1,800円以上の注文で送料無料

佐藤優の地政学入門 の商品レビュー

3.5

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/14

一つの項目を見開き2ページにまとまっていて、絵も分かりやすいので、興味のあるところだけ拾い読みするのもできるし、概要をつかめるのは良かったです

Posted byブクログ

2024/07/12

面白いです。特に、モンゴルやタイなど、他の地政学入門書で取り上げられていない重要国について勉強になりました。全体を通じて主張がフラットで、佐藤優さんっぽくない書き方になっているので、そこを期待したい場合には⭐︎4つかと思います。

Posted byブクログ

2024/04/06

学生のときに地理と世界史を敬遠していた私が知識を得るには、ちょうどよい入門書でした。地図帳とセットで読み進めると頭に入ってきます。

Posted byブクログ

2023/10/09

佐藤優の書いた本だと思っていたのだけど、監修してるだけなんだ。 内容は入門書で、広く浅く。 良著だけど、こないだロシアの本を読んだばかりなので、ちょっと物足りない。

Posted byブクログ

2023/08/08

地政学の基礎を把握するのにためになった。非常に分かりやすくまとまっている。 気になる点としては、 中東におけるアメリカの新たなパートナーとして、サウジの代わりにイランが浮上していて鞍替えの可能性が考えられるというもの。 サウジにおける残産油量はどんなものなのだろうか。アメリカはサ...

地政学の基礎を把握するのにためになった。非常に分かりやすくまとまっている。 気になる点としては、 中東におけるアメリカの新たなパートナーとして、サウジの代わりにイランが浮上していて鞍替えの可能性が考えられるというもの。 サウジにおける残産油量はどんなものなのだろうか。アメリカはサウジにダラーオイルの楔を打ち込んでいるだろうが、イランにはどうだろうか? また最近ではイラン各地で反政府デモが女性を中心に起こっているが、これはアメリカとしては好都合だろう。さすがにこれで盤石なイランの独裁体制が揺らぐとは考えられないが、注視する必要がある。国家のかじ取りは大変だ。 またアフターコロナの覇権を取るものとして中国VSアメリカについて簡略に分析していて、「軍事力も中国はアメリカの足元にも及ばない」とあるが、これは本当だろうか。軍事予算への投資規模、軍艦やミサイルの数といった面では比較が出来るが、周辺他国との関係性全体で見積もる必要もあるし、『2034 米中戦争』で描かれているような、サイバー攻撃力も厳密に評価、見積もらなければならない。 日本の立場としては常にアメリカが中国よりも先んじている方が何かと都合が良いが、中々安心はできない。

Posted byブクログ

2023/02/04

地政学的観点での各国の課題、歴史的経緯をダイジェスト的に学べる良著。深掘りしすぎぬ構成で、入門編として分かりやすいイラスト付きの解説書。 地政学という言葉は、スウェーデンの政治学者アドルフ・チェーレンが第一次世界大戦中1916年に発表した『生活形態としての国家』という論文の中で...

地政学的観点での各国の課題、歴史的経緯をダイジェスト的に学べる良著。深掘りしすぎぬ構成で、入門編として分かりやすいイラスト付きの解説書。 地政学という言葉は、スウェーデンの政治学者アドルフ・チェーレンが第一次世界大戦中1916年に発表した『生活形態としての国家』という論文の中で登場。国家は隣接国と生命間を競い合う〝有機体”であるとする、国家有機体説を発展させた。さらにドイツの地理学者カールハウスホーファーが国家がその国力に応じた資源を得るための領土〝生存権”を提起。国体保持における安全保障のために参戦せざるを得なかったと主張する日本の論理にも通底する基本的な考え方なのだろう。 それから、アメリカの地政学者ニコラス・スパイクマンによるリムランド理論について。ランドパワーとシーパワーが衝突を繰り返すリムランド。リムランドを制するものがユーラシアを制する、ユーラシアを制するものが世界を制する、というもの。他には、原油輸入の約9割を中東地域に依存する日本。その8割はペルシャ湾とオマーン湾をつなぐホルムズ海峡を通過しているが、ホルムズ海峡はシーレーンにおけるチョークポイントである。こうした理論、用語の解説。勉強になる。

Posted byブクログ

2022/12/09

ザックリ解説でしたが、ワールドアイランドとハートランドやランドパワーとシーパワー、そしてリムランドとマージナルシーなど、比較対象しながら説明があり、さらに地球儀を片手にこの本を読むととてもわかりやすかったです。 地球温暖化によってロシア船の北極海ルートができるようになる話しやタイ...

ザックリ解説でしたが、ワールドアイランドとハートランドやランドパワーとシーパワー、そしてリムランドとマージナルシーなど、比較対象しながら説明があり、さらに地球儀を片手にこの本を読むととてもわかりやすかったです。 地球温暖化によってロシア船の北極海ルートができるようになる話しやタイ運河の建設によって貿易ルートがどう変わるとか、今後の世界そして日本の未来を考えるのに必要な教養だと思いました。入門とはいえ人名や地名、条約名、協定名などの用語を覚えるのにも参考になりました。

Posted byブクログ

2022/10/03

地政学の本当の基礎の基礎。高校の世界史の授業で学んだ内容はほとんど地政学だったと言っても良いと思う。歴史と現在を地続きで捉え直すきっかけには良い。地政学を身につけて世界を捉えるにはもう一歩高度な段階の内容の書籍に手を出す必要があるかと。

Posted byブクログ

2022/09/08

イラスト付きで読みやすい。 世界情勢の各国の思惑など、知らなかったことやなんとなくで知っていたことを、学び治すことができ、大変勉強になった。確かに地政学の入門としては最適。

Posted byブクログ

2022/09/07

初めて地政学の本を一気読みした。 佐藤優さんは監修にて同氏っぽさは薄かったが、内容はわかりやすかった。 最近の世界情勢が、地政学の切り口から解説されている。海洋国家なのか、陸地の国家か。隣国との関係、地形など。 以前もランドパワー理論、シーパワー理論の言葉は聞いたことがあったが、...

初めて地政学の本を一気読みした。 佐藤優さんは監修にて同氏っぽさは薄かったが、内容はわかりやすかった。 最近の世界情勢が、地政学の切り口から解説されている。海洋国家なのか、陸地の国家か。隣国との関係、地形など。 以前もランドパワー理論、シーパワー理論の言葉は聞いたことがあったが、ランドパワー→ハートランドを制するものが世界島を制す、というのはイギリスの学者の立場から。シーパワー理論はリムランドを制するものが世界を制す、というのはアメリカの学者の理論。誰が提唱したかというのは大事と思った。またそもそもはヒトラーにも地政学的な考え方として、生存権獲得、経済圏の拡大を目論むところがあったんだと理解した。 温暖化の影響で、今まで冬に航行できなかった北極海ルートが年間で使えるようになったのは驚いた。これにより北極海が、内海となり、北極海を挟んでロシアとアメリカが対峙することになる。地球をより立体的に捉える頭が必要かもしれない

Posted byブクログ