四角六面 の商品レビュー
ルービックキューブ発明者のこれまでを振り返って書いた自伝的なエッセイ。文章を書くことは得意ではないと自分でも書いていて、この本もあまり明確な物語的なものにしないことを意図している、と訳者あとがきに書かれているようにドラマチックなものにはなっていない、著者の考えの自由な流れのように...
ルービックキューブ発明者のこれまでを振り返って書いた自伝的なエッセイ。文章を書くことは得意ではないと自分でも書いていて、この本もあまり明確な物語的なものにしないことを意図している、と訳者あとがきに書かれているようにドラマチックなものにはなっていない、著者の考えの自由な流れのようになっている。ただ、その中で世界の誰もが知るといってもいいアイコンを創り出したことの強い自負、そして戸惑いが感じられる。原著は2020年出版で2024年時点でまだ79才でお元気そうなのがなんというか驚き。
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去年の夏にルービックキューブにハマって、関連本も読みたいなってなって、図書館で予約してようやく回ってきた本 ちょっとキューブを回転させただけで一瞬で迷子になるあの感覚を人類で初めて味わったのは製作者の方だったんだなぁと勝手に親近感 これはやってみないとわかんないから、ルービックキ...
去年の夏にルービックキューブにハマって、関連本も読みたいなってなって、図書館で予約してようやく回ってきた本 ちょっとキューブを回転させただけで一瞬で迷子になるあの感覚を人類で初めて味わったのは製作者の方だったんだなぁと勝手に親近感 これはやってみないとわかんないから、ルービックキューブできるようになってからこの本読んでよかった キューブの歴史は意外とまだ50年と歴史は浅く、それでもこの単純だけど奥深いおもちゃの枠を超えた商品を作ったルービックさんはすごいですね
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エルノー・ルービックの自伝、ルービックキューブにまつわる回顧録。社会主義時代の国で生まれたからこその感覚がいいな。 原題の "CUBED" もオシャレでいいけど「四角六面」も洒落てる。 「群論の味わい」を並行して読んでるんだが、数学者にとっては既に持ってる理論...
エルノー・ルービックの自伝、ルービックキューブにまつわる回顧録。社会主義時代の国で生まれたからこその感覚がいいな。 原題の "CUBED" もオシャレでいいけど「四角六面」も洒落てる。 「群論の味わい」を並行して読んでるんだが、数学者にとっては既に持ってる理論の具現化だという話が、正にという感じ。
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【書き込みなし】【帯付き】 ◇◆amazon専用在庫◆◇ Amazonコンディションガイドラインの「良い」に該当するコンディションとなります。防水梱包にて迅速に発送いたします。検品には万全を期しておりますが、万一見落とし等ありましたらメールにてご連絡下さい。状況に応じて返金・返品...
【書き込みなし】【帯付き】 ◇◆amazon専用在庫◆◇ Amazonコンディションガイドラインの「良い」に該当するコンディションとなります。防水梱包にて迅速に発送いたします。検品には万全を期しておりますが、万一見落とし等ありましたらメールにてご連絡下さい。状況に応じて返金・返品の対応をさせて頂きます。
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途中で読むのをやめました。私が文系なのでついていけてないせいもあるとは思いますが、文章でキューブの最終形にいたるまでの説明を読んでもまったくイメージできません。「読みたいところを自由に読んでいただければいい」とありますが、第3章まで読んで、『読みたいところ』はないと判断しました。...
途中で読むのをやめました。私が文系なのでついていけてないせいもあるとは思いますが、文章でキューブの最終形にいたるまでの説明を読んでもまったくイメージできません。「読みたいところを自由に読んでいただければいい」とありますが、第3章まで読んで、『読みたいところ』はないと判断しました。 (私には)とにかく読みづらいし、ワクワクする要素もないので、創造性を活かすための教育、家庭環境についての記述も響いてきませんでした。
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ルービックキューブを発明したエルノー・ルービック氏がどのように発明して、人生で何を考え行動してきたのかよく分かる本であった。最も重要でむつかしい課題は適切な問いを見つけること、必要な情報は全て目の前にある、それ以上でもそれ以下でもない、ルービックキューブに対する遊び心、好奇心、探...
