平安姫君の随筆がかり(二) の商品レビュー
シリーズ2作目 清少納言✕紫式部✕和泉式部 すっごく良かった! 1作目より好き! 和泉式部が登場ということで、恋にまつわるお話にキュンキュンです 季節は夏。 今読むのにぴったりで、より物語に入り込めました。 削り氷が登場するのだけど、この時代の夏に氷って、なんて贅沢なんでしょう...
シリーズ2作目 清少納言✕紫式部✕和泉式部 すっごく良かった! 1作目より好き! 和泉式部が登場ということで、恋にまつわるお話にキュンキュンです 季節は夏。 今読むのにぴったりで、より物語に入り込めました。 削り氷が登場するのだけど、この時代の夏に氷って、なんて贅沢なんでしょう。 ふんわりと削られた氷に、あまづらをとろりとかける。あまづらは、甘茶蔓や甘蔓の液を煮詰めて作るらしい。 そして七夕。 「ひさかたの 天の河原の 渡し舟 君渡りなば かぢかくしてよ」 (詠み人知らず) ーー天の河原の渡し守よ、彦星様が渡ってきたならば、帰らないように舟の艪を隠してくださいませーー 素敵です。 目を閉じると、時空を超えて平安時代へ……
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面白かった!!1巻よりさらに面白い。副題に恋多き女房とあるので、これは和泉式部がでてくるのか?と思ったら、最初ちょっと違ってあれ?と思ったが、やっぱり出てきてめちゃ嬉しかった。なんとなく、私の和泉式部イメージは、妖艶さと清純さの中間をクラクラとあるくような、かなりやばい恋愛モンス...
面白かった!!1巻よりさらに面白い。副題に恋多き女房とあるので、これは和泉式部がでてくるのか?と思ったら、最初ちょっと違ってあれ?と思ったが、やっぱり出てきてめちゃ嬉しかった。なんとなく、私の和泉式部イメージは、妖艶さと清純さの中間をクラクラとあるくような、かなりやばい恋愛モンスターで見た目はかなりシュッとした感じ。朧月夜の君とか、そっちなキャラだったが、本作の和泉式部、つややかな黒髪、美肌、手も顔も小さく華奢、黒目がちでぬれぬれとした垂れ目、小首をこてんと傾げる姿が激烈にあざとい!全体的に、超絶あざとい系。秋葉でモテるタイプ(私見)。エモーショナルで、書と恋歌の芸術系の天才、ギャップ萌え属性もプラスされる。これはこれで良い(笑)。当代の有名女性3人、清少納言、紫式部、和泉式部を出して、うまくユニゾンさせているところが良いですねぇ。これも、ほどよい間抜けなヴィラン(道長)が居ることによって、場がしまっているといえよう。 今回も、いくつかの謎やトラブルを、清少納言とその助手(紫と和泉)が解決する。女童のみること弁の君もたいへんよろしい。 そして、1巻もそうだったが、清少納言に若干の百合味があるのも良い味になっている。実は、作者は定子推しなのでは、と思わされる。犬島に流された翁丸には泣けた、その巻き添えの話。七夕、藤原公任と氷泥棒、恋文騒動、道長の屏風。ちょっとした小ネタもほんとに面白くしっかり描いていて、おすすめできる小説。 かき氷が食べたくなった。
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和泉式部も加わって、平安の後宮はますます賑やかです。 やんごとないお方なので畏れ多いことではありますが、定子様の登場、もっと増やしてもらいたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
恋多き女性、和泉式部の登場です♪ 夏から秋にかけての物語になりますね。 夏に食べる氷削にあまずらをかけたものや、日々の行事。 そこへ関わる人の想い。 笑ってしまうのだけれども、平安の人々も現代の私たちも変わらないのだと思うのは、作品に感動し共感する気持ちがあるからなんですよね。 続き楽しみです♪
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