掌の小説 新版 の商品レビュー
今さらの 川端康成ですが…「伊豆の踊り子」や「雪国」とは違って 最初は ちょっと!ちょっと!の気分。 でも 日本語の美しさに溺れていく感じが なかなかな感じで、あ〜日本人でよかった!と。どの作品も でてくる女性が魅力的。短編より短いのを 掌編と名付けた人は天才だと思う。
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適当なページを開いてそこにある短編を読む読み方が楽しい。 文章が綺麗というか、言葉の良さを引き出してるというか、うまく書けないけど文章が好き。
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掌の小説と春琴抄こそが日本語の小説で最も味わい深いと思う。なんだろう、心の肌触りのようなものを最も強く感じる。
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至高です本当にありがとうございます ずっと素敵だ………………と思いながら読める本に出会えて幸せ ナンバーワンオキニは「死面(デスマスク)」
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掌に乗るような数ページの短編が122編収められている。(他の方も書いていらっしゃいますが)行間を読むというのは、このような作品だと思った。読み手の想像力が試される。全体的に艶かしく血の香りのする作品が多く感じた。年末年始にかけて読了。再度、数編ずつ、ゆっくりと読みたいと思う。
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川端康成の本をはじめて読んだ。 こういった文学的領域に足を踏み入れる予定はなかったのだが、多くの中国人が好きらしく、読んでみようと思った。 122編のなかでひとつ好きな話があればいいなというテンションで読んだ。 「雨傘」「木の上」は好きかもしれない。 「駿河令嬢」「日本人アンナ」...
川端康成の本をはじめて読んだ。 こういった文学的領域に足を踏み入れる予定はなかったのだが、多くの中国人が好きらしく、読んでみようと思った。 122編のなかでひとつ好きな話があればいいなというテンションで読んだ。 「雨傘」「木の上」は好きかもしれない。 「駿河令嬢」「日本人アンナ」「ざくろ」「秋の雨」は嫌いじゃないかもしれない。 「乗馬服」はなんだかなぁと思った。 結局、「木の上」が一番好きかな。 読みながら、ジェネレーションギャップをかなり感じていた。そんな些細なことで恥じらいを感じるのかと思ったし、言葉遣いが自分のイメージする江戸時代だった。
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掌編小説がなんと122編も入っているボリューミーな一冊。 キュンとする話あり、人妻の大群の話あり、望遠鏡で病院の屋上での密会を覗く話あり、実に幅広い。 小川洋子さんの解説も、とても読みごたえあります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ここへ来る汽車の窓に、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)が一ぱい咲いていたわ。 あら曼珠沙華をごぞんじないの?あすこのあの花よ。 葉が枯れてから、花茎が生えるのよ。 別れる男に、花の名を一つは教えておきなさい。 花は毎年必ず咲きます。
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