彼女が知らない隣人たち の商品レビュー
パートで働く主婦が同僚のベトナム人と親しくなり、ママ友の難民支援活動などを知って目覚めていく。家族の中での在り方へも問題意識を持ち成長していく。問題定義だけして結果は想像する他ないが家族がまた一つになってほしい。
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日本に住んでいる外国人。 国民が護られていないのに何故と思うことはあったとしても、それを公の場で過激な言葉で傷つけるのは間違いだろ。 ただ国の制度やいろんなことを考えると、これからの付き合い方は一度考え直すべきなのかもしれないな。
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初めからドキドキしながら読んだ 小さな事が重なって、いつか大爆発するんじゃないかと・・ そしたら、なんと最後に放り投げられた スーっと終わってしまった こんな見放され方、アリ? でもあさのさん、上手いわ〜
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子供時代は不遇だった。 だから夫と息子と娘がいる現在の生活を大切に思っている咏子は、ある夕方、駅近くの商業施設で爆発事件を目撃した。 さらに図書館でも小さな爆発が起こり、咏子の生活に小さな変化が生まれる。 パート先のベトナム人が買い物帰りに暴行を受けたり、高校生の息子への不信感。...
子供時代は不遇だった。 だから夫と息子と娘がいる現在の生活を大切に思っている咏子は、ある夕方、駅近くの商業施設で爆発事件を目撃した。 さらに図書館でも小さな爆発が起こり、咏子の生活に小さな変化が生まれる。 パート先のベトナム人が買い物帰りに暴行を受けたり、高校生の息子への不信感。太り気味の娘へのいら立ちもあって、夫への違和感が生まれ、咏子の気持ちや行動に変化が起きていく。
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久々のあさのあつこさん 一家の主婦が主人公なのは珍しく、家庭の不穏、職場の理不尽、世の中の状況をうまく絡めてあり面白かった。 自分の中の膿を他人、しかも弱者を攻撃することでウサを晴らすとか最低だと思うけど、それをダメだと言うことは難しい。 咏子は育ちは不幸な設定だけど、今は普通の...
久々のあさのあつこさん 一家の主婦が主人公なのは珍しく、家庭の不穏、職場の理不尽、世の中の状況をうまく絡めてあり面白かった。 自分の中の膿を他人、しかも弱者を攻撃することでウサを晴らすとか最低だと思うけど、それをダメだと言うことは難しい。 咏子は育ちは不幸な設定だけど、今は普通の主婦で、普通であるからこそいろんな普通ではないを感じられるのかも。 そして平凡な幸せをちゃんと幸せと感じられる感性は大事。
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辛い子供時代をすごしたぽい主人公だけど、どこか世間知らずな感じがあってチグハグ。 優しくて全うな考え方できて、人の気持を思いやれるけど、自分とは違う考えの悪い人もいるって事がまったく理解できてない。 こういう人もいるよね…くらいの事、考えられないかな?? 驚いたときに「ま…」って...
辛い子供時代をすごしたぽい主人公だけど、どこか世間知らずな感じがあってチグハグ。 優しくて全うな考え方できて、人の気持を思いやれるけど、自分とは違う考えの悪い人もいるって事がまったく理解できてない。 こういう人もいるよね…くらいの事、考えられないかな?? 驚いたときに「ま…」っていう? そこがすごく違和感しかなかった。
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面白かった。 我が子を疑うきもち、わかるなぁ。 そんな危ないことしないで、と思いつつ、そうかもしれない、と不安になる。 いちばん最悪のパターンを想像してひとりオロオロする。 思春期の男の子とどう向き合えばいいのか、分からないのも共感。
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初出 2020年7月〜21年8月「しんぶん赤旗日曜版」 コロナ禍での在留外国人を取り巻く問題を、ふつうのパート労働の主婦の視点で捉え、周りにいる差別され攻撃される人、支援する人、差別・攻撃する人、それを肯定的に傍観する人も登場し、自身が抱える生い立ち、家族間のわだかまりなどもあって、けっこうハラハラ、ドキドキで展開し、けっしてハッピーエンドではないけれど、希望が見える。 それにしても、自分が正しいと思い込んでいる無責任なネットのヘイトには、とっても腹が立つなあ。
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咏子は夫、高校生の息子、小学生の娘と4人で 幸せな家庭を築いていた。 思春期でなにも話さない息子の対応に悩みながら 娘が肥満気味なことに心を痛める日々。 ある日、静かな街に爆発音が響く。 そこから彼女の日常は大きく変わっていく。 P77 〈人の暮らしには差がある。 住む世界がど...
咏子は夫、高校生の息子、小学生の娘と4人で 幸せな家庭を築いていた。 思春期でなにも話さない息子の対応に悩みながら 娘が肥満気味なことに心を痛める日々。 ある日、静かな街に爆発音が響く。 そこから彼女の日常は大きく変わっていく。 P77 〈人の暮らしには差がある。 住む世界がどんなに違っても人は人だ〉 咏子と彼女の友人を通じ 日本で暮らす難民、技術実習生の現状を丁寧に伝えてくれる。 いつも見ているSNSでも、いろいろな意見が飛び交っている。 ただ、なにも知らず一方的に避難するのはどうだろう。 なぜ日本で暮らすことになったのか。 知ることから始めたい。
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人事部の部長代理で人員整理の矢面に立たされている三上丈史、妻でパート勤務の咏子、高1翔琉、小3紗希の家族を描きながら、外国人の雇用、外国人の犯罪、日本人の犠牲、外国人へのネット上のヘイト、外国人への暴力、難民支援組織などを問題提議した作品。一気に読了しました。あさのあつこさん、久しぶりです。さすがと思いました。「彼女が知らない隣人たち」、2022.3発行。
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