ルービックキューブを発明したエルノー・ルービック氏がどのように発明して、人生で何を考え行動してきたのかよく分かる本であった。最も重要でむつかしい課題は適切な問いを見つけること、必要な情報は全て目の前にある、それ以上でもそれ以下でもない、ルービックキューブに対する遊び心、好奇心、探求心がよく分かって人生を楽しんでいる人だと感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> 1~6(章のタイトルなし) <内容> ルービックキューブの発明者、エルノー・ルービックの伝記本。と言っても一筋縄ではいかない。伝記なのだが、どこから読んでも話が通じるような通じないような…。でも、ルービックキューブが、単なるおもちゃではなく、数学的、幾何学的思考、論理的思考からコミュケーション、手指の運動(ボケ防止効果など)まで、あらゆることに効果があるらしい。創作者の意図を超えて、全世界に羽ばたいていったのだ。創作者はハンガリー人で、創作した当時のハンガリーは、ガチガチの社会主義国家だったのだ。そんなことも含めて、いろいろな視点で読める。
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ルービック・キューブを生み出したルービック氏が、自身の人生とキューブとの歩みを記している。キューブが生み出されるまでの過程、思考、生まれた瞬間を興味深く読める。このキューブに関連して、数学、教育、芸術、工学などの分野へと自由に話題が展開される。キューブからの思考の発展に感心させら...
ルービック・キューブを生み出したルービック氏が、自身の人生とキューブとの歩みを記している。キューブが生み出されるまでの過程、思考、生まれた瞬間を興味深く読める。このキューブに関連して、数学、教育、芸術、工学などの分野へと自由に話題が展開される。キューブからの思考の発展に感心させられる。 表紙の中央下にある原題「cubed」の意味は最後に説明がある。
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有名なルービックキューブの発明者による一冊。 始まりは8つの立方体を、2×2×2の形に結合させながらも、個々に動かせるよう組み合わせれば面白いだろう、だったらしい。4つの立方体はそのままで、他の4つの立方体を同時に回転させようとモデルを製作した。しかし真ん中で立方体を結合させる...
有名なルービックキューブの発明者による一冊。 始まりは8つの立方体を、2×2×2の形に結合させながらも、個々に動かせるよう組み合わせれば面白いだろう、だったらしい。4つの立方体はそのままで、他の4つの立方体を同時に回転させようとモデルを製作した。しかし真ん中で立方体を結合させる役割をする輪ゴムが、何度かの回転でちぎれて失敗。これは3×3×3の構造で解決できると考え、キューブの原形になったと。 確かに、どうしで9つの立方体と、残りの塊が、それぞれバラバラにならないのか。どうやって、動く部分の境界線が切り替わるのか、不思議なことが多い。しかし、どういう構造になっているのか、少しだけ説明があるが、完全に理解するのは、この本だけでは無理みたい。。 こうして3×3×3の立体ができ、この動きをいろいろと試すうちに、それぞれの面を違う色で塗ることになった。そうして、塗り分けられたキューブを動かすうちに、当たり前だが元に戻せなくなり、筆者は何ヶ月も掛けてパズルを解くことに。誰も説いたことのないパズル、ヒントも何もないところから、自力で解ききった、さすがに凄い人。立体の動きをよく見て、裏側まで想像で見通して、初めて手がかりが分かってくるらしい。 この辺りまで読んで、10年以上ぶり?やってみようと、近くの店でルービックキューブを買ってきた。完全攻略書付、だが、しばらくは読まないで楽しんでみたい。 冒頭にお断りが入っているものの、話がポンポンと飛ぶので、なかなかハード。そういう文章だと思って、気になったところ、気に入ったところを読むと割り切るか。
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【無力さを感じる瞬間に、創造は始まる】 1980年代に一大ブームを巻き起こしたルービックキューブ。その考案者であるエルノー・ルービックの感性や思想は、まさに彼の名を冠したキューブさながらシンプルかつ深淵だ。富や名声に執着しない彼はどのように考え、どのようにキューブを生み、キュー...
【無力さを感じる瞬間に、創造は始まる】 1980年代に一大ブームを巻き起こしたルービックキューブ。その考案者であるエルノー・ルービックの感性や思想は、まさに彼の名を冠したキューブさながらシンプルかつ深淵だ。富や名声に執着しない彼はどのように考え、どのようにキューブを生み、キューブから何を学んできたのか(あらすじより引用)。著者は、ハンガリー生まれのエルノー・ルービック。訳者は、絵本の翻訳も手がける久保陽子。原題は、『Cubed: The Puzzle of Us All』。 秀逸すぎる邦題はさておくにしても、あのルービックキューブを考案した人の発想を知ることができるとなればそれだけで面白くないはずがない。柔軟な思考とシンプルさをあくまで追求し続けたことがキューブの誕生につながったのかなと感じました。 自伝のようでもあり哲学書のようでもあり☆5つ
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