映画はいつも「眺めのいい部屋」 の商品レビュー
著者は映画好きな政治学者である。鋭い映画論を求めるのはお門違いであり、映画とその映画が生まれた社会的背景を結びつけての評論が知的好奇心を刺激された。 本作は権力や家族などテーマごとに構成されているため、アメリカや日本のテーマごとの社会意識の移り変わりを、それこそフォレストガンプの...
著者は映画好きな政治学者である。鋭い映画論を求めるのはお門違いであり、映画とその映画が生まれた社会的背景を結びつけての評論が知的好奇心を刺激された。 本作は権力や家族などテーマごとに構成されているため、アメリカや日本のテーマごとの社会意識の移り変わりを、それこそフォレストガンプのように通しで見ることができる。
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本書のタイトルからして曖昧でよくわからないことから、取り上げる映画に対する分析も浅薄で一面的である(著者自身の言)ことは暗示的だった。 第1部権力と反権力は著者の本来の専攻の政治学の範疇に入るものだろうがそれさえ前言を払拭することはできないので,余は追って知るべしというところか。
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第Ⅰ部 権力と反権力 第1章 権力の群像 1 映画の中の大統領 2 映画の中の君主たち 3 映画の中の三人のイギリス女性像 第2章 抵抗と犠牲者 1 映画の中のホロコースト 2 映画の中の文明と野蛮 3 映画の中の反政府運動指導者たち 第3章 権力と抵抗の狭間...
第Ⅰ部 権力と反権力 第1章 権力の群像 1 映画の中の大統領 2 映画の中の君主たち 3 映画の中の三人のイギリス女性像 第2章 抵抗と犠牲者 1 映画の中のホロコースト 2 映画の中の文明と野蛮 3 映画の中の反政府運動指導者たち 第3章 権力と抵抗の狭間 1 映画の中の権力者と芸術家 2 映画の中の天才科学者 3 映画の中の裁判 第4章 小国の悲哀と輝き 1 映画の中のアイルランド 2 映画の中のキューバ 第Ⅱ部 映画の映し出す社会 第5章 家族の意味 1 映画の中の老人と老い 2 映画の中の不治の病 3 映画の中の親子 4 映画の中の執事と女中 5 映画の中の近親相姦 第6章 神話と聖書が著すもの 1 映画の中の神話 2 映画の中の聖書 第7章 スポーツに漲(みなぎ)るエネルギー 1 オリンピックと映画と政治 2 映画の中のスポーツ 第Ⅲ部 銀幕の裏表 第8章 日本映画烈々 1 熊井啓と戦後、冤罪 2 三國連太郎のことども 3 森雅之と市川雷蔵 4 高倉健と日米関係 第9章 ハリウッドの虚実 1 リメイク映画の愉しみ 2 米アカデミー賞の魅力 第10章 警世と夢想のSF映画 1 ゴジラ再来 2 『フランケンシュタイン』と『白鯨』 3 映画の中の近未来 4 SF映画今昔記
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