なぜ日本語はなくなってはいけないのか の商品レビュー
沖縄に住んでいながら、方言を話せない私には少し耳が痛い内容でした。 以前から、これではまずいと思い、最近になって方言を学ぶようになりました。 幸いな事に、周りにはかろうじて方言を話す人がいるので、今のうちに学んでおこうと思いました。日本語に限らず、その土地の方言を大切にしていきた...
沖縄に住んでいながら、方言を話せない私には少し耳が痛い内容でした。 以前から、これではまずいと思い、最近になって方言を学ぶようになりました。 幸いな事に、周りにはかろうじて方言を話す人がいるので、今のうちに学んでおこうと思いました。日本語に限らず、その土地の方言を大切にしていきたいと強く思いました。
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その答えは「日本人のアイデンティティだから」 です。 当たり前ですが、日本人は日本語で物事を考え、 悩み、生きる方向を見出します。 日本語でこれらのことを出来なくなってしまっ ては、もはや日本人と呼べないでしょう。 日本語は細やかで繊細な表現に非常に相応しい 言語です。 ...
その答えは「日本人のアイデンティティだから」 です。 当たり前ですが、日本人は日本語で物事を考え、 悩み、生きる方向を見出します。 日本語でこれらのことを出来なくなってしまっ ては、もはや日本人と呼べないでしょう。 日本語は細やかで繊細な表現に非常に相応しい 言語です。 短歌や俳句などは、日本語だからこその文化で す。そうです、アイデンティティだけでなく、 文化や歴史までも失ってしまいかねないのです。 「日本語がなくなるわけないじゃないか」と、 思う人は本書を読むべきです。「今、そこにあ る危機」を知ることで、言葉というものをおろ そかに出来なくなるはずです。 今こそ日本語という素晴らしい言語を母国語に 持つことができた幸せを、噛み締めるべき一冊 です。
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日本語はなぜなくなってはいけないのかという視点から、日本語の魅力や素晴らしさを述べた本。 齋藤先生の日本語に対する愛が伝わってきた。 この本では日本語の文章の語彙力が低下することを憂いていてそのとおりだと思った。 またこの本を通じて、日本語の名文に触れることができた。二葉亭四迷...
日本語はなぜなくなってはいけないのかという視点から、日本語の魅力や素晴らしさを述べた本。 齋藤先生の日本語に対する愛が伝わってきた。 この本では日本語の文章の語彙力が低下することを憂いていてそのとおりだと思った。 またこの本を通じて、日本語の名文に触れることができた。二葉亭四迷の本など読んでみたいなと思った。
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当たり前のように使っている日本語を、改めて大切にしようという気持ちにさせてくれました。 幼少期から名文に親しむことは、本当に必要だと思います。
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頭の良い私の著書を読めて皆さん幸せです。 と齋藤孝先生なら言うでしょう。 講演会に行った時に、 頭の良い私の話を聴ける皆さんは幸せです。 と言う趣旨の発言から講演が始まり、 この方はこう言うキャラクターだったんだと思ったことがある。 日本人の文化を絶やさないためにもその基本と...
頭の良い私の著書を読めて皆さん幸せです。 と齋藤孝先生なら言うでしょう。 講演会に行った時に、 頭の良い私の話を聴ける皆さんは幸せです。 と言う趣旨の発言から講演が始まり、 この方はこう言うキャラクターだったんだと思ったことがある。 日本人の文化を絶やさないためにもその基本となる日本語を維持するのは大事なことだと思う。 ったなことを言うと、NHKあたりはそれはレイシズムだ! といちゃもんをつけそうだ。 NHKは別名、日本語 破壊 協会の略だと言う人がいる。 言葉狩りは、武田アナを筆頭にNHKの得意とするところだ。 また、以前NHKのアナウンサーに比べて、今のNHKのアナウンサーは正しい日本語が話せない。 食事を食べに行く と言うアナウンサーがいた。 大変おどろいた。 またニュースで、フリップの字を間違えたり、キャプションの字を間違えたり、 確信犯的にやっている。 あるいは、作成者は正しい日本語を知らないのか意図的にやっているのか? しょっちゅう間違えているので、わざとではないかと思う。 技術的には可能なはずなのに、平気で生字幕とか言って、 実際の発言と字幕が全くリンクしていない。 AIを使えば、リアルタイムで字幕が出せるはずだ。 どうせプロンプターの文字を読んでいるのであれば、その文字をあらかじめ字幕データにすればよい。 それにニュース原稿ですらまともに読めず、 カムカム、噛む噛む、エブリバディ だ。 昨年の東京オリンピック・パラリンピックの開会式閉会式で橋本聖子JOC会長がスピーチをした。 立派なものだったと思う。 NHKのアナウンサーなら何度噛んだことだろう。 公共放送のアナウンサーならもっとまともな日本語を使ってほしいと思うが、 視聴料をもっともっと多く払わなあかんのか? 言葉狩りの武田アナのような人がアナウンサーの上位職になれる。 日本語はなくなってはいけないのは当然だが、斎藤先生目線でNHKは存外日本語を破壊していることを指摘してほしかった。 NHKって日本語・破壊・協会の略どころか、思想的に 日本・破壊・協会ではないか?! そんな疑念は一向に晴れない。
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第一章努力しなければ日本語は守れない 失われてしまった言語たち/日本では取り上げられない言論圧殺問題/あるカザフ人女性の痛切な訴え/再教育施設のおぞましい内実/繰り返された「文化大革命」/中国各地で同様の問題が起きている/言語を守ることは人権を守ること/言語が奪われるとはどういう...
第一章努力しなければ日本語は守れない 失われてしまった言語たち/日本では取り上げられない言論圧殺問題/あるカザフ人女性の痛切な訴え/再教育施設のおぞましい内実/繰り返された「文化大革命」/中国各地で同様の問題が起きている/言語を守ることは人権を守ること/言語が奪われるとはどういうことか/消滅の危機にあるアイヌ語の美しさ/さまざまな言語を認め合う時代/多様性と逆行する英語の圧力/世界言語=優れた言語ではない/日本の総理は海外で英語を話すべきか/英語ができなければビジネスはできない?/英語コンプレックスに立ち向かったガンジー/日本語はいつまでも「当たり前なのか」/日本語を守るために必要なこと 第二章 日本の精神文化が失われつつある 『日本語が亡びるとき』の問題提起/日本語の水準と誇りをいかにして保つか/古文・漢文はオワコン?/失われつつある文語体の魅力/かろうじて日常に残る文語体だが……/文豪の語彙力が失われつつある/素読世代が生み出した傑作『渋江抽斎』/素読で日本語の精神を身体化する/福沢諭吉のユーモアあふれる日本語/方言が失われつつある/日本語で先人と感覚を共有する/「日本人に生まれてよかった」と思えるか/漢字が教えられていないという大問題/小学校の国語の教科書は薄すぎる/『声に出して読みたい日本語』が誕生した理由/『にほんごであそぼ』に関わって気づいたこと 第三章 日本語はなぜ貴重なのか──その特徴と魅力 謎に包まれた日本語の起源/日本語に革命をもたらした言文一致運動/日本語には主語がない/日本語文は三種類の述語で構成される/日本語と主客未分の哲学/「こと的な世界観」に生きる日本人/「お茶が入りました」のメンタリティ/省略を重んじる日本語の美学/「省略の美」は海外にも受け入れられている/「あいうえお」の語感と独自の意味/日本語と身体感覚のつながり/海外から見た日本語の特徴/日本語の特徴は柔軟性にある/西田幾多郎の「国語の自在性」 第四章 日本語を守るためにはどうすればいいのか 幼児期から名文に触れさせる意味/日本語が言葉の感性を高める/子どもは名文に感応する力を持っている/暗誦文化の復活がカギ/多様なニュアンスの込められた文学日本語/読書体験の重要性/「精神の継承」という奇跡を味わう/文学は「奥行きのある解釈」を可能にする/翻訳書で日本語を楽しむ/俳句ブームは一つの希望である/英語しか認めないのは時代遅れ/企業が英語力よりも大切にすべきこと/英語力と世界的な才能は無関係/日本の文化を守ることも大切/吉田松陰の徹底した無私の姿勢/日本の精神をどう受け継ぐか
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