世界が青くなったら の商品レビュー
朝、目覚めたら世界から『彼』が消えていた。 Lineの友達欄にもアドレス帳にも名前はなく、写真立てに入れていた写真からも彼の姿が消え写っているのは自分の姿だけ。 一体『彼』はどこへ消えたのか。 冒頭から心鷲掴み。 ファンタジーを絡めた物語だがリアル世界で生きる人々のいくつも...
朝、目覚めたら世界から『彼』が消えていた。 Lineの友達欄にもアドレス帳にも名前はなく、写真立てに入れていた写真からも彼の姿が消え写っているのは自分の姿だけ。 一体『彼』はどこへ消えたのか。 冒頭から心鷲掴み。 ファンタジーを絡めた物語だがリアル世界で生きる人々のいくつもの「if」が描かれる。 人生の岐路で自分が選んだ道、選ばなかった道。 満足している人もいれば後悔している人も。 彼女が辿り着いた『自己満足を売る店』で明らかになる真相はとても切ないけれど、『奇跡が起こる店』にチェンジした瞬間、温かい想いが込み上げる。
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つき合っていた彼がある日忽然と消えてしまった。 残っているのは自分の記憶の中だけ。 現実世界と並行世界・・・ 私にはちょっとついていけない世界・・・
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プロローグの一文目の表現に違和感を覚えていたが ラストでその違和感の正体が腹落ちした。 鮮やかな表現だと思う。 人生は選択の連続という言葉を発した途中の女性は逞しいと思った。
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正しいことを選ぶのではなく、選んだものを正しくしていく 色々な選択肢にあふれる人生を楽しんでいくための秘訣だろう 失敗した選択も楽しんでいける余裕が欲しい
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パラレル世界での人生の分岐点に出会える物語。なんとなく『かがみの孤白』に雰囲気が似ていて、読後感が良かった。
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自分の選択によって生まれる、パラレルワールドを舞台にしたお話。 日々の生活の中で正しい選択ができてるのかなあと悩む私には少し気重に感じたが、 「正しいものを選ぼうとするな、選んだものを正しくしていけ」という言葉が響いた。 佳奈と亮のラブストーリーは読んでいて苦しいほど切なく、やるせない気持ちが拭えなかったが、物語のラストは綺麗だった。今度こそ幸せになってほしい。。
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『パラレルワールドの番人:禁断の恋の物語』 ある日突然、恋人がこの世から消えた。二人の想い出の写真に写っているのも自分だけ… パラレルワールドの交差点を舞台に繰り広げられる人間模様を描いた連作短編風恋愛ファンタジー。ちょっと既視感のある設定だったかな…
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すごく好き。 たぶん、そうなんだろうなと思いながら読んでいた。 それでもあたたかい気持ちに包まれた。 愛しさはあたりまえじゃないから、大切にしないと。 愛しい人を、愛しい存在を、素直に心から愛そうと思った。
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子供か大人かなんて関係ないだろ。 別れは年齢を問わないんだから。 あら、名前は相手を知るのに必要よ。 名前って、この世界に生まれて最初に貼られるレッテルでしょ? その人が自分の名前とどういう向き合い方をしてるかを知ることができたら、それだけで相手への理解を深められる。 めちゃ...
子供か大人かなんて関係ないだろ。 別れは年齢を問わないんだから。 あら、名前は相手を知るのに必要よ。 名前って、この世界に生まれて最初に貼られるレッテルでしょ? その人が自分の名前とどういう向き合い方をしてるかを知ることができたら、それだけで相手への理解を深められる。 めちゃくちゃになっても、惨めになっても、どうしても相手を忘れられない。 このままじゃ幸せになれないと分かっていても、相手に執着してしまう。 恋愛って、そういうものでしょ。 お金を稼ぐ力はあるし、自分一人で生きていけるってことも分かってる。 でも、だからこそ、この人とずっと一緒にいたいと思える相手がいたら離しちゃいけないのよ。 これからの人生で、もう二度とそんな相手に巡り合えないかもしれないんだから。 後悔したって時間は遡らへんし、別の選択もできませんしね。 うちのじいさんもよう言ってました。 「正しいことを選ぼうとするな、選んだものを正しくしていけ」って。 ま、最後に目的地に辿り着けたらいいんですよ、こういうのは。 寄り道もまた人生です。
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現実ではない世界で大事な人に会うという内容から、川口俊和『コーヒーが冷めないうちに』を思いだした。こちらは会ったことは忘れてしまうけれど、ほんのりと現実世界で影響が残る点で、直に「感動」を狙いに来ていないような印象を受けた。不可思議現象の制約上、そういう結末しかないのだろうと納得するしかないけれど、佳奈の最初の思いはどこに行ってしまったのか、若干もやもやする。いろいろなことが移り変わっていく、人生ってそういうものなのかもしれない。
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