テウトの創薬 の商品レビュー
小説なので脚色されている部分も多くあるとは認めつつ、業界関係者としては「うわぁ、ありそう。。。(^_^;)」という部分が多く散りばめられていて面白かった。 バイオベンチャーとアカデミアの関係性や、企業買収とホワイトナイトの出現、社内政治、バイオベンチャー社内でのいざこざなどなど...
小説なので脚色されている部分も多くあるとは認めつつ、業界関係者としては「うわぁ、ありそう。。。(^_^;)」という部分が多く散りばめられていて面白かった。 バイオベンチャーとアカデミアの関係性や、企業買収とホワイトナイトの出現、社内政治、バイオベンチャー社内でのいざこざなどなど… 一般受けするかは微妙なところだが、製薬/バイオ関係者はより楽しめる一冊だと思う。
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2022/8/21 読了 余り聞かない創薬業界を舞台にした小説ということで、期待値はそこそこあったけど、読後感は今一つ。 思うに、カイコを使った高分子化合物も合成(加えて、衰退していた養蚕業を立て直す可能性がある)というアイデアは素晴らしかったが、エンタメとして、“連続殺虫事件”...
2022/8/21 読了 余り聞かない創薬業界を舞台にした小説ということで、期待値はそこそこあったけど、読後感は今一つ。 思うに、カイコを使った高分子化合物も合成(加えて、衰退していた養蚕業を立て直す可能性がある)というアイデアは素晴らしかったが、エンタメとして、“連続殺虫事件”のミステリだったり、敵対的買収を扱った経済小説だったり、ラブストーリーだったりと、てんこ盛り過ぎて、話の焦点がボケた事によるのではないか?
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08月-19。3.5点。 創薬バイオベンチャーの物語。カイコを使って創薬する会社。カイコに雑菌が入り込み、大量死。犯人は社内なのか。 勧善懲悪のストーリー。単純だが結構面白かった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
世界の新薬の6割を生みだす、創薬ベンチャ―の知られざる世界! カイコを利用する新技術でバイオ医薬品の生産を目指すトトバイオサイエンスの研究開発部長の進藤颯太郎は、工場で起きた事件をきっかけに同社の科学顧問で上州大学医学部教授でもある加賀義武の本性を知る。 事件後、加賀と袂を分かったトトバイオと進藤は、新たな科学顧問探しと新薬開発を進めるが、加賀の妨害工作でトトバイオの株価は下落する。 さらに帝央製薬と手を組んだ加賀の狙いは――。 (アマゾンより引用)
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* 新薬の開発を題材にした小説。 これまでに類のない新たな着眼点で がん細胞に効果を発揮する医薬品開発に 情熱を注ぐバイオベンチャー企業と、 それを全力で支える研究者や支援者の姿が 詳細に描かれた物語。 思わぬ事件が発生する中、諦めず立ち向かう 人々の誠実な姿が素敵でした。 ...
* 新薬の開発を題材にした小説。 これまでに類のない新たな着眼点で がん細胞に効果を発揮する医薬品開発に 情熱を注ぐバイオベンチャー企業と、 それを全力で支える研究者や支援者の姿が 詳細に描かれた物語。 思わぬ事件が発生する中、諦めず立ち向かう 人々の誠実な姿が素敵でした。
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新薬というと大手製薬メーカー...というイメージが強いが、世界の新薬の約6割は創薬ベンチャーからの誕生。 創薬ベンチャー業界の内情や製薬メーカー、アカデミアの関係性、そして投資機関であるベンチャーキャピタルなどを絡め、物凄く分かりやすく書かれていてサクサク読めた。 又、...
新薬というと大手製薬メーカー...というイメージが強いが、世界の新薬の約6割は創薬ベンチャーからの誕生。 創薬ベンチャー業界の内情や製薬メーカー、アカデミアの関係性、そして投資機関であるベンチャーキャピタルなどを絡め、物凄く分かりやすく書かれていてサクサク読めた。 又、PMDA(医薬品医療機器総合機構)や、製薬モダリティ(医薬品の物理的分類)などについても物凄くわかりやすかった。 蚕でつくる創薬の未来。 新薬誕生までにはまだまだ莫大な時間と資金がかかり、数々の困難があるかもしれないが、難病患者さんの為、なんとか踏ん張って欲しいな...と願いながら読んだ。
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97新薬というか創薬というか、たった一人の難病を治す薬が作れないことはわかる。生命がコストと比較されることへのもどかしさも分かる。ただ過去に大きな誤りをした役所の怠慢で迅速な対応が出来ないのはなぜ?本書を読んで考える。
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岩木氏の医療小説は2冊目として読んだ。今回は医療というより、バイオベンチャーの医薬開発。 ベンチャー特有の困難にぶつかりながら前に進む姿は清々しい。が、もっと様々な困難があるはずで、小説向けに綺麗に整理されている気もする。大学教授と、その学生や親の絡み。主人公の彼女の抱える問題。...
岩木氏の医療小説は2冊目として読んだ。今回は医療というより、バイオベンチャーの医薬開発。 ベンチャー特有の困難にぶつかりながら前に進む姿は清々しい。が、もっと様々な困難があるはずで、小説向けに綺麗に整理されている気もする。大学教授と、その学生や親の絡み。主人公の彼女の抱える問題。様々がこのベンチャーに関わりながら収束していくストーリーの作り方はなかなかのものだ。
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蚕で医薬品を生産すべく研究を進めるベンチャー企業トトバイオサイエンスに蚕の大量死トラブルが発生!解雇した実力顧問教授の妨害との攻防、創薬ベンチャ―の知られざる開発、研究と経済界の動きが絡んで興味深い。主人公の気持ちは想い人に通づるのか。医学小説の一人者の面目躍如!
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『がん消滅の罠』にハマったのがきっかけで、この作品も読みました。創薬業界にこれまで縁がなかっただけに新鮮に感じました。抗体カクテル療法とかは、今のコロナにもつながるような‥なんて思いながらも、ちょっとカイコは苦手(汗)。登場人物のこのあととか、トトバイオの今後とか気になります!
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