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味比べ の商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2023/08/10

食べ物をテーマにした時代小説のアンソロジー。西條奈加さんの『カスドース』、青山文平さんの『真桑瓜』など心にしみるねえ。江戸(大坂もあるかど)の世の食いもんの旨そうなことよ。そして時代物がいいなと思い始める自分の老いもなにやら心地よいものよ。

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2023/06/08

2023.06.08 私は宮部みゆきさんの大ファンです。でも、このアンソロジーでは浮いてると思う。作品の良し悪しではなく、「食」より「謎」に寄りすぎている、他の作品に比べて。

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2023/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アンソロジーは(とっても失礼な言い方をしてしまうと)当たりはずれがあるのが難点。今回は当たりでした。 2話既読ですが、初めて読んだ作家さんでは梶よう子さん「大根役者」と青山文平さん「真桑瓜」が面白かった。 「真桑瓜」の、自分はずっと抱えて苦しんでいたのに、相手は何も気にしてなかったと分かった時の衝動がよく分かる。心中を思うと切なかった。 この2話は改めて原作で読んでみます。

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2022/09/12

友達から借りた本 時代小説自体に ほとんど馴染みのない私には ちょうどいい感じの本。 特に宮部みゆきさんの 『食客ひだる神』は面白かった。 『食』に関する時代小説というと どんな内容か想像つかなかったが、 種々様々でなかなか楽しい一冊だった。

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2022/07/16

2022(令和4)年発行、KADOKAWAの角川文庫。5編。宮部みゆき『食客ひだる神』既読。中編ぐらいの長さ。テンポよく進む上に食べ物が次々と出てくる。神といいながら(確かではないものの)念仏で成仏してしまうとは。説明みると妖怪の類なんですね。梶よう子『大根役者』登場人物が誰も温...

2022(令和4)年発行、KADOKAWAの角川文庫。5編。宮部みゆき『食客ひだる神』既読。中編ぐらいの長さ。テンポよく進む上に食べ物が次々と出てくる。神といいながら(確かではないものの)念仏で成仏してしまうとは。説明みると妖怪の類なんですね。梶よう子『大根役者』登場人物が誰も温かい。少し茫洋とした感じの語り手が面白い。門井慶喜『ぜんざい屋事件』新選組ものはあまり好きでない。でも、変わった人物(架空らしい)を主人公にしてて面白いかも。でもこれ以上読むとどう感じるか。 掲載作:『カスドース』西條奈加、『食客ひだる神』宮部みゆき、『大根役者』梶よう子、『真桑瓜』青山文平、『ぜんざい屋事件』門井慶喜、他:「解説」大矢博子(書評家) 底本:『カスドース』(講談社文庫『まるまるの毬』)、『食客ひだる神』(角川文庫『三鬼 三島屋変調百物語四之続』)、『大根役者』(集英社文庫『桃のひこばえ 御薬園同心 水上草介』)、『真桑瓜』(新潮文庫『半席』)、『ぜんざい屋事件』(光文社文庫『新選組の料理人』)、5編とも出版社が違うのは偶然? とは思いますが

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2022/07/15

題材的にも好きなものなのに…あまり楽しめなかった。 宮部さんも今まで読んだ作品は、 どれもワクワクしたのに、 こちらのはダラダラ読ずらかった。 他の作家さんもいまいちワクワクせず、 あっさり読んだ。

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2022/07/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】「カスドース」西條奈加/「食客ひだる神」宮部みゆき/「大根役者」梶よう子/「真桑瓜」青山文平/「ぜんざい屋事件」門井慶喜 「カスドース」菓子店南星屋シリーズ。店主治兵衛がある藩の門外不出の味を盗んだ疑いをかけられる。子どものころ食べたものの味を再現できる店主の能力に脱帽ながら、それを明かせない事情が切ない。事態の乗り切り方が料理人らしくていい。 「食客ひだる神」三島屋変調百物語シリーズ。ひだる神に取り憑かれてしまった料理人の半生。あやかし絡みながら、語り手の人柄でなんとも気持ちがいい。 「大根役者」御薬園同心水上草介シリーズ。太りすぎた大部屋役者のダイエット。結局は鍛錬と心持ち。 「真桑瓜」「半席」シリーズ。長寿者の集いで起きた刃傷沙汰の理由。息子を喪った親の情は切ない。そして世に出回る情報のいい加減さよ。 「ぜんざい屋事件」新選組の料理人が主人公。蛤御門の変での大火で焼き出されて以来生き別れとなった妻子を捜しているが。間諜となるはずが…… ドタバタがおかしいやら情けないやら。妻子を見つけたけれど…もつらい。

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2022/07/03

食べ物をテーマにした時代小説のアンソロジー。好みです(笑) 作品は5点。 西條奈加  カスドース 宮部みゆき 食客ひだる神 梶よう子  大根役者 青山文平  真桑瓜 門井慶喜  ぜんざい屋事件 「食客ひだる神」 大家宮部みゆき氏は、唯一100頁を超える作品で読み応えがあり...

食べ物をテーマにした時代小説のアンソロジー。好みです(笑) 作品は5点。 西條奈加  カスドース 宮部みゆき 食客ひだる神 梶よう子  大根役者 青山文平  真桑瓜 門井慶喜  ぜんざい屋事件 「食客ひだる神」 大家宮部みゆき氏は、唯一100頁を超える作品で読み応えがありました。元々、彼女の作品が収録されているが為に手に取った一冊ですが、期待を裏切らない安定の面白さ。 「カスドース」 少しだけハラハラしたけど、最後にはホッコリする作品。以前にも同じ著者の「心淋し川」を読んだのを思い出したので、今度は他の作品も読んでみようかな。 その他の作品も、普段なら自ら手にすることがなく出会うこともなかったでしょうが、新鮮ですんなりと読み切りました。アンソロジーの良い点ですね。

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2022/06/11

時代劇、食べ物ばなしのしばりでのアンソロジー。 再読のものもあったけど、どの話も、風味は違えど味わい深く。

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2022/06/03

このてのアンソロジーは、最初の話が面白くて、だんだん微妙になってきて…というパターンが多いけど、こちらはどれもかなり秀逸。宮部さんの三島屋のお話も読んだことがあるのに改めて読んで、とても面白かった。

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