連作短編集です。1話目を読み終わった時に「あれ、これって短編集?もし連作ならぜひ次はあの人のお話が読みたいなぁ…」と思ったら、なんとその通りになってかなり嬉しかったです。登場人物がつながってる連作短編集っていいですよね。 坂木司さんって性...
ショートケーキをテーマとした5篇からなる連作短編集です。1話目を読み終わった時に「あれ、これって短編集?もし連作ならぜひ次はあの人のお話が読みたいなぁ…」と思ったら、なんとその通りになってかなり嬉しかったです。登場人物がつながってる連作短編集っていいですよね。 坂木司さんって性別は公表してないらしいですが、絶対女性、しかも子育て経験のある方ですよね!4話目が、初めての育児に「ままならなさ」を感じる新米ママが主人公なんですが、めちゃめちゃリアルで共感しました。過ぎてしまえば赤ちゃんの時期なんて本当に短くて、子どもはあっという間に大きくなってしまうんですが、初めてのことだらけで戸惑うし、寝れないしご飯もゆっくり食べられないし、世間の目も気になるし、自分の時間なんてもってのほかだし…渦中にいると「今」が精一杯で出口の見えないトンネルのように感じちゃうんですよね。『ほめる世間』素晴らしいです。ぜひ私も実践していきたいです。 他のお話もどれも読みやすいし坂木さんらしい視点がよくて、すごく好きでした。特に2話目が好き。カジモト家の家族みんながすごくよかった。 ケーキの特別感って、本当にいいですよね。まさにしあわせの象徴だなぁと思います。 あとがきにあった、坂木さんにインスピレーションを与えた岡野大嗣さんの短歌も、コージーコーナーのポスター(検索しちゃいました)も、どちらもとっても微笑ましくていいですね。 *** 「いろんなことに疲れて、家の近くの駅までようやく帰ってきて、甘いものでも食べなきゃやってらんないってときにさ、『売り切れ』ってなってたら、絶望しそうだから」(47頁)
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ケーキって見た目も美しくて、美味しくて 特別感がすごい。お祝いの時、元気がない時、疲れた時、ご褒美の時人生の節目って言ったら大袈裟かもだけど、でも十分一冊の本の主役になり得る。 ショートケーキがつなぐお話が面白かった。 だけど、これはダイエット中にはキツイ。 コージーコーナー見...
ケーキって見た目も美しくて、美味しくて 特別感がすごい。お祝いの時、元気がない時、疲れた時、ご褒美の時人生の節目って言ったら大袈裟かもだけど、でも十分一冊の本の主役になり得る。 ショートケーキがつなぐお話が面白かった。 だけど、これはダイエット中にはキツイ。 コージーコーナー見るたび、ケーキ屋見るたび ショーケースを見ないように頑張ったけどさ。 健康診断終わったら、ご褒美にとっておきのショートケーキ食べるゾ。
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☆4 装幀がとても可愛くて、以前から気になっていた坂木さんの作品です❁⃘*.゚ ケーキをめぐる5つの物語なのですが、連作短編集になっているのでとても読みやすかったです。
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この装丁にまず惹かれて、いつか読んでみたいと思っていた作品です!さらっと読めて、日常の疲れを、ほわっと甘さで包んでくれるような感じでした。5つの短編集からなる作品は、ちょっとずつ前作とリンクしているところなんか読んでいて嬉しくなったりしました。私の場合、甘いもので癒されたい…そん...
この装丁にまず惹かれて、いつか読んでみたいと思っていた作品です!さらっと読めて、日常の疲れを、ほわっと甘さで包んでくれるような感じでした。5つの短編集からなる作品は、ちょっとずつ前作とリンクしているところなんか読んでいて嬉しくなったりしました。私の場合、甘いもので癒されたい…そんな気持ちって年を重ねるごとに強くなったと感じますが、この作品を読んで満たされるのもよいのかもって思いました。でもやっぱり、食べたいかなぁ~ケーキ食べたいです(#^^#)
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ショートケーキにまつわる人と人とのつながりの話。少しずつ人間関係が重なっている書き方がすきなので、この本も好きでした。 ケーキを買う人→食べる人→食べる人の家族→売る人、みたいな感じ。 同じショートケーキでも、人によって意味違う。 サクッと読める一冊でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2時間くらいで読み終えた。すっと入ってきて、現代的で読みやすかった。 「ままならない」が自分とリンクして、わかるわかるーとうなずきしかなかった。子どもを預けて一人で好きなことしたいけど、いざできるとなると気になって集中できない…美味しいもの食べてて欲しがられるとなんとも言えない気持ちになるけど、それが幸せな気もする。 ケーキ屋さんの上田さんがよかった。青春のきらきらのわきわき。眩しいよね、久しくそういうの見てないけど。笑 最後の話は、実は主人公と経理さんが恋に落ちる話かと思いきや、失恋してズコー。人生って甘酸っぱい。女騎士にはフラれたけど、女狩人がいるからいいよね。 短編集で世界観が繋がってて、気持ちのいい小説だった。
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