社会課題を事業で解決する課題ドリブン・イノベーション の商品レビュー
イノベーションを起こす上での、考え方や組織の在り方、プロセス、大局の捉え方、リーダーに必要な素養、などについて網羅的かつ体系的に記載された、とても読みやすく、本質的な学びがある本です。 基本的な構成としては、組織が存在する意義=目的(パーパス)を定めて、その目的からバックキャス...
イノベーションを起こす上での、考え方や組織の在り方、プロセス、大局の捉え方、リーダーに必要な素養、などについて網羅的かつ体系的に記載された、とても読みやすく、本質的な学びがある本です。 基本的な構成としては、組織が存在する意義=目的(パーパス)を定めて、その目的からバックキャストして、マイルストーンとしてのありたい姿を描いて、その姿を実現するために何をすべきかが描かれています。何をすべきか?については、Why - Who - How - Whatと、事業開発にとってはお馴染みの考え方です。 まずは、「善き未来を描こう」という点が、この本が伝えるメッセージとして一番好きです。その上で、その未来へ向けた課題を定義して、その課題をどう解決するか=ソリューションを提供するか。結構、ネガティブな未来を回避するために課題を定義して・・・という考え方が多い中で、「善き未来」からのバックキャストは、確かに納得と思いました。
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