北の寂旅 北海道自転車の旅16+5 の商品レビュー

長谷川哲(著者)

2022/05/28

　学生の頃に始めたサイクリングは現在も続き、自転車を楽しむ人生だ。

　18歳の夏に始めた自転車のキャンプ旅で、北海道は夏季・冬季合わせて3か月くらいの期間滞在したと思うが、58歳になる現在もその経験が忘れられない。60歳で定年退職を迎え、その足で北海道にキャンプ旅に出掛けたいと考えている。

　本屋さんで本書を手に取り、北海道旅の下見のつもりで読み始めた。憶えのある地名、懐かしい峠の寂れた様子が良く分かった・・・というか、18歳のころ一度通ったことがあるだけの『音威子府』や、駅舎で一泊しただけの『天塩川温泉』、冷たいコッヘル飯を食べていたら暖かいお茶を出してくれた『幾寅駅』・・・。地名を読んだだけでこんなに感情が昂るって、青春ってすごいな。

　定年カウントダウンカレンダーは、あと769日なのだ！