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リベラリズムはどこへ行ったか の商品レビュー

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2022/06/08

歴史の取り戻しのための、もう1つの方法は平和思想を基底に据えた平和の創造。戦争は国家によって選択され、発動される。そしてその戦争の記録と記憶は国家によって管理されてきた。これを打破するのは、個人によって創造され、推進される平和の思想である。平和思想はあくまで個人gあのぞむ自由、自...

歴史の取り戻しのための、もう1つの方法は平和思想を基底に据えた平和の創造。戦争は国家によって選択され、発動される。そしてその戦争の記録と記憶は国家によって管理されてきた。これを打破するのは、個人によって創造され、推進される平和の思想である。平和思想はあくまで個人gあのぞむ自由、自治、自立の思想をその特色とする。 それゆえ、ここでいう平和思想とは戦争の記憶をよみがえらせ、戦争によるトラウマを治癒し、戦争を脅威と暴力の頂点と位置づけ、戦争を否定する論理も用意する。戦争と平和の対極的関係を同時に据え、人類史・世界史のなかに戦争を否定する積極的平和思想を創造していくためには、新たな平和思想の創造が不可欠。伊瀬円として歴史の歪曲、捏造が繰り返されて戦争の敷居が低くなってきてる。その意味でアジア平和共同体構築は私たち自身の平和を創造実現していく力を試す試みとなるだろう。

Posted byブクログ