ちいさな世界 せなけいこ詩画集 の商品レビュー
ちぎり絵を組み合わせてカラフルで優しい色合いの詩画集。月も太陽も雲もクレパスも笑顔。季節、自然、家族を五感を通して表現。 七五調の詩に節をつけて音読すると楽しくなる。『春』『雨が降っちゃった』『あざみ』が特に好き。 穂村弘さんが「声に出して読んでみると、よくわかりますが、七音と...
ちぎり絵を組み合わせてカラフルで優しい色合いの詩画集。月も太陽も雲もクレパスも笑顔。季節、自然、家族を五感を通して表現。 七五調の詩に節をつけて音読すると楽しくなる。『春』『雨が降っちゃった』『あざみ』が特に好き。 穂村弘さんが「声に出して読んでみると、よくわかりますが、七音と五音の繰り返しが独特の心地よさを作り出しています。」「五感の連動とリズムの力によって、『ちいさな世界』が読者の心の中で無限大に広がってゆくみたいです。」と解説。巻末の著者の写真はベレー帽がおしゃれで素敵な笑顔。
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フルカラーの挿し絵と詩がマッチしていて楽しい一冊。色や擬音の表現による瑞々しさ、七音と五音の繰り返しによるリズムの良さ、小さな子も楽しく読めそう。 詩のテーマも分かりやすくて共感できた。特に気に入ったのは雨が降ってがっかりしている心情を「どうして雨など降るんだろ 僕困っちゃったなあ」と綴った作品
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化学療法中でも本を読みたい。 でもボーッとしちゃって頭に入ってこない。 せなけいこさんの詩画集は懐かしの絵本の絵に合わせて詩も載っています。 初出の原画もありました。どれだか当ててみて下さい。 解説は穂村弘
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リズムも絵も表現もだいすきな作品! 五感を使って春を感じている作品もあって、子どもたちにも読んでほしい 土星がはちまきして、お月様のきょうだいだからもちつきのお手伝いをしている ちろちろ燃える野焼きの炎の匂いや、藤色のクレパスに春を感じている 三月の風は、ネーブルオレンジの色で、沈丁花のにおい 富士山はお砂糖、葉っぱはクラッカー、道はチョコレートみたい おさげが2羽のうさぎのしっぽみたい 木苺がオレンジのビーズみたい クレパスで描いた牧場に 午後のお日様さしている 舟歌(バルカローレ)を唄っている 穂村弘が解説
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