イングランド雇用関係法史 の商品レビュー
第1章 封建制期の雇用関係立法 第1節 労働者規制法の時代的背景 第2節 労働者規制法の概要と意義 1 強制就労条項 2 契約条項(職場放棄禁止条項) 3 賃金条項・価格条項 4 喜捨禁止条項 5 治安判事(Justice of Peace)による規制 6 同法違...
第1章 封建制期の雇用関係立法 第1節 労働者規制法の時代的背景 第2節 労働者規制法の概要と意義 1 強制就労条項 2 契約条項(職場放棄禁止条項) 3 賃金条項・価格条項 4 喜捨禁止条項 5 治安判事(Justice of Peace)による規制 6 同法違反に見られる雇用事情 7 同時代の救貧法 第3節 本章のまとめ 第2章 絶対王政期の雇用関係立法 第1節 時代的背景 第2節 職人規制法の概要 1 同法の序文 2 強制的契約条件・就労条項 3 職場放棄・解雇規制条項 4 地域移動制限条項 5 賃金(報酬)額の決定条項 6 徒弟に関する規定 第3節 職人規制法とエリザベス救貧法の意義 第4節 同時代の救貧法 1 健常浮浪者に対する厳罰 2 労働不能者に対する救貧策 3 乞食に対する施しの規制 4 怠惰な児童の強制奉公 5 貧困者援護費用の資金調達 6 1601 年エリザベス救貧法 第5節 本章のまとめ 第3章 封建制・絶対王政期の雇用関係立法とコモン・ロー 序 説 本章の研究課題 第1節 労働者規制法と中世コモン・ロー契約法 1 コモン・ロー裁判所と契約法 2 労働者規制法とコモン・ロー契約法の接点 3 引受訴訟の出現 4 約因の起源 第2節 職人・徒弟規制法とコモン・ロー裁判所の対応 1 本節の課題 2 同法の賃金条項 3 同法の徒弟制条項 第3節 本章のまとめ 74 第4章 近代コモン・ロー契約法の形成 序 説 本章の研究課題 第1節 中世以降の財産の移転と契約 1 土地不動産 2 動産の移転 第2節 契約の自由と意思理論の台頭 1 契約の観念 2 契約の位置づけ 3 近代契約法 第3節 一般契約法理の展開 1 本節の考察対象 2 コモン・ローと衡平法 3 コモン・ロー裁判所 4 衡平法裁判所 第5章 主従法立法 序 説 本章の研究課題 第1節 時代的背景 第2節 主従法立法の目的と仕組み 1 基本的仕組み 2 目的と特徴 3 各立法相互の関係 第3節 主従法の適用対象者 1 特定職種の労働者 2 「その他の労務者」、「その他の者」 3 「労務に服することを約して」 4 請負人的労働者 第4節 治安判事の収監命令 1 収監命令 2 収監命令は上訴できない 第5節 主従法の廃止 1 廃止の背景 2 1867 年法の内容 3 1867 年法の特徴 4 1867 年から1875 年まで 第6節 本章のまとめ 付録資料 主要な主従法立法及び団結禁止立法の条文(邦語訳) 1 主従立法 2 職業別団結禁止立法 3 一般的団結禁止法 第6章 近代コモン・ロー雇傭契約法の形成 序 説 本章の研究課題 第1節 雇傭契約該当性の判断基準 第2節 雇傭契約法理の生成 1 エリザベス職人規制法の時代 2 コモン・ロー上の雇用終了と指揮命令権 第3節 近代雇傭契約法理の生成と展開(1875 年まで) 1 考察対象期間 2 コモン・ロー上の雇傭契約の終了 3 1 年雇用の推定 4 解雇予告期間 5 違法解雇 6 雇傭契約の履行強制―特定履行と差止めの命令 7 雇傭契約の成立・効力要件 8 雇傭契約上の権利と義務 第4節 本章のまとめ 第7章 1875 年以降の変化と現代における相互関係 序 説 本章における研究課題 第1節 1875 年から1970 年までの雇用関係立法 第2節 1970 年以降の雇用関係立法 第3節 現代における雇用関係立法とコモン・ローの相互関係 1 コモン・ロー裁判所と雇用審判所 2 雇用関係立法及び契約条項の解釈とコモン・ロー 3 雇用関係立法のコモン・ローへの反映(相互信頼義務) 4 雇用関係立法とコモン・ローの救済の共存 5 労働立法とコモン・ローの救済の分担―雇用契約条件変更 第4節 本章のまとめ 結 論
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