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クリティカル・ワード ファッションスタディーズ の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2024/04/15

ファッションにまつわる多様な学術的なモノコトをまとめて紹介されています。まぁすごく大まかにまとめられた概論なので、理解するには、もう少し詳細に語って欲しいと思う。文化を学ぶ大学生が入学して最初の前期に読むことが相応しい、そういう基礎的な感じ。 あと、一部誤字脱字が多い部分があり、...

ファッションにまつわる多様な学術的なモノコトをまとめて紹介されています。まぁすごく大まかにまとめられた概論なので、理解するには、もう少し詳細に語って欲しいと思う。文化を学ぶ大学生が入学して最初の前期に読むことが相応しい、そういう基礎的な感じ。 あと、一部誤字脱字が多い部分があり、読む集中力に欠けてしまい、校正校閲って大事だと感じた。

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2024/01/10

ファッションを自分なりに考えるとき、いろいろな場面における「自己表現」に他ならないと思っている。家着や寝間着などそれを選ぶ自分の心の動きがあったと考える。 ファッションに興味はない、そんなものにうつつを抜かしてなど言っても誰もがファッションと無関係ではいられないはずだ。(選択を放...

ファッションを自分なりに考えるとき、いろいろな場面における「自己表現」に他ならないと思っている。家着や寝間着などそれを選ぶ自分の心の動きがあったと考える。 ファッションに興味はない、そんなものにうつつを抜かしてなど言っても誰もがファッションと無関係ではいられないはずだ。(選択を放棄するという、自己表現?) いろんなキーワードとともに多角的にファッションが考えられて楽しかった。

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2023/07/18

第1部 理論編―過去から現在にわたるファッションのとらえ方 第2部 事例編―ファッションを理解するための重要トピック 第3部 文献で読みとくファッションスタディーズ

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2022/12/03

ファッションという概念も含めて様々な方面で解説してくれる本。 西洋のみならず非西洋のエリアも含めて歴史を紐解いていく。そしてジェンダーからの目線、伝統的な服がどのような意味を持つのかなど幅広いトピックに渡っている。TikTokなどのメディアの影響についても触れているため直近の流行...

ファッションという概念も含めて様々な方面で解説してくれる本。 西洋のみならず非西洋のエリアも含めて歴史を紐解いていく。そしてジェンダーからの目線、伝統的な服がどのような意味を持つのかなど幅広いトピックに渡っている。TikTokなどのメディアの影響についても触れているため直近の流行りについても含めている。 最近は若い層の支持が強いSHEINは安い服が買える中、服を作る側の労働者の賃金が低すぎる問題や環境保護も問題になっている。もちろん明確な結論はないが、考えるべきポイントはたくさん入っていると思う。 ただ正直第2部の事例編しか興味が持てなかった。第1部は歴史や概念についてなので相当興味を持っている人でないと厳しいのと第3部は参考文献を羅列しているだけで読み応えがなかった…

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2022/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 コロナ禍で誰とも会わなくなって久しい中、服に対するモチベーションが一向に上がらない。もともと別におしゃれなわけでもないし、特段のこだわりもないので、このままだと全身ファストファッションおじさんになりそうと危惧し本著を手に取った。そもそも服を着るとは?ファッションとは?といった超ベーシックな問いに対していろんな領域の学術分野から紐解いてくれていてめちゃくちゃオモシロかった。  一部で理論、二部で実例、三部で文献紹介という三部構成になっていて段階的に理解を深めることができるし、深堀したくなったときに追加で文献に当たることもできる親切設計になっているのがありがたい。  読む前からファッションや服を着ることは社会的な行為で他者がいて初めて成り立つものだよなと思っていた。その考えについて文献に基づいて丁寧にどういうことか、本当にいろんな切り口(アイデンティティ、消費などといった観点)で書いてくれているのがオモシロい。文献でしっかり補助してくれているので、書き手の私見に限らないのだなという安心感もある。  衣服・ファッションの最近のもっぱらの話題はSNSによる情報の在り方の変化とSDGsへのコミットが要求されるサステナビリティへの考慮になっており、その二つが比較的分厚く解説されている点が良かった。前者については今となっては自明のことだけども、インターネット、SNSがなかった頃は情報格差が存在し、例えばファッションショーで紹介された衣服を見ることができる人は限られており、大衆はそこからトリクルダウンで情報が落ちてくるのを待たないといけなかった。また後者については資本主義社会である以上、常に新しい衣服を製造し売り続けなければファッション業界が成り立たないことを前提にしつつ、環境負荷を下げる方向へ各ブランドが画策していることを知れて勉強になった。職種が素材屋なので、その辺りのテクノロジーの進歩の具合にも驚いた。  ジェンダー観点もかなり興味深くてスカート、パンツが生む男女差の弊害を筆頭にファッションが思っている以上に社会における「性別」を規定していることを思い知る。ファッションは自分のアイデンティティを主張するものでありながら、コミュニケーションツールでもありTPOでの使い分けが要求される。この相反する要求を成立させなければならないと考えるとファッション、服装って難しいものだよなーという認識を深めた。ただ結局履いているのはユニクロのウルトラストレッチアクティブジョガーパンツなので早くこのフェーズを抜け出したい。

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2022/05/11

第1部 理論編──過去から現在にわたるファッションのとらえ方  1 流行 香室結美  2 消費 藤嶋陽子  3 メディア 平芳裕子  4 コミュニケーション 高馬京子  5 アイデンティティ 宮脇千絵  6 ジェンダー 西條玲奈  7 身体 小澤京子  8 テクノロジー 水野大二...

第1部 理論編──過去から現在にわたるファッションのとらえ方  1 流行 香室結美  2 消費 藤嶋陽子  3 メディア 平芳裕子  4 コミュニケーション 高馬京子  5 アイデンティティ 宮脇千絵  6 ジェンダー 西條玲奈  7 身体 小澤京子  8 テクノロジー 水野大二郎 第2部 事例編──ファッションを理解するための重要トピック  個とグローバリゼーション   1 民族衣装 宮脇千絵   2 ストリートファッション 有國明弘   3 ルッキズム 蘆田裕史   自己の演出   4 映画と衣裳 北村匡平   5 宗教と衣服 野中葉   6 ヴァーチャルファッション 難波優輝  規範と作法   7 ドレスコード 赤阪辰太郎   8 コピー 朝倉三枝   9 子ども服 新實五穂  価値のシステム   10 セレブリティ/インフルエンサー 田中里尚   11 ブランド 菊田琢也   12 文化の消費 田本はる菜  サステナビリティ   13 グローバルマーケットと生産 南出和余   14 リサイクルとバイオファッション 川崎和也   15 天然繊維 落合雪野 第3部 文献で読みとくファッションスタディーズ(分野別ブックガイド)  1 哲学・美学 赤阪辰太郎  2 社会学 田中里尚  3 文化人類学 中谷文美  4 ファッション史・服飾史 鈴木彩希  5 批評 五十棲亘  6 メディア論 五十棲亘  7 記号論 ⾼橋⾹苗・劉芳洲  8 ジェンダー論 関根麻里恵  9 環境学 平田英子  10 デザイン論 川崎和也  11 身体論 村上由鶴

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