古代ローマの日常生活 の商品レビュー
この本は紀元137年、ハドリアヌス帝治世下のローマの一般庶民の生活について語られた作品です。 この本では古代ローマ人の職業や暮らしが生活感たっぷりで語られます。まるで彼らの生活を覗いているかのような気分になれる作品です。 繁栄を謳歌していた古代ローマの喧騒が聞こえてくるかのよ...
この本は紀元137年、ハドリアヌス帝治世下のローマの一般庶民の生活について語られた作品です。 この本では古代ローマ人の職業や暮らしが生活感たっぷりで語られます。まるで彼らの生活を覗いているかのような気分になれる作品です。 繁栄を謳歌していた古代ローマの喧騒が聞こえてくるかのようです。活気が溢れ雑多な人々が行き交うローマ。あの高名なフォア・ロマーノも人でごった返すカオスだったのだろうかと想像するとゾクっとするものがありました。 ものすごく面白い本でした。知的好奇心がこれでもかと刺激される逸品です。
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一日を1時間ごとに24の章に区切り、ハドリアヌス帝時代の市民たちの様々な生活を見ていく。文献からの引用は適宜あるけれど、小説のような体裁をとっていて軽く読める感じの本になっている。だから想像で補われている部分が多くあまり真剣に「こうだったのだ」ととらえるような読み方をする本ではな...
一日を1時間ごとに24の章に区切り、ハドリアヌス帝時代の市民たちの様々な生活を見ていく。文献からの引用は適宜あるけれど、小説のような体裁をとっていて軽く読める感じの本になっている。だから想像で補われている部分が多くあまり真剣に「こうだったのだ」ととらえるような読み方をする本ではないが、これはこれで面白い。 朝早くから重労働するパン屋や、強烈な硫黄と尿の臭いにまみれる洗濯屋の話が面白かった。
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はじめに 夜の第6時 夜警が苦情を処理する 夜の第7時 御者が渋滞にはまる 夜の第8時 パン屋が仕事を開始する 夜の第9時 奴隷少女が朝食の準備をする 夜の第10時 母親が病気の赤ん坊を看病する 夜の第11時 帝国の飛脚がブリタンニアへ出発する 夜の第12時 男子生徒が朝の授業...
はじめに 夜の第6時 夜警が苦情を処理する 夜の第7時 御者が渋滞にはまる 夜の第8時 パン屋が仕事を開始する 夜の第9時 奴隷少女が朝食の準備をする 夜の第10時 母親が病気の赤ん坊を看病する 夜の第11時 帝国の飛脚がブリタンニアへ出発する 夜の第12時 男子生徒が朝の授業に出席する 第1時 元老院議員が保護者に会いにいく 第2時 ウェスタの巫女が水をくみにいく 第3時 法学者が訴訟に取り組む 第4時 10代の娘が恋人と別れる 第5時 石工が皇帝の墓作りに取り組む 第6時 昼食時の居酒屋店主 第7時 水時計職人が計画を開始する 第8時 浴場の案内係が客の到着を記録する 第9時 一家の女主人が晩餐の準備をする 第10時 洗濯屋が遅番で働く 第11時 料理人が必死になる 第12時 女性祭司が犠牲式の準備をする 夜の第1時 香辛料商人が晩餐に出かける 夜の第2時 売春婦が客を見つける 夜の第3時 占星術師がホロスコープを作る 夜の第4時 剣闘士の腕の見せどころ 夜の第5時 食客が夕食の宴から帰る
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