悪役令嬢転生おじさん(3) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
センター、コーナー、エッジ・・・如何にもショーわ~なネタ満載だったが・・・ 池田理代子の「ベルばら」の様にシリアスな内容は持たず、かといって高橋留美子の「らんま1/2」の様にあからさまな性的少数者蔑視、女性蔑視のイジメで笑いを取る事もない。 手塚治虫には女性蔑視の考えは皆無だったが、ヒロイン、サファイヤは女性の求愛者に対して乳房をさらけ出し、自らが女性である証とした。 高橋の場合は明らかに女性蔑視の立場からやはり女性の求愛者に対して、女性の状態のらんまに女性である証として乳房を露出させた。 本作ヒロイン、グレイス=憲三郎はかなり豊満な体躯であるが、乳房間溝さえ一切見せない。 本作は異世界に15歳の少女として1ケ月以上生活するのだから当然ある筈の事を全く無視している。 佐藤はつきやあろひろしはこの問題を男性読者に媚びた形で興味本位に扱っている。 この問題を、「女性の抱える重要な困難」であるとして、「表現しない事が良い」と私は単純には考えないが、こうした点を考慮すると本作は子供向けの漫画作品としての節度を良く守っていると言え、人権上も割と正しい配慮と思う。 或いは「転校生」の様な人格の入れ替わりでは無く、少女とおじさんの意識と記憶の統合であるから、少女の記憶からこの問題を特に感じないとも言えるのか。 そうした事もあって女性からの支持も多いのだろう。 本作は全くの虚構世界だが、池田の現実のフランス史に準えた「ベルばら」と同様に貴族制度=身分社会を描いている。 池田の「ベルばら」では貴族が平民の幼い子供を後ろから射殺する表現があるが、本作では「貴族が平民の子供を助けてくれた」と市民が驚き喜ぶ表現がある。(p154) 本作ヒロインがその深い優しさを貫き通す表現とするなら、池田の「ベルばら」の様な展開は避けて通れないと私は考えるが、作者は今後どの様につじつまを合わせるのだろうか。 補遺 パン屋の娘が洋菓子の食べ方を知らないのは不自然に思う。食パン、調理パンだけでなくそうした物も実家で商品として作り、売るのだからその知識が豊富に思える。 「リュカはこのまま出てこない方が良い」云々のようなイジメ的発想を心底優しいヒロインにさせるのも不自然である。
Posted by
#漫画 #コミック #悪役令嬢転生おじさん 娘とゲームの内外で連携が取れるように……?と思ったけどあまり恩恵なし(笑)。 アンナのお母さんの存在が気になる。
Posted by
好感度アップのエフェクトが段々大きくなっているW このゲームやりたいなー、一週目はアンナ主人公の原作ゲーム風で、二週目から、主人公をグレイスかアンナか選べるようになると良い。グレイスがおじさんか令嬢か選べても面白そうwww
Posted by
言葉のアヤとすれ違いギャグは相変わらずキレキレなまま、ストーリー漫画としての奥行きも出てきた3巻目。もう何ていうか、「『ラブ&ビースト』を、マジでゲームとしてリリースしてくれないかな……」と思うようになってしまった。
Posted by
- 1