新情報通信概論 第3版 の商品レビュー
2年ほど前に本屋で積まれてたのを発見して購入。タイトルこそ「情報通信」だが、コンピュータサイエンスというよりは、"より工学部チックな"、"より電気・電波な"内容と感じた。中には土木・建設という項目もあり、ソフトウェアエンジニアな私から見ると...
2年ほど前に本屋で積まれてたのを発見して購入。タイトルこそ「情報通信」だが、コンピュータサイエンスというよりは、"より工学部チックな"、"より電気・電波な"内容と感じた。中には土木・建設という項目もあり、ソフトウェアエンジニアな私から見るとかなり遠い分野を含む。 見つけた当初は「ハードウェアに疎い私にとって、物理層をこんなにしっかり学べる教科書が出たとは!!」と私は感激した。作者・発行元が「電気通信協会」「情報通信技術研究会」とあり、私は詳しくないが、おそらく歴史のある電気系の団体と見た。 ただ、読み込んでみると、途中であれっ?と内容が薄いセクションがあったりした。多数の編集者で作る本あるあるで、「セミナーか何かの資料を横展開したのかな?」と思った。この辺りは改善・改訂してほしいところ。 また、「概論」とは言え、この本を読んでのゴールは無い・見えないので、どうしても行く先が見えない。「専門家が集まるパーティで、色んな人に話を聞いてみました」的な理解でこの本を読むくらいが丁度よいのかもしれないと感じた。
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