BOOGIE WOOGIE WALTZ の商品レビュー
大友克洋全集のうち、1974~76年の初期作品を掲載した巻。 明快なストーリー運びがあるわけではなく、どちらかというと観念的と言うか、抽象的な作品が多い。 巻末の本人解説でも、当時のATGの映画や、日本のモノクロ映画、アングラ系の演劇とそのポスター等に刺激を受けたと述べていて...
大友克洋全集のうち、1974~76年の初期作品を掲載した巻。 明快なストーリー運びがあるわけではなく、どちらかというと観念的と言うか、抽象的な作品が多い。 巻末の本人解説でも、当時のATGの映画や、日本のモノクロ映画、アングラ系の演劇とそのポスター等に刺激を受けたと述べていて、やっぱりな~と思った次第。 個人的には今読むにはちょっとツラい内容だと感じたが、一方、これも大友の通過点として貴重な作品群であるとも感じた。
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元の単行本にはなかった作品も収録されていて、初見のものも多かった。 「スカッとスッキリ」の子供たちの暑苦しさは何度見ても最高。
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OTOMO THE COMPLETE WORKSの中でも2という数字がナンバリングされている通り、氏のごく初期の短編集。 AKIRAと童夢、メモリーズにスチームボーイくらいしか大友氏の作品に触れていなかったため、まずその絵柄に驚いた。 内容も、氏の代表作群とはずいぶん距離のある作...
OTOMO THE COMPLETE WORKSの中でも2という数字がナンバリングされている通り、氏のごく初期の短編集。 AKIRAと童夢、メモリーズにスチームボーイくらいしか大友氏の作品に触れていなかったため、まずその絵柄に驚いた。 内容も、氏の代表作群とはずいぶん距離のある作風で、どちらかというと藤子不二雄Aのブラックユーモア群に近い。 江戸川乱歩の「鏡地獄」は、ルーツをうかがい知ることができるような佳作。
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1974年から76年にかけて主に「週刊漫画アクション」に掲載された短編を収録。 「BOOGIE WOOGIE WALTZ」というタイトルから82年に綺譚社から出た同名短編集をそのまま収録するのかと思っていたら、どうやらこの全集は発表順に時系列に収録していくみたいで綺譚社版とは微妙...
1974年から76年にかけて主に「週刊漫画アクション」に掲載された短編を収録。 「BOOGIE WOOGIE WALTZ」というタイトルから82年に綺譚社から出た同名短編集をそのまま収録するのかと思っていたら、どうやらこの全集は発表順に時系列に収録していくみたいで綺譚社版とは微妙に収録作が違ってる。 綺譚社の2冊「BOOGIE WOOGIE WALTZ」と「GOOD WEATHER」は持ってないので、「ハイウェイスター」に収録された「スカッとスッキリ」以外はすべて始めて読む作品ばかりでちょっと感激。「目覚めよと呼ぶ声あり」はちょっと吉村昭っぽい。
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