時計屋探偵の冒険 の商品レビュー
アリバイ崩しを副業とする時乃に、事件の容疑者のアリバイ崩しを依頼する僕。 5編とも読みやすく(第4話の二律背反アリバイが面白かった)、なおかつ僕の時乃への恋心が垣間見えるのがかわいい。
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時計にまつわる依頼は何でも承る、ということでアリバイ崩しの相談も受けてくれる時計屋の美谷時乃に新米刑事の「僕」がアリバイのある事件を相談していく短編集第二弾。タイトルには冒険とあるけど店からは一歩も出ずに即解決なのは前作同様。最後に時乃に恋心を抱く「僕」が頑張って時乃を食事に連れ...
時計にまつわる依頼は何でも承る、ということでアリバイ崩しの相談も受けてくれる時計屋の美谷時乃に新米刑事の「僕」がアリバイのある事件を相談していく短編集第二弾。タイトルには冒険とあるけど店からは一歩も出ずに即解決なのは前作同様。最後に時乃に恋心を抱く「僕」が頑張って時乃を食事に連れ出しているか。始めの容疑者はいるがその時間には遠く離れたダムに被害者が乗った車が沈んでいる「沈める車」とパーティ参加者500人が被害者、容疑者の行動の証人になっている「多すぎる証人」はストレートだけど、三人の容疑者のアリバイを崩した先に更に捻りが来る「一族」と一人の容疑者に2つの事件が絡む「二律背反」が凝っていて面白かった。食事先で語られた時乃最初の事件「夏休み」も高校生らしい事件で良かった。これ以外は血生臭いからなー。
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主人公若手刑事の僕と時計屋の若い女性店員の時乃が事件を解決する短編集。 人気シリーズの第二弾。 時乃は祖父の影響でアリバイ崩しが大好物で大得意。簡潔な短編集でミステリーの中でも血生臭くなく比較的読みやすいストーリー。 1話1話が続いており、時乃に恋する僕との関係も描かれている。続...
主人公若手刑事の僕と時計屋の若い女性店員の時乃が事件を解決する短編集。 人気シリーズの第二弾。 時乃は祖父の影響でアリバイ崩しが大好物で大得意。簡潔な短編集でミステリーの中でも血生臭くなく比較的読みやすいストーリー。 1話1話が続いており、時乃に恋する僕との関係も描かれている。続編もあるようなので次巻も是非手に取りたい。
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瞬殺探偵、時計屋の娘は時間について何時も考える アリバイ崩しのプロなのだ(ちょっとわかんない) ドラマ原作にもなったけど、推理時間はもう少しだ け掛けたのは「主役の出番が短すぎる」からドラマ オリジナルの演出です(´・ω・`)
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前作同様、アリバイ崩しに特化した、潔い短編集。ちょっと、変化球あり。1番のお気に入りは「時計屋探偵と二律背反のアリバイ」 トリックを知ってしまうと、シンプルなトリックにも思えるのだが、自ら答えにたどり着くことは出来ない。なかなか、奥の深いトリックだと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本格探偵推理小説ですね。シリーズ二作目。 安楽椅子探偵のアリバイ崩しに特化した五話の短編集です。 主人公の僕は県警の捜査一課の刑事、殺人事件のアリバイ崩し(だけ)が得意ということになっている。 実は、本当のアリバイ崩し名探偵は《鯉川商店街》の美谷時計店の看板娘で店主の美谷時乃。 なぜ、時計屋がアリバイ崩しを請け合うのか? 時乃曰く ーアリバイがあると主張する人は、何時何分、自分はどこそこにいたと言います。つまり、時計がその主張の根拠となっているのです。 ーならば、時計屋こそが、アリバイの問題をもっともよく扱える人間ではないでしょうか。 一回五千円でのお仕事として引き受けるようですが、時乃の無類の謎解き好きが、どうやら最大の一因のようです。 そもそも、おじいちゃんが始めた事のようで、幼い頃から好奇心が強い時乃に、おじいちゃんが教え込んだサラブレッド探偵ですね。 作品が短編なので、人間模様があまり深く描かれていないのが、残念です。 大山誠一郎さんは、密室の謎解きも作品にされています。 本格探偵推理小説の作家さんですが、少し古いタイプのトリック・パズルの謎解きの作品がお得意のようです。 作品は、殺人事件ですが、殺伐感が薄く、ユーモアをベースにされているのです、温かみのあるラストに成っているのが良いですね。
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'23年3月号26日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ二作目。 前作と同様、楽しんで聴きました。 個人的には、ちょっと中途半端かな…とも感じました。まあ、短編だし、楽に聴けて、楽しいんだけど…紙の本なら、あえて選ばないかな(´ . ...
'23年3月号26日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ二作目。 前作と同様、楽しんで聴きました。 個人的には、ちょっと中途半端かな…とも感じました。まあ、短編だし、楽に聴けて、楽しいんだけど…紙の本なら、あえて選ばないかな(´ . .̫ . `) audibleにはここまでしかありませんが…まだ続くのかな?なんだか変な感想ですが…audibleで聴いていると、「シリーズ作品」であることが、本作品の一番の魅力のような気がしてきます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
連作短編小説アリバイ崩し承りますの第2作。第一作は未読。 あらすじ 那野県捜査一課の「僕」は、「鯉川商店街」にある「美谷時計店」のオーナー、美谷時乃にアリバイ崩しを依頼している。成功報酬で5000円。そのおかげで、捜査一課配属1年目にして、アリバイ崩しだけは得意と思われている。 第1話「沈める者のアリバイ」。資産家が甥に車ごとダムに沈められたかもしれない。 第2話「多すぎる証人のアリバイ」。衆議院議員戸村の秘書、名越が殺害され、灯油をかけられて燃やされる。その後安本という30代の男性も殺害される。安村は戸村のパーティーに出席していた。 第3話「一族のアリバイ」。株で生計を立てていた男性が殺害される。親族は姪甥の3人。一人は有名な女優、一人はシェフしかし1年前に退職、もう1人がサッカーのコーチ。シェフは調べの途中、刃物恐怖症だったことがわかる。被害者は視察だった。 第4話「二律背反のアリバイ」。殺害された女性は花屋を退職したばかり。夫とは彼の浮気が原因で別居中。さらに夫は東京の方で、浮気相手殺害の容疑にもかけられており、二つともアリバイがぶつかってしまう。しかし調べを進める中で、妻はおそらく花アレルギーにかかっていたことがわかる。 第5話「夏休みのアリバイ」。ようやく時乃をディナーに招待することができた僕。会話の中で、時乃が初めてアリバイを崩した話を聞く。高校2年生の部活動中であった。 《感想》どれもこれもサクッと時乃が解決してくれる。全然気張らないで読める。
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ひたすらアリバイをスパンスパン崩していくスピード感が好き!2作目が出てくれて嬉しい。 いわゆる安楽椅子ものの短編集で、「事件の概要→すぐに解決編」という無駄のなさが癖になる。 ひとつひとつのトリックがしっかりしているので、普通に全部長編にもできそうな気がしてしまう。 …けど、...
ひたすらアリバイをスパンスパン崩していくスピード感が好き!2作目が出てくれて嬉しい。 いわゆる安楽椅子ものの短編集で、「事件の概要→すぐに解決編」という無駄のなさが癖になる。 ひとつひとつのトリックがしっかりしているので、普通に全部長編にもできそうな気がしてしまう。 …けど、1作目の方が感心するトリックは多かった気がするので星4
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ドラマを見ていたので、続編のこちらから読んでみました。時乃ちゃんはもちろん浜辺美波ちゃんで想像して。アリバイについて一緒に考えていくことでかなり頭の体操をした気分。
